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お酒に関する知識やカクテルを作る技術は、仕事に就いてからでも十分身につけることができます。適性という意味でむしろ重要なのは、人とのコミュニケーション力。決しておしゃべりが得意である必要はありませんが、人に興味をもっていることや、さりげない気配りができることなどは、バーテンダーにとって欠かせない資質といえるでしょう。また、お酒が好きなことは大前提と思われがちですが、アルコールが苦手なバーテンダーもなかにはいるそうです。
人とコミュニケーションすることが好き
カウンター越しに常にお客さまと会話をする仕事なので「人が好き」「人とコミュニケーションすることが好き」ということは大切な条件の一つ。ただし、必要なのはおしゃべりが得意なことではなく、相手の様子をよく観察して、その人に合った会話やサービスを提供できる力。意外と人見知りの人にそのようなセンスがあることも多いそうです。
気配りができること
バーテンダーは、カウンターに何人もお客さまが並ぶ状況で、一人ひとりのお客さまに常に気を配ることが求められる仕事です。グラスが空きそうなら次のお酒を勧めたり、飲みすぎているようならチェイサー(お水)を出すなど、忙しいなかでも細やかなサービスをさりげなくこなすことが大切です。そのため、人をよく観察し、相手が求めていることをさっと感じ取って行動に移せるタイプの人は、適性があるといえるでしょう。
ものを作るのが好き
一般的に、バーテンダーという職業に「もの作り」のイメージはありませんが、カクテル作りには創意工夫が求められます。自分のアイデアを形にすることによろこびを感じる人に、実は向いている仕事なのです。
お酒が飲めなくても大丈夫
未成年のうちは、自分がお酒を飲める体質なのかどうかもまだわかりません。高校生であれば「バーテンダーにはあこがれるけど、もしアルコールが苦手だったらどうしよう…」と心配になることもあるはず。バーテンダーにお酒好きが多いのは確かですが、実はお酒が飲めないバーテンダーもいるそうです。軽く味見ができれば仕事上は問題ないので、今の段階ではそれほど気にしなくてもいいでしょう。
浅倉淳※2025年10月更新
バーテンダー。高校卒業後、飲食業に35年従事。世界最大規模の大会、WCC世界カクテルコンペティションで3位入賞。現在、店舗経営をしながら、一般社団法人日本バーテンダー協会の理事としてセミナー講師、協会運営、飲料メーカーの商品開発を行っている。
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