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イラストレーターの20年後、30年後はどうなる?

イラストレーターの20年後、30年後はどうなる?

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AI(人工知能)の台頭によって、将来なくなると予想されている仕事もあります。イラストレーターはどうなっていくのでしょうか!?

イラストレーターの世界ではデジタルツールは必須項目

現在は、印刷で入稿するにしても、WEB上で公開するにしても、私たちが目にするイラストのほとんどはデジタル化されています。
例えば、「Illustrator(R)(イラストレーター)」というソフトは、イラストやデザイン制作のために必須のツールです。あるイラストレーターさんは「新卒でデザイン会社に入った際、徹底的に使い方をトレーニングされた」と言っています。
 また、近年ではAI搭載のデジタルツールが、イラストレーターにとって欠かせない画材となっています。有名なツールとして、「AutoDraw(オートドロー)」「PaintsChainer(ペインツチェイナー)」「FEATURING DEEPART(フューチャリングデパート)」などがあります。
「AutoDraw」は、適当に描いた形から、「これはきっと犬だろう」などと判断し、「こういう犬はどうですか?」とイラストを提案してくれるサービスです。
「PaintsChainer」は、アップロードした線画を自動的に着彩してくれ、パステル画調にふわっと仕上げることもできます。
「FEATURING DEEPART」はアップロードした写真をもとに、ゴッホ風、セザンヌ風など、自動的に○○風のタッチに写真をイラスト変換してくれるサービスです。
こうしたソフトをすでに多くのイラストレーターが取り入れ始めています。今後もさらにAIが発達し、新しい機能を持ったツールが出てくるでしょう。

AIとの共存でイラストレーターの仕事はこう変わる

 では将来、イラストレーターの仕事はどう変わるのでしょうか。
 例えばある商品をイラスト化して広告にはめ込みたいという場合、AIに任せればと商品の形を忠実に再現してくれるでしょう。
 しかし、実際にその商品を作った人の思いや、手に取ったときの感じなど、文字にすると伝わりにくくなってしまうことをイラストに落とし込めるのは、イラストレーターです。
 つまり、これからは、下塗りやトレースなどの単純作業はAIにまかせ、イラストレーターは言葉だけでは伝えにくい感情をイラストに込めるという、イラストレーターが本来最も大事にすべきことに集中しやすくなるのではないでしょうか。
 また、AIが作ったイラストから、今度はそれを組み合わせて斬新な作品を作っていくこともできます。
 AIとイラストレーターがこのように共存できれば、イラストレーターにとって楽しい未来になりそうです。
 これからは新しいツールを怖がるのではなく、ひとつの遊び道具として考えて、どんどん活用していけるイラストレーターが残っていく時代になるでしょう。

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