
羽田は大きい空港なので、入ってくる情報も膨大です
航空管制運航情報官の仕事は多岐にわたります。私はまず福岡空港に赴任し、航空会社が提出する飛行計画の審査・受理をする「運航援助情報業務」、フライト中の航空機パイロットに航空情報を提供する「対空援助業務」に従事しました。羽田空港に赴任してからは、滑走路の点検や航空機の駐機場の運用に関する調整を行う「飛行場情報業務」に従事した後、現在は立入担当として制限区域への立入や車両使用承認、車両運転許可の担当をしています。羽田空港のような大きい空港では膨大な情報が絶えず入ってきますが、それらを迅速かつ的確に提供することで、空港の安全な運用に貢献できるこの仕事に大きなやりがいを感じています。
2016年の熊本地震の日に九州に行く用事があり、無事に着陸できるのか不安な気持ちで福岡行きの飛行機に乗りました。余震が続く状況でしたが安全に着陸することができ、「空港の安全を支える人」の存在を意識しました。その後大学に進学しましたが、コロナ禍の影響で授業がなく、教授にキャリアについて相談したところ、卒業生に国土交通省職員として空港で働いている方がいると聞き、航空保安大学校のことを知りました。同時期に街で航空保安大学校学生採用試験のポスターを見かけて調べたところ、気になっていた「空港の安全を支える人」がこの仕事であることが分かり、自分のなかで線がつながって出願しました。

航空の安全を支える、責任重大な仕事です
航空法など、それまで馴染みのなかった分野の勉強は大変でした。2021年の入学当時は、コロナ禍で寮内での移動も制限され、同期と一緒に勉強することが難しい状況でしたが、その中でもオンライン会議やメッセージアプリ、内線電話を使って互いに協力しながら勉強できたことは印象に残っています。また、教官からは根拠を示すことの重要性を教えていただきました。私たちは航空法をはじめとする関係法令に基づいて業務を行っていますが、航空会社などからの問合せに対応する際にも、航空法などの根拠を示しつつ、当時、自身が理解に苦労した場所などをより丁寧に説明するよう心がけています。

トラブルの解消にチーム全体で協力して取り組みます

国土交通省 東京航空局 東京空港事務所 勤務/航空保安大学校 航空情報科/2023年卒/将来の目標について「身近に憧れの先輩がいて、その人のようなキャリアを積みたいです。航空機の運航に必要な航空情報を作成・提供する航空情報センターでの勤務や、霞が関の本省での政策立案への従事も希望しています」と語ってくれた。城めぐりや美術館・博物館めぐり、特に日本画や仏像、曼荼羅といった日本美術・東洋美術の鑑賞が趣味だという。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。


