0~1歳児のクラスの担任として、子どもたちと一緒に遊びながら楽しく関わっています。子どもたちの笑顔や「先生大好き」という言葉や仕草が仕事の魅力ですね。やりがいは、子どもの成長を近くで見守れて、その成長を保護者の方と一緒に喜べることです。例えば入園後1カ月以上泣いていた子がいたのですが、その子がようやく慣れてきた頃に、泣いているお友だちのもとへ本を持って近づいて行き「どうぞ」と渡してあげていたんです。それが嬉しくて、連絡帳に書いて保護者さまへお伝えしたら、翌日「嬉しかったです」と言ってもらえて、その言葉でまた良かったなと思えました。そういったことがやりがいとなり、何事も頑張ろうと思える毎日です。
通っていた保育園の先生がとても優しくて大好きだったので、卒園の頃から自分も先生になりたいと思っていました。加えて、保育士をしている母から子どもたちの楽しそうな話を聞く中でやりがいのある仕事だと感じたことが決め手です。学生時代には児童養護施設への就職も考えたのですが、まずは保育所や幼稚園の現場で成長しようと実習に臨み、実習先としてお世話になったのが水巻幼稚園でした。実習では「実習生さん」と呼ばれることが多いのですが、ここは最初から名前に先生をつけて呼んでくれて、時には「ぞの」とあだ名で呼んでくれるなど、とても温かい環境なんです。人間関係を大事にできる職場で働きたいと思っていた私にぴったりでした。
東筑紫短期大学はクラス担任制なので、同じメンバーで同じ目標に向かって安心して充実した2年間を過ごすことができました。仲の良い友人もたくさんでき、今も情報交換などしています。学習面では保育の専門知識を学ぶことに加えて、スケッチブックのシアターなど保育教材を作る機会が多くあったので、現在、保育教諭として働く中でとても役立っています。また、入学前は苦手だったピアノも1対1でレッスンしてくださるので分かりやすく、褒めて伸ばしてくれるのでやる気になりますし、アドバイスも的確なので、成長できました。水巻幼稚園はピアノにも力を入れており、あのピアノの授業のおかげで付いて行くことができていると実感しています!
幼保連携型 認定こども園 水巻幼稚園勤務/保育学科 卒/2024年卒/2024年4月より0歳児1歳児のクラスを担当。「来年も担当させてもらえるならこの子たちと一緒に楽しく毎日を過ごしたいですし、この子たちが卒園するまで見届けたい」と目の前の子どもたちに全力投球の堂園さん。いつか「卒園児を送り出したい」という目標を胸に、責任感を持って日々励んでいる。最後に、分野を選ぶ際のアドバイスをお聞きすると「やりがいを持てるかどうかは大切だと思います。そして、こだわりを持つこと。人間関係を大事にするのか、給料が大事なのか、自分なりのこだわりを1個持つと目標を見つけやすいと思います」と話してくれた。