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麻薬取締官は国家公務員の行政職のうち「行政職俸給表(一)」の給与体系が適用されます。人事院勧告の「令和5年国家公務員給与等実態調査の結果」によると、麻薬取締官の平均給与は月額40万4015円になります。扶養手当、住居手当、通勤手当、超過勤務手当や夏冬の年2回、期末・勤勉手当(ボーナス)などの手当がつきます。
2023年の採用実績初任給は約19万円
麻薬取締官は国家公務員のなかの行政職に当たり、そのため給与は「行政職俸給表(一)」に基づいて支給されます。「令和5年国家公務員給与等実態調査の結果」によると、大学卒・経験年数1年未満の平均給与月額は19万1663円となっており、これを初任給の目安として考えるとよいでしょう。1年で229万9956円となり、ここに、ボーナスに当たる期末手当のほか各種手当が加わった額が年収となります。
平均年齢42.4歳、平均経験年数20.3年の場合、平均給与月額は40万4015円(地域手当、扶養手当等を含む)。ここに期末・勤勉手当4.5カ月分(令和5年人事院勧告による)を加えた629万9372円が年収となります。ここに、課長や係長などの役職がつくと昇給し、年に一度、人によっては1~5ランクずつ上がることもあります。危険が伴う職種のため、一般の公務員よりも調整手当や昇格、年収は優遇されることが多いようです。
麻薬取締員の任務として日額190円の手当てがつく
地方公務員の麻薬取締員は基本的には地方公務員の支給金額に準じていますが、特別手当がつきます。自治体によって額は異なりますが、東京都では条例で、捜査に従事した際は日額190円が支給されると定められています(令和5年7月施行の東京都職員の特殊勤務手当に関する条例施行規則)。