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イベント・プロモーション業界において、今ひとつのキーワードになっているのが“インタラクティブ”という言葉です。インタラクティブには、“対話”“双方向”などの意味があり、インタラクティブ広告とは、CMを流す・ポスターを掲示するといった一方向的(受動的)な広告手法から、見た人がその広告の中に入り込めるようなしかけを作る双方向的な手法に舵を切ることで、生活者の興味・関心を惹きつけ「思わず、人にシェアしたくなる」=「口コミの見える化」という広告効果をねらうものです。
「自身の体験や、その時に起こった感情を周囲に共有する」というのは、イベント、なかでもPRイベントにおいてねらいたい結果そのものであり、話題性の高いイベントを作り出すうえで外せない要素となっています。
「思わずシェアしたくなる」体験型イベントに注目
インタラクティブ広告では最新のデジタル技術が活用されることが多く、デジタルサイネージ(駅構内や商業施設内などに設置されている映像を利用した広告装置)の前に立つと顔認証機能が起動し、自分の顔が広告内に表示されるといったような手法が例として挙げられます。
このようなしかけはイベントの世界にも応用され、街角で行われるサンプリングイベント(例えば新発売の飲料を配るイベント)にインタラクティブ要素を掛け合わせることで、「もらった飲料を飲んでおしまい」ではなく、その商品名や商品が映った写真や動画をTwitter、Instagram、Facebookなどにアップしてもらう=「口コミの見える化」の流れを作ります。
そんな「思わずシェアしたくなる」しかけを考えることこそ、今後いっそうイベントプランナーに求められていく力だといえます。
異業種とのコラボレーションも
イベントを「人にシェアしたくなるようなコンテンツ」に進化させるための新たなビジネスモデルも登場しています。
例えば、イベント企画・制作会社とソーシャルメディア上で拡散されやすい(バズる)コンテンツの企画・制作を得意とする会社との業務提携により、イベント分野における新たな価値体験と話題拡散を生み出すプロジェクトがスタートしたり、雑誌とのコラボレーションを行ったり……。広告・イベントの世界では常に新しい提案やアイデアが求められるため、このような異業種とのコラボレーションは今後も増えていくでしょう。
東京オリンピック・パラリンピックのプレイベント需要
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを日本全体で盛り上げていくため、カウントダウンイベントやPRイベント、協賛企業による支援イベントなどが各地で計画されています。
パラリンピックにおいては、トヨタ自動車とパナソニックが国際パラリンピックの「ワールドワイド・パラリンピック・パートナー」としてスポンサー契約を締結しました。
技術面でのサポートを行うとともに、ブラインドサッカーや車いすバスケットボールを健常者に体験してもらうイベントを実施し、障がい者スポーツおよびパラリンピックの啓蒙や関心喚起に一役買っています。
これらのイベント内容の企画・集客方法・運営方法についてもイベントプランナーがアイデアを出し、企業の頼れるパートナーとして活躍しています。
イベントプランナーになるには?
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