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宇宙飛行士の必要な試験と資格は?

宇宙飛行士の必要な試験と資格は?

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宇宙飛行士になるためには、JAXAによる宇宙飛行士候補者選抜試験に合格しなければなりません。この選抜試験は4段階に分かれ、長期にわたって候補者を選抜します。平成20年(2008年)の募集では、963名の志願者の中から2名が選ばれました。候補者に選ばれてから、実際に宇宙飛行士として認定されるまでには、厳しい訓練を乗り越えなければなりません。高い知識や身体能力はもちろんのこと、宇宙での長期滞在に適応できるかどうか、各国の宇宙飛行士とともに活動を行うために必要なコミュニケーション能力を備えているか、日本を代表する宇宙飛行士としての教養を備えているかどうかも選考の対象になります。

JAXA宇宙飛行士候補者選抜試験

宇宙飛行士になるためには、まずJAXA宇宙飛行士候補者に選抜されなければなりません。選抜は、書類選抜、第一次選抜、第二次選抜、第三次選抜という4つの段階を経て、各選抜試験の結果および経験などを総合的に評価して決定します。 平成20年(2008年)に行われた、国際宇宙ステーション滞在宇宙飛行士候補者募集での選抜方法を例にあげると、まず応募書類による審査と英語試験(筆記試験・ヒアリング試験)が行われました。応募書類として必要なのは、宇宙飛行士候補者志願書、経歴書、健康診断書、健康状況調査書の4種類で、963人の応募者から230人が書類審査に合格し、第一次選抜に進みました。
第一次選抜では、一次医学検査(病院での医学審査)、一般教養試験(筆記式)、基礎的専門試験(筆記式)、心理的性検査(社会適応力、環境適応力、自己統制力などの検査)が行われ、上位50人が第二次選抜に進みました。
第二次選抜では、二次医学審査(病院での精密検査)、面接試験(ネイティブスピーカーとの英語面接、JAXAスタッフと外部有識者による一般・専門面接など)が行われ、上位10人が第三次選抜に進みました。
そして第三次選抜では、筑波宇宙センターとNASAジョンソン宇宙センターで2週にわたり長期滞在適性検査が行われました。さらに、JAXA理事長などとの面接や追加の医学検査が行われ、最終決定までに約2カ月の時間がかかりました。そして最終的に2名の宇宙飛行士候補者が決定しました。

宇宙飛行士になるための訓練

JAXA宇宙飛行士候補者に選抜されても、すぐに宇宙飛行士として活躍できるというわけではありません。「基礎維持訓練」「維持向上訓練」「インクリメント固有訓練」という3段階の訓練で、搭乗に必要な知識や技術などを身につける必要があります。
訓練の内容は世代によって異なりますが、平成20年(2008年)に採用された大西卓哉さん、油井亀美也さん、金井宣茂さん(追加採用)の場合は、まず2年間程度アメリカのNASAで宇宙飛行士候補者訓練を受け、JAXA宇宙飛行士に必要な科学・技術の知識や国際宇宙ステーションと「きぼう」日本実験棟のシステムの概要を学びました。
基礎訓練では「ISSシステム訓練」のほか、電気工学や天文学、生物学、地質学といった「一般教養訓練」、地球帰還時に予定外の場所に着陸した場合を想定した「サバイバル訓練」、無重力状態を経験するための「微小重力環境適応訓練」、2人乗りのジェット練習機を使った「航空機操縦訓練」、英語とロシア語の会話訓練などが行われます。
基礎訓練を修了すると、JAXA宇宙飛行士として認定されます。その後は、1年ごとに目標を定めて行う「維持向上訓練」を続けます。内容は各宇宙飛行士によって異なりますが、「ロボットアーム操作訓練」や「船外活動訓練」など、搭乗を指名されるまで継続的に訓練が行われます。
国際宇宙ステーション搭乗を任命された後は、「インクリメント固有訓練」に入り、国際宇宙ステーションと地球を往復する宇宙船ソユーズの操作訓練など、1年半をかけてアメリカやロシアなどの訓練地で知識や技術に磨きをかけます。そして「ISS飛行準備完了認定証」を授与され、国際宇宙ステーション長期滞在の準備が完了します。

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