保育士になって5年目。今は1歳児クラス22名を5人の先生方と一緒に担当しています。袖から手を抜いて着替えられたとか、スプーンで上手に食事ができたとか、うまくできなかったことが突然できるようになる、そんな成長の瞬間に立ち会えるのは本当にうれしい!その度に保育士になって良かったとしみじみ思います。乳児は月齢によってできることとできないことの差が大きいので、着替えや食事、手洗いやトイレなど「自分一人でやってみたい」という気持ちを大切にしながら、一人ひとりに合わせた保育を心がけています。マニュアル通りにはいかない現場での対応にはいろいろと工夫が必要ですが、先輩方とも相談しながら楽しく頑張っています。
毎日の授業やレポートなどたくさんの課題もあって勉強は大変でしたが、同じ目標を持った友達と一緒に協力し合って一つひとつ乗り越えてきました。授業の空き時間には、細かい手作業が得意な私は図画工作のコツを友人に伝え、苦手なピアノの練習は友人に付きっ切りで見てもらい、お互いの得意分野を教え合って頑張りました。学びの集大成となるイベント「大健祭」では、クラス全員で「はらぺこあおむし」を題材にした巨大な絵本を制作。舞台上でページをめくって場面転換しながら、子どもたちが食育について楽しく学べる劇を上演しました。みんなで考え、創り上げ、発表するなかで、仲間と切磋琢磨できたことは学生時代の一番の思い出です。
通っていた保育園の年長クラスの担任だった先生のことが大好きで、その頃からずっと「大人になったら保育園の先生になる!」と言っていた私。資格取得の勉強はなかなかにハードでしたが、「宣言通り保育士になったね」と母に言われた時は、幼い頃からの夢に向かって揺らぐことなく一直線に進んでこられた自分に、ちょっぴり感動してしまいました。今はまだ先輩方に教えてもらうことも多いのですが、今後は後輩保育士も入ってくるので、頼りになる先輩になってしっかりとアドバイスしてあげたい。他の先生とも協力しながら、子どもたちの明るい笑顔が絶えない園であり続けるために、これからも保育士として長く活躍したいと思っています。
社会福祉法人永楽福祉会 すみれ保育園 勤務/保育科 卒/2018年卒/「やさしいだけじゃなくて、怒られた記憶もある。それでも大好きだった保育園の先生に憧れたのが進路選択の決め手でした」というMさん。中学での職業体験も迷わず保育園を選択。高校卒業は保育士の資格が取得できる進学先を探し、大阪健康ほいくに入学。「先生方の多くは保育の現場経験者で、話してくれる様々なエピソードがとても興味深く面白い!仕事にも役立つ内容がいっぱいあったことに今頃気づいています」。休日には友人と待ち合わせをして買い物やドライブなどに出かけるのが最近の気分転換。テーマパークの絶叫系マシンでストレスを発散し、新たなパワーをチャージ!