メンズパーマに特化したサロンのスタイリストです。月に約200ほどのパーマを担当しますが、スタイリストとしてだけではなく、ディレクターとしての営業や、店舗のマネジメントも任されています。美容師という仕事のやりがいは、お客様にとってのオンリーワンの存在になれること。そこまでの存在になるには大変なこともたくさんあり、下積みの期間も長いのですが、苦労があるからこそ高い技術力が身につきます。自分の技術を頼り、指名していただけるお客様の存在は私にとっての宝物。皆さんも今は憧れのスタイリストになりたいという想いで学校探しをしていると思いますが、初心を忘れず叶うまで努力を続ければ、必ず夢は叶います。
手に職をつけられること、そして関わったお客様にとってかけがえのない存在になれると思ったことが美容師という仕事を選んだ理由です。そして何より好きで興味がある仕事だからこそ、何があっても頑張れると思いました。仙台ビューティーアート専門学校を選んだのは、先生と生徒の関係性がとてもいい学校だと感じたから。専門技術を教わる先生との関係性はとても大事。美容を学べる学校はたくさんありますが、知名度や入りやすさではなく、自分に合った環境を見つけることが夢への第一歩。オープンキャンパスに参加したら、在校生と先生の関係性や雰囲気を必ず確認してみてください。在校生や先生ともたくさん話をしてみましょう。
学生時代は何事にも本気で取り組もうという気持ちを持ち続けました。技術の取得のための練習は大変で、卒業年度になれば就職活動やヘアショーなど、いろいろなことが重なり、時間の余裕もありません。私の場合、夜はアルバイトをしていたので、早朝からヘアショーの打ち合わせや練習をし、授業後に就活の面接練習。それからアルバイトへ行くという毎日でした。でも「美容師になりたい」「ヘアショーも絶対に成功させたい」という明確な目標があったので、つらいというよりも楽しみながらやっていたら「全部できた!」という感じでした。大変なことがあってもマイナスに捉えないことが、学校生活や就職活動のコツなのかもしれません。
OCEAN TOKYO SENDAI 勤務/美容科 ヘアスタイリストコース/2014年卒/秋田県出身。専門学校を卒業後、メンズヘア業界でトップクラスの知名度と技術を誇る「OCEAN TOKYO」に入社。現在は2022年7月にオープンした仙台店に勤務。石川さんのパーマ指名数は月に200人を超えて、全店1位。SNSのフォロワー数も4500人を超える。波巻きパーマなどを得意とし、毎朝5分で決まるスタイリングを提案。今後の目標は、メンズ美容の価値を広げていくこと。「需要は地方にもたくさんあります。東京に行かなくてもカッコよくなれる地方の居場所(サロン)をどんどん増やしていきたいですね」(石川さん)。