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リクナビNEXTの新規登録者のデータ(平成22年〈2010年〉12月~平成27年〈2015年〉11月)によると、土地家屋調査士の平均年収は486.8万円でした。その中には、年収が1000万円を超える人も含まれています。他の資格(司法書士など)との兼業者も含まれているため、土地家屋調査士の資格だけで得た年収とは断言できませんが、やり方次第で高収入を得られる職業といえるでしょう。
平均年収は400万円~500万円
リクナビNEXTの新規登録者のデータによる土地家屋調査士の平均年収は486.8万円。その内容を見ると、年収が1000万円を超える人がいる一方で、約100万円という人もおり、上下の幅が広くなっているのが実情です。多少のばらつきはありますが、一般的な土地家屋調査士の平均年収は、約400万円~500万円と考えられます。
報酬は土地家屋調査士が定める
報酬額は、法務大臣による認可制の時代が長く続きましたが、現在は土地家屋調査士と依頼者との契約により定められることになっており、仕事の難易度などに応じて変動します。例えば表題登記の場合、通常の一戸建て(2階建て)の受注額は10万円前後です。一方、マンションの登記は1部屋につきいくらという形式で受注額を換算するため、規模によっては数百万円になるケースもあります。
高収入を得るために
土地家屋調査士として独立開業した場合、事業を軌道に乗せて高額の収入を得るには相当な努力と時間を要します。また、自営業者は収入から経費が差し引かれるため、手元に残る金額は思ったほど多くないということもあります。そうした事情から、年収額に大きな差ができてしまうようです。高い年収を得るためのひとつの方法は、他の資格と兼業することです。特に有望なのが司法書士で、土地家屋調査士がこの資格を取得すると、すべての登記業務を取り扱うことができるため、年収アップにつなげることができるでしょう。