• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 学問を調べる
  • 商学
やりたいことを見つけよう!

商学とはどんな学問?研究内容や学び方などを解説

商学

企業活動を客観的に評価するための理論と実践を学ぶ

商学は、物を売り買いする、いわゆる商売(ビジネス)や企業の経営について学ぶ学問です。この学問に固有の理論や分析方法はなく、経済学や心理学、社会学といった学問分野の理論を応用して研究を進めます。いわば、さまざまな学問の詰め合わせ的な性質を持った学問といえるでしょう。

商学の学び方

商学≒経営学 企業の活動について探求する学問

商学とは商売(ビジネス)、つまりモノやサービスの売り買いの仕組みを学ぶ学問です。商売と聞いて、ぱっと想像するのは街中のスーパーやコンビニといった小売店でしょうが、そこで扱う商品のメーカーも、商品を仕入れて小売店に卸す卸売業者も、商品を運ぶ運送業者も、みんな商売をしています。当然、目的・条件・課題意識もそれぞれで、ビジネスモデルも違います。これらすべてが商学の研究対象になります。この小売店の例に限らず、商業活動の多くは民間企業が行っています。つまり、商学はあらゆる企業の活動を研究する学問ともいえるわけです。その意味で最近は、「商学」という表現よりも「経営学」という表現が使われることが増えています。大学の学部名には「商学部」も「経営学部」もありますが、「商学部」は歴史ある大学が伝統的に名前を残しているケースが多く、実質学べる内容はどちらも同じと考えていいでしょう。

いろいろな学問の詰め合わせ。幅広くいいとこどりができる。

商学(経営学)は、固有の学問領域を持たないのが特徴です。例えば、化学であれば化学反応式をはじめとしたさまざまな化学の法則や方程式が存在し、それをもとに自然現象を解明したり、新しい物質をつくり出したりします。また、法学にも法理論と呼ばれる固有の原理や理論があり、これらを使って法律を作ったり運用したりする方法を考えます。それに対して商学(経営学)には、特有の理論や考え方がありません。「経営」というものを解き明かすのに必要な理論や分析方法を、経済学や心理学、社会学といった他の分野から引用し、うまく組み合わせながら研究を進めていきます。

会社の部門ごとに対応した具体的スキルを見につける

大枠で言えば「ヒト・モノ・カネ」や情報といった経営資源の効果的な調達・管理・運用方法を学んでいくことになります。ここで学ぶことは、企業の組織のあり方を知るとおおよそのことが理解できるはずです。たとえば食品メーカーには、商品を製造する部門の他に、新商品を開発する部門や資金を調達する財務、人材の雇用・配置・評価を行う人事、お金の出入を管理する会計など様々な部門があり、それぞれで役割を分担しています。大企業になれば、メディア対策をする広報や、不正防止など組織の内部統制をするコーポレートガバナンスを構えることもあります。こうした役割分担に基づいて企業は行動しているため、商学(経営学)の研究分野も、これに対応する形で展開されています。したがって、商学(経営学)の学習も、これらの分野ごとに進めていくことになります。とはいえ、これだけの範囲をすべて掘り下げていったら時間がいくらあっても足りませんから、1・2年で一通り基礎を学び、3・4年ではその中からより興味を持った分野を専門的に掘り下げていくことになります。

どこに行っても普遍的に通用する課題解決力

ビジネスというのは、買い手が「お金を払ってでも欲しい」と思えるモノやサービスを提供できないと成り立ちません。売り手には、人や社会が何を欲しているのかに気づき、適切な解決方法を提示できる能力、つまり課題発見・解決力が重要になるのです。そのため商学(経営学)では、演習科目など実践的なカリキュラムを重視する傾向があります。理論を学ぶだけでなく、実践に移して試行錯誤することで、現場で使える能力が育つというわけです。もちろん、簿記や会計といった専門スキルを身につけることも重要です。将来、会計士や経理などの仕事に就きたいのであれば、必ず役に立ちます。一方で、課題発見・解決力といったどんな仕事のどんな部署でも役に立つ、普遍的なスキルも重要です。商学(経営学)の最大の魅力は、幅広い学びの中で、専門性と普遍性の両方を磨けるところといっても過言ではありません。

商学 学びのフィールド

<マーケティング><流通><商品><金融>と<会計>の5つの分野があります。経済学が学問として扱うのは、国家をはじめとした自治体や産業界といった大きな単位での商業活動です。一方、商学(経営学)は一つの企業という小さい単位を扱います。経営は人に関わる学問ですから心理学も重要ですし、社会学の理論や方法論も必要です。教養科目を含め、隣接する分野の多い学問です。

<マーケティング>

●マーケティング論
効果的な商品販売のための市場調査、消費者心理、広告活動などについて幅広く学ぶ。

<流通>

●流通論
商品を出荷してから店頭に並ぶまでの仕組みを知り、いかに効率化しコストダウンするかなどを学ぶ。

●交通論
商品をいかに効果的に輸送するかといった商品の輸送のほか、人の輸送=交通、情報の伝達=通信など流通の経路に焦点をあてて学ぶ。

<商品>

●商品論
経済、文化、法律、心理、技術などの視点や品質、デザイン性、イメージなどの側面から商品を分析する。

<会計>

●簿記
企業の収支決算など、お金や商品の動きを正しく記録する方法を学ぶ。

●財務会計論
資金運用や資金調達など企業の経営成績や財政状態を外部の株主や債権者などに正確に報告する方法を学ぶ。

<金融>

●金融論
企業、銀行、証券、保険など金融企業の仕組みと、資金調達、運用について学ぶ。

商学とは

商学ってどんな学問?

物を売り買いする、いわゆる商売(ビジネス)や企業の経営について学ぶ学問です。経営学の理論や分析方法だけではなく、経済学や心理学、社会学といった学問分野の理論を応用して研究を進めます。いわば、さまざまな学問の詰め合わせ的な性質をもった学問といえるでしょう。

・商学≒経営学 企業の活動について探求する学問

商学とは商売(ビジネス)、つまりモノやサービスの売り買いのしくみを学ぶ学問です。
商売と聞いて、ぱっと想像するのは街中のスーパーやコンビニといった小売店でしょうが、そこで扱う商品のメーカーも、商品を仕入れて小売店に卸す卸売業者も、商品を運ぶ運送業者も、みんな商売をしています。当然、目的・条件・課題意識もそれぞれで、ビジネスモデルも違います。これらすべてが商学の研究対象になります。
この小売店の例に限らず、商業活動の多くは民間企業が行っています。つまり、商学はあらゆる企業の活動を研究する学問ともいえるわけです。
その意味で最近は、「商学」という表現よりも「経営学」という表現が使われることが増えています。大学の学部名には「商学部」も「経営学部」もありますが、「商学部」は歴史ある大学が伝統的に名前を残しているケースが多く、実質学べる内容はどちらも同じと考えていいでしょう。

・いろいろな学問の詰め合わせ。幅広くいいとこ取りができる

商学(経営学)は、経営学の理論や分析方法だけではなく、ほかの分野の理論を広く応用するのが特徴です。
例えば、化学であれば化学反応式をはじめとしたさまざまな化学の法則や方程式が存在し、それをもとに自然現象を解明したり、新しい物質を作り出したりします。また、法学にも法理論を使って法律を作ったり運用したりする方法を考えるのが基本です。
それに対して商学(経営学)は、経営学の理論に加えて、「経営」を解き明かすのに必要な経済学や心理学、社会学といった他分野の理論や分析方法を引用し、うまく組み合わせながら研究を進めていくのが普通です。
従って、同じ経営学者でも経済学をベースにする人と、心理学をベースにする人とでは、まったく課題意識や課題解決へのアプローチのしかたが異なります。商学(経営学)部でも、経済学や心理学、社会学などの他分野の勉強もすることになります。
ある意味では、いろいろな学問の「いいとこ取り」ができる学問なのです。そういった観点からとらえると、幅広さを楽しめる学部ともいえます。

商学とほかの学問とのかかわり

経済学が学問として扱うのは、国家をはじめとした自治体や産業界といった大きな単位での商業活動です。一方、商学(経営学)は一つの企業という小さい単位を扱います。経営は人にかかわる学問ですから心理学も重要ですし、社会学の理論や方法論も必要です。教養科目を含め、隣接する分野の多い学問です。

・商学と経済学との違いは、研究対象の大きさ

経済学や心理学、社会学といったところがかかわりの深い学問ですが、これには限りません。最終的に「経営の解明」に繋がればいいのですから、あらゆる学問と関係があるといえるでしょう。なかには、工学から派生した「経営工学」という理系の分野もあるくらいです。
そのなかで、最も違いがわかりにくいのはやはり経済学でしょう。企業も経済の一員には違いありませんし、名前も似ているのでイメージが重なるのも無理のないことです。
その一番の違いは、研究対象の大きさです。経済学にもミクロとマクロがあり、振れ幅がありますが、扱うのはおおむね国や地方自治体、社会全体といった大きな経済主体です。例えば、「産業組織論」は、経済学の中でも小さな経済主体を対象とした分野ですが、それでも「産業」レベルです。
それに対して、商学(経営学)が対象にするのは、それよりさらに小さな、一つの企業です。具体的な企業を取り上げて、その企業の組織や生産体制などのしくみを解明したり、課題解決の方法を考えたりすることに主眼が置かれるわけです。
経済学部が「自動車産業」をテーマにするとすれば、商学(経営学)が扱うのは「トヨタ」という一企業だと考えると、範囲の違いが理解しやすいのではないでしょうか。

・社会科学、人文科学は幅広く商学とかかわる。特に人についての学問は親和性が高い

商売というのは人を相手にするものですから、人にかかわる学問も親和性が高くなります。
その代表は心理学です。従業員のモチベーションを引き出す組織作りには、人間がどんなときにやる気を出すのかを知っておくことが不可欠です。またマーケティングも、「人はどういうものに購買意欲をそそられるのか」、「どういう広告だと目につきやすいのか」などを知らなければできません。それを分析するには心理学の知見が欠かせないのです。
また、ビジネスの種は社会的な課題のなかにあることが多いので、これを発見・解決するための社会学の知見も必須ですし、哲学や倫理学など、リベラルアーツ(教養)といわれる分野も重要です。

商学は何をどのように学ぶ?

「ヒト・モノ・カネ」といった経営資源の効率的な調達・管理・運用方法を学ぶために、専門分野が企業の部門に対応する形で展開されています。専門知識やスキルを身につけるのと同時に、課題発見・解決力といった汎用性の高いスキルも身につけます。

・会社の部門ごとに対応した具体的スキルを身につける

大枠で言えば「ヒト・モノ・カネ」や情報といった経営資源の効果的な調達・管理・運用方法を学んでいくことになります。
ここで学ぶことは、企業の組織のあり方を知るとおおよそのことが理解できるはずです。
例えば食品メーカーには、商品を製造する部門のほかに、新商品の開発部門や資金を調達する財務、人材の雇用・配置・評価を行う人事、お金の出入を管理する会計などさまざまな部門があり、それぞれで役割を分担しています。大企業になれば、メディア対策をする広報や、不正防止など組織の内部統制をするコーポレートガバナンスを構えることもあります。
こうした役割分担に基づいて企業は行動しているため、商学(経営学)の研究分野も、これに対応する形で展開されています。従って、商学(経営学)の学習も、これらの分野ごとに進めていくことになります。
とはいえ、これだけの範囲をすべて掘り下げていったら時間がいくらあっても足りませんから、1・2年で一通り基礎を学び、3・4年ではそのなかからより興味をもった分野を専門的に掘り下げていくことになります。

・どこに行っても普遍的に通用する課題解決力

ビジネスというのは、買い手が「お金を払ってでも欲しい」と思えるモノやサービスを提供できないと成り立ちません。売り手には、人や社会が何を欲しているのかに気づき、適切な解決方法を提示できる能力、つまり課題発見・解決力が重要になるのです。
そのため商学(経営学)では、演習科目など実践的なカリキュラムを重視する傾向があります。理論を学ぶだけでなく、実践に移して試行錯誤することで、現場で使える能力が育つというわけです。
もちろん、簿記や会計といった専門スキルを身につけることも重要です。将来、会計士や経理などの仕事に就きたいのであれば、必ず役に立ちます。
一方で、課題発見・解決力といったどんな仕事のどんな部署でも役に立つ、普遍的なスキルも重要です。商学(経営学)の最大の魅力は、幅広い学びのなかで、専門性と普遍性の両方を磨けるところといっても過言ではありません。

商学に向いている人

もともと守備範囲の広い学問なので、ビジネスにちょっとでも興味があれば、自分の得意分野を生かして充実した勉強ができるでしょう。また、ビジネスに興味がなくても、社会に広く興味をもち、課題意識をもっていれば、ビジネスを学ぶ素質があります。

・幅広い分野に興味があって絞りきれていない

大前提としては、能力や性格による向き・不向きは少ない学問です。幅広い範囲を扱っているので、それぞれの得意分野や興味を生かした学び方ができます。高校生の段階では、まだ将来像を明確に描けていない人も少なくないでしょうから、商学(経営学)はそんな絞り切れていない人にはうってつけです。ちょっとでもビジネスに興味があれば学んでみる価値はあります。
また、将来に直結しやすい学問でもあるので、「社会に出た時のために学んでおきたい」、「親が経営者なので将来継ぐかもしれない」など、漠然とでも先の進路がイメージできている人も、勉強する意義を十分感じられるでしょう。
しいて言えば、演習科目など実践的な学びが多いので、自分から積極的に行動を起こしたいアクティブなタイプは満足度が高いといえるかもしれません。反対に、学問領域が幅広く、何でもできるだけに、ともすると目的意識が薄れてしまうこともありえます。何か一つ軸になる思いがあって、自分のモチベーションをコントロールできると、より有意義な時間を過ごせるはずです。

・社会の問題を解決する手段としてビジネスを学びたい

仮にビジネスそのものに興味がなくても、社会に広く興味をもっている人も商学(経営学)を学ぶ資質があります。というのも、ビジネスの本質は社会貢献だからです。
多くの人が「ビジネスの目的はお金を稼ぐこと」と考えがちですが、大きく発展する企業や100年企業の経営者は口をそろえて「ビジネスは社会貢献の手段だ」といいます。社会貢献をするのにボランティアだと長続きしませんが、収益化すれば無理なく継続でき、よりたくさん貢献できるから、ビジネスをしているというのです。
ですから、社会や身の回りに「何とかしたい」という思いや課題意識があり、「どうやったら課題解決につながるか」という視点があることが、商学(経営学)には重要なのです。社会への興味が強かったり、自分のなかに何らかのテーマをもっていたりする方が、モチベーションを高く維持できるでしょう。

商学を学んだ後の進路と今後の広がり

専門分野を生かして財務や人事などの専門業種・職種に就くこともできますし、課題発見・解決力といった汎用性の高いスキルを生かして、その他の業種・職種で活躍することもできます。あらゆる企業に対応しています。さらに商学(経営学)を生かせる領域は、これからもどんどん広がっていくでしょう。

・汎用性の高い能力を身につけ、あらゆる就職先に対応

商売や経営をしていない企業はありませんから、あらゆる企業に対応しています。業種別に見ると「まんべんなく強い」ため、「この業界に特別強い」という典型的な進路がないのも特徴の一つです。
ただし、これはあくまで商学(経営学)部全体で見た場合です。会計を専門に学んだ人が会計士になったり、人事制度を学んだ人が人材会社に入ったりと、学んだ専門分野別に見れば特定の業種で強みを発揮しているケースはあります。特に会計の知識・スキルは即戦力となりうるものなので、身につけておいて損はありません。
また、商学(経営学)の専門分野は企業の部門に対応して細分化していますから、職種別で見ると、専門分野を生かして活躍しているケースが顕著になります。例えば、会計が専門なら経理部や財務部に、人事制度が専門なら人事部に、といった具合です。
会計などの専門スキルを生かして専門の業種・職種に就くこともできますし、課題発見・解決力や実践力といった汎用性の高いスキルを生かして、それ以外の幅広い業種・職種を目指すこともできるわけです。いうまでもなく、民間企業・公務員・NPOなど団体の性質は問いませんから、選択肢の多い学問といえるでしょう。 

・ビジネスの考え方は企業以外にも拡大していく

もともとはビジネスのための学問として誕生した商学(経営学)ですが、最近はその考え方が従来の範囲を超えて広がっています。
例えば、学校や病院は伝統的には商学(経営学)の対象ではありませんでしたが、「学校経営」「病院経営」という考え方は当たり前になり、独自のノウハウが作られています。また、地方自治体など公の組織にも経営的な視点が求められるようになり、改革を迫られる自治体は増えていくことが予想されます。
さらにボランティア組織やNPO(非営利法人)、クラブ活動など、収益化がからまないような団体でも、商学(経営学)の課題解決の手法や組織運営の方法論などを駆使すれば、もっと活発な活動を繰り広げられるはずです。商学(経営学)の領域はこれからもどんどん拡大していき、それだけにそれを学ぶ意義も高まっていくに違いありません。

商学の先生に聞く(取材協力:中央大学商学部 渡辺岳夫教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科 楠木健教授※学校名50音順)

商学ではこんな研究をしています(中央大学商学部 渡辺岳夫教授)

「会社で働くのは辛いことだけど、スポーツは楽しい」。それはなぜでしょう? 一つの違いとして、スポーツは得点のルールが明確ですが、会社の業績評価は不透明だからということが考えられます。さまざまな切り口から仕事とスポーツの違いを分析すれば、仕事もスポーツのように楽しめるようになるはずです。(中央大学商学部 渡辺岳夫教授)

・スポーツは楽しいのに仕事は楽しくない。 その違いはどこに?

会社での仕事は辛いけど、スポーツすることは楽しいことだと多くの人が口をそろえます。その違いはどこにあるのでしょう? この疑問が研究テーマの原点です。
違いの一つとして考えられるのはスコアの付け方です。スポーツはルールによってスコアの付け方が明確に定められていて、状況や審判の主観によって変わることはありません。
例えば、バスケットボールでは、スリーポイントラインの外側からシュートを決めれば常に3点と決められていて、「フォームが美しくないから1点」、「難しいシチュエーションだから4点」ということはありません。もし、こんなあいまいな採点方法でスコアが左右されていたら、スポーツも楽しめなさそうではありませんか。
ところが仕事はというと、こうした「楽しめないスコアの付け方」がなされているケースが少なくありません。仕事のスコアは「業績評価」や「報酬」という形で行いますが、評価の付け方に明確なルールがなく、上司の気分によって評価はコロコロ変わったりします。これでは自分がどれだけの成果を上げているのかがわかりませんから、モチベーションが上がらないのも当然です。
まずはスポーツと同じように、スコアの付け方を明確にして、誰が見ても同じ評価ができるようにする必要があるとわかります。

・業績評価と社員のモチベーションの関係を心理学的に分析

スコアの付け方だけでなく、フィードバックのタイミングや方法もモチベーションに大きく関係します。
例えば、「あなたの今月の成績は100万ポイントです」と言われたらどうでしょう。何となく多い気もしますが、あまりピンとはこないでしょう。しかし、「100万円です」と言われれば、100万円は大金ですから「今月はけっこう頑張ったな」と成果を実感しやすくなるでしょう。
また、誰でも頑張ったことはすぐにほめてもらいたいもので、記憶が薄れたころにほめられてもあまりうれしく思えないものです。業績評価は、なるべくわかりやすい表現で、タイムリーに戻すことが重要になります。
研究では、このように業績評価のしかたと人間心理の関係性を調べ、どのような業績評価を、どのような形でフィードバックすると、社員のモチベーションにどういう影響を与えるのかを検証しています。そして、それに基づいて、業績評価のしくみを作り、実際の企業で使ってみて、社員の心理データを取るなどの方法で実証していきます。
業績評価のほかにも主体性や責任のある・なしなど、さまざまな要因が考えられるでしょう。あらゆる角度から「なぜ仕事は楽しくなくて、スポーツは楽しいのか」を分析していけば、スポーツと同じように仕事を楽しむ方法が見つかるかもしれません。

業績評価と社員のモチベーションの関係を心理学的に分析
手をかけておもしろい授業づくりに取り組む渡辺岳夫教授

商学ではこんな研究をしています(一橋大学大学院 経営管理研究科 楠木建教授)

儲かっている企業と儲からない企業の違いを比較すると、儲かっている企業は、製品やサービスなどで他社にはない独自性を打ち出していることが見えてきます。そこで私たちは、どんな独自性が有効で、その打ち出し方にはどんなものがあるのかといった、企業の競争戦略を研究しています。(一橋大学大学院 経営管理研究科 楠木建教授)

・「他社との違いをどう作るか」 企業の競争戦略を追求

企業はそれぞれ、他社との競争に勝ち、自社が成長していくための戦略を常に打ち立てています。そのなかで儲かる企業と儲からない企業があるのはなぜなのか。その論理を研究する競争戦略という分野が私の専門です。
答えをあっさり言ってしまえば「他社との違いがあるから」です。それは製品やサービスであったり、組織運営だったりしますが、いずれにせよ他社との違いがあるから選ばれるわけです。つまり、競争戦略の本質は「競争相手に対する違いをどうやって作るか」ということになります。私たちはその作り方にはどういうものがあり、どういうものが有効で、どういうものが有効でないのかを研究しています。

・同じに見える企業でも 裏側にある戦略はまったく違う

研究はとても実践的で、実社会で成功を収める企業の戦略などを徹底リサーチします。例えば、ユニクロとZARAは、どちらもファストファッション業界で成功を収めている大企業ですが、両社の取る戦略はまったく違います。
ユニクロは、独自性の高い商品を開発し、長い期間をかけてヒット商品へと成長させる戦略を取っています。
それに対してZARAは、流行を作ったり、予測したりするのではなく、製造から販売までのサイクルを早め、売れ筋の商品がわかってから短い時間で店頭に並べられる体制を築いています。他社とは違う戦略を打ち出した結果、両社は世界的な競争のなかで独自のポジションを確立し成長したのです。
このように、同じ業界で成功している企業でも、裏側にある競争戦略はそれぞれ違っています。その裏側の論理を探っていくのが私の研究テーマです。

・成功事例に隠された論理が経営者のヒントに

経営学の研究は、自然科学の研究と違って「こうすれば必ず成功する」という法則はありません。ただ、「こうしたから成功した」という企業を成功に導く論理はあります。
その論理が読み解ければ、例えば、悩んでいる経営者に「こういうふうに考えてみたらどうでしょう?」と提案することもできます。それでその経営者が「じゃあ、こんなふうにやってみよう」と新しいアイデアを思いつき、それをきっかけに業績が伸びれば、感謝されるのはもちろん、世の中全体がよくなっていることにも貢献できます。
経営というのはあくまで個別の問題ですが、こうした公共的な意義もあると思います。

成功事例に隠された論理が経営者のヒントに
経営戦略の魅力を説く楠木建教授

商学のここがおもしろい(中央大学商学部 渡辺岳夫教授)

学んだ理論を実際の現場で使えるようにするには、トライアンドエラーを繰り返すことが重要です。理論と実践を両立して学ぶことは、失敗の経験を積めるだけでなく、社会貢献というビジネスの本質に触れるチャンスにもなります。(中央大学商学部 渡辺岳夫教授)

・企業とコラボレーションすることも。 実践的に学べるのが商学の魅力の一つ

商学の学び方のイメージを学生に説明するときに、ビリヤードにたとえると理解しやすいようです。
ビリヤードは持ち球を撞いて、ほかの球や壁にクッション(反射)させて狙った球を、ビリヤード台の角と長辺の真ん中にある穴に落とす球技です。そこではねらいどおりに球を撞く技術も必要ですが、それ以上に球がどこでクッションし、どういう軌道を描くかをイメージする力が重要になります。
クッションのしかたには一定の理論がありますが、球の配置は毎回違いますから、理論どおりにはいきません。練習の中でトライアンドエラーを繰り返して、球をどう撞くと、どう転がって、どの球に当たるかという経験をたくさん積まないと、実践で役立つ力は身につきません。つまり、一般的な理論を、実践で使える自説へと昇華させる必要があるのです。
商学のような「実学」は、実際の現場で使えることを目的としていますから、これと同じことがいえます。学んだ理論がそのままビジネスの現場にあてはめられるわけではありませんから、実際に自分で体験することが重要になります。そのため、商学部や経営学部では、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)といわれる実践的なカリキュラムを重視する傾向があります。
例えば、サッカークラブと提携して試合をプロデュースする授業を実施しています。一つの試合が行われる裏には、広報活動や飲食物の手配などさまざまな準備があります。それにかかる費用のスポンサー集めやポスター制作に協力してくれるイラストレーター探しなど、学生が一から作り上げるというプロジェクトです。
社会人とのビジネスですから一筋縄にはいきません。失敗ばかりです。ただ、失敗から学ぶことがたくさんありますし、失敗を積み重ねていった末の成功は、喜びや達成感もひときわ大きいものになります。講義形式より何十倍も準備に手間がかかるので、私としても大変なのですが、学生たちの充実した顔を見たくて続けていますね。

・ビジネスの本質は社会貢献。持続可能なしくみを作るのが商学

さらに、奥多摩の過疎地域と協働のプロジェクトもいくつか動かしています。その一つに、杉の間伐材を使ったおもちゃのプロデュースがあります。これは、立方体の角材を小刀とやすりで削っていってツルツルのボールに仕上げるというキットで、現状は小学校などで教材として使い、普及活動を行っています。ゆくゆくは間伐材問題を解決する一つのアプローチにしていくことを構想しています。
そのほかにも、奥多摩地域の特産品を使った商品企画など、過疎地域の活性化プロジェクトにも取り組んでいます。
こうした社会貢献活動は継続できないとあまり意味がないのですが、皆さん生活がありますから、一時のボランティア精神だけで続けていくのは難しいものです。そこに収益化できるしくみづくり、つまりビジネスの視点を取り入れることで、より長く社会に貢献することができるのです。
このように、ビジネスを通じて社会をより良くするしくみを作れるようになることこそ、商学を学ぶ意義なのです。

ビジネスの本質は社会貢献。持続可能なしくみを作るのが商学
廃材を削ってツルツルの球を作る

商学のここが面白い(一橋大学大学院 経営管理研究科 楠木建教授)

普段は見えないものごとの裏側にある論理を得るというのは、学問共通の楽しみです。競争戦略でいえば、企業の戦略にもたくさんの理論が内在します。それを紐解き、自分なりの答えを見つけ出し、それが世の中の役に立てば、大きなやりがいになるはずです。商学部・経営学部の中でいろいろな学問領域の勉強ができますから、あれこれ思い悩まず、直感で決めてみてもいいのではないでしょうか。(一橋大学大学院 経営管理研究科 楠木建教授)

・論理を得るという知的な楽しみ

これは商学(経営学)に限らず、あらゆる学問に言えることですが、何か物事の裏側にある論理を突き止めるというのは、単純におもしろいことだと思います。
私の研究テーマである競争戦略も、普通に生活していると表面的にしか企業の活動を見ることはできませんが、その裏側に隠された戦略を調べていくと、「なるほど、そういうことだったのか」とストンと腑に落ちる瞬間があります。この知的な刺激が、学問を学ぶ楽しさだと思います。
競争戦略に限って言えば、観察の対象とするのは商売ごとで、多くの人が、人生の多くの時間を割いて取り組んでいることです。それだけに、意識的か無意識的かにかかわらず多くの人が「どうやったらもっと儲かるだろう?」ということに重大な関心をもっています。そこに自分なりの考えを導き出して、世の中に役立てられるかもしれない。そんな研究対象の重要度も魅力の一つです。

・強い理由はなくても、ちょっとした興味で掘り下げていける学問

もちろん、ビジネスの論理をたくさん得ていれば、実際に社会に出たときに、日々の仕事が豊かになるのは間違いありません。ただし、入り口の段階で将来を見すえてあれこれ思い悩む必要はありません。
私自身、商学・経営学を学ぶなかで競争戦略という分野に興味をもち、今日まで研究を進めてきましたが、経営学を選んだことには強い理由はありませんでした。ほかにも興味のある学問が数あるなかで、たまたま選んだのが経営学だったというだけです。それくらいのモチベーションで十分なのです。
というのも、商学・経営学というのは、もともと固有の学問領域ではなく、経済学や心理学、社会学などさまざまな学問の理論を詰め合わせだからです。つまり、経営学を学ぶなかで経済学にも、心理学にも、社会学にも触れることができます。
多くの経営学部では、1・2年で経営学の諸分野について一とおりの勉強をしますから、そのなかでより強く惹かれたテーマを、より好みのアプローチで掘り下げていけばいいのです。
学びはあらゆる道に通じています。学問の入り口で思い悩まず、「経営学ってちょっとおもしろそう」、「親がお店をやっているから、経営を学んでおきたい」など、そのときの直感で決めていいのではないでしょうか。

強い理由はなくても、ちょっとした興味で掘り下げていける学問
経営に関する書籍がずらり

商学の学生に聞く(取材協力:中央大学商学部)

商学を選んだ理由

「都会に行きたい」という思いから始まり、あれこれと進路を迷ってしまいました。最終的に高校の先生からのアドバイスで、幅広く、アクティブに学べる商学部を受験。思っていた以上に、いろいろなことが学べて、結果的に良い選択でした。(中央大学 商学部 金融学科 3年 岩崎真実さん)
進路決定の時点で将来像が明確ではなかったので、幅広く学べる学部で将来の選択肢を多く残そうと考えました。さらに、大学卒業後はビジネスの世界に40年近く身を置くことになることを踏まえ、ビジネスに直結した商学部、経営学部に絞って受験しました。(中央大学 商学部 商業・貿易学科 4年 岡崎修平さん)

・学部を絞りきれず 迷った末に、幅広く学べる商学へ

私が高校まで過ごした北海道にぜひ学んでみたいという看護学校があったのですが、ふと「進学を機に都会に出てみたい」との思いに駆られ、東京に行くことを前提にほかの興味ある学問を探すことにしました。
しかし、探してみるとスポーツや英語などいろいろなことに興味がありすぎて、逆に絞りきれなくなってしまい、結局、気になったところを一通り受けたというのが本当のところです。
実は商学にそれほど魅力を感じてはいませんでした。むしろ、「就職に役立ちそうだから」という理由で選んだ経済学を視野に入れていました。ところが、高校の先生から「それなら商学も受けてみたら? よりアクティブで幅広く学べると思うよ」とアドバイスされたので、商学部も受けてみることにしたのです。
ですから、入学するまでは「幅広く学べたらいいな」というふわっとした希望でしたが、ビジネスを通してなんでも学べるので、思っていた以上の幅広さだと感じています。スポーツや英語のように一つのことに絞るより、さまざまな視点が学べ、結果的にはいい選択でした。(岩崎さん)

・ビジネスに直結した幅広く学べる学部を志望

小学生の頃からサッカーに打ち込んできて、高校でも続けていたのですが、「このままサッカーだけやっていていいのか、勉強もしないとまずいんじゃないか」という思いが頭の片隅に浮かぶようになりました。
それでも、将来像を明確に描けるところまでは至らないまま進路決定の時期を迎えました。そこで漠然と思ったのは、一つのことを専門的に掘り下げるより、幅広く学んでおいたほうが、将来やりたいことがみつかったときに、選択肢が残せるのではないか、ということでした。また、やがてビジネス社会に身を置くことになることを考えると、ビジネスに直結した学問を学んでおいたほうが役立つだろうとも思いました。
数学が得意だったので当時は理系のクラスにいましたが、高校3年で文転し、商学部や経営学部に絞って受験しました。
ただ、高校生のときは商学部と経済学部の違いすらほとんどわかっていませんでした。お金の流れ全体を俯瞰で見るのが経済学、一つの会社やビジネス単位で見るのが経営学というイメージという程度です。
おおまかにいえば間違ってはいなかったのですが、商学部に入ってみると、実際の企業の成功事例や有名企業の収益モデルなど、一つひとつの企業の掘り下げが思っていたよりも多いので、企業に対する関心は強くなると思います。(岡崎さん)

ビジネスに直結した幅広く学べる学部を志望
ビジネスに対する関心が強く、商学を志望

こんなふうに商学を学んでいます

実際にビジネスを体験する演習授業が充実していて、「ビジネスチャレンジ」という授業が特に印象に残っています。これはサッカーのクラブチームの運営に携わるというもので、社会人とのやり取りも経験しました。苦労の末に、今後ずっと付き合っていきたいと思える友達ができたことも、大きな財産になりました。(中央大学 商学部 金融学科 3年 岩崎真実さん)
1・2年で商学の各分野の入門的な内容を学び、3・4年で興味のある分野を掘り下げていきます。「マーケティング・チャネル論」という物流に関する授業では、有名企業の事例を見ながら、企業ごとに独自の物流形態を構築していることを学びました。ビジネスモデルの考え方の一端が垣間見え、興味深かったです。(中央大学 商学部 商業・貿易学科 4年 岡崎修平さん)

・サッカーの試合をプロデュース 社会人相手にビジネスを実体験

ビジネスに携わる演習型の授業が充実していて、ずいぶん実践力を身につけられたと思います。なかでも印象に残っているのが「ビジネスチャレンジ」という授業です。内容は担当する先生によって違いますが、私たちは「東京23FC」というサッカーのクラブチームの運営に携わり、9月に行われるホームゲーム最終戦に2000人の観客を集めるプロジェクトに挑戦しました。
20人ほどのメンバーが、飲食・イベント・広報の3つのグループに分かれ、チームの特性などを分析し、「こういう広報をしたら興味をもってくれるんじゃないか」、「こんな飲食を用意したら来てくれるんじゃないか」と、毎週議論を重ねました。
そして実際に企業に依頼するなどして、協力者を集めていきました。社会人とやり取りすること自体が初めてでしたし、ビジネスとしてのお付き合いということになりますから、緊張しましたね。
私は広報チームとして、新聞に広告掲載をしてもらえるようお願いする係などを担当しました。「突然失礼いたします」と飛び込み営業のようにメールを送りましたが、反応が返ってくるほうが珍しいくらい。へこみましたね。しかし、そんなこともいい経験になりました。
結果的に2000人集めることはできませんでしたが、夏休み返上で打ち込むくらい一生懸命に作業したことで、プロジェクトが終わっても付き合っていきたいと思える友達もできたのは大きな財産です。(岩崎さん)

サッカーの試合をプロデュース
社会人相手にビジネスを実体験
サッカーのクラブチーム運営に携われたのが一番の思い出と語る

・物流の事例学習を通じて ビジネスの一端を知る

商学はマーケティング、会計、金融、生産管理などの分野に分かれているので、1・2年ではその入門的な内容を学びました。3・4年ではその中から分野を絞って専門的に掘り下げていくことになります。
その中で一番印象に残ったのはマーケティング・チャネル論という物流の仕組みに関する講義です。
消費者の手元に商品やサービスが届くまでには、卸売り・仲介・小売りといった業者が関わっていますが、どんな形でかかわっているかは企業ごとにさまざまです。外部業者に委託するのか、自社化するのかなど、コストや利便性といった企業それぞれの状況から適切なモデルが構築されています。
その仕組みを、アマゾンやドン・キホーテなど実際の企業の事例を引きながら学びました。こういうところにも研究者がいて、論文や理論などがたくさん出てきて、深いところまで突き詰めていくので、驚きました。また、身近な企業が出てくるので興味が湧きましたし、図をたくさん使った解説がわかりやすかったです。
物流の仕組みも一つのビジネスモデルですから、ビジネスについて学びたかった私の興味に合致していました。(岡崎さん)

商学を学んでみて

数字を扱うものもありますが、思ったほど多くなく、むしろ人とのかかわりやコミュニケーションが重要です。幅広さは思った以上で、ビジネスの枠組みを通して、どんなテーマでも扱えるのは商学の強みだと感じています。(中央大学 商学部 金融学科 3年 岩崎真実さん)
商学は、ビジネスに絡むことならなんでもテーマにできるので、自分の決断次第で、専門的に掘り下げることもできれば、幅広く学ぶこともできる自由な学問だと思います。また、ゼミで企業の仕組みと人の心理の関係性について学んだので、人に対する興味も深まりました。(中央大学 商学部 商業・貿易学科 4年 岡崎修平さん)

・ビジネスの枠組みに当てはめれば どんなテーマでも研究対象になる

商学といえば「数字」のイメージが先立って、数学が苦手だと厳しいのかと思っていましたが、意外と少なかったように感じます。必修科目に数字を扱う科目があるので、苦手意識がないに越したことはありませんが、それ以上に、人とのかかわりやコミュニケーション力のほうが重要だと思います。
また、「幅広く学べる」というイメージは、想像以上でした。商学は、ビジネスを通してさまざまなテーマを掘り下げていく学問なので、どんなテーマでも扱えるのが強みです。ビジネスそのものに強い関心がなくても、何か一つ興味のある分野があれば、それを掘り下げていくこともできます。
私の場合は、スポーツ系の学部に行きたいという希望もあったので、サッカーのクラブチームの運営という形でスポーツに携われたのはうれしいサプライズでした。
商学でもスポーツを扱えるとわかったので、ゼミでもサッカークラブについて研究しようと思っています。クラブのスポンサーになることで企業にどんな効果があるのかを調べる予定で、すでにクラブチームの経営者にアポイントをとって、面談をしてもらうなど動き出しています。
卒業後の進路はまだ漠然としていますが、地元の活性化に携わりたいです。私の地元は北海道の小さな町ですが、若者が離れていって高齢化しています。商学部で学んだことを生かして若者が戻ってくる魅力あるまちづくりに貢献できたらいいですね。(岩崎さん)

ビジネスの枠組みに当てはめれば
どんなテーマでも研究対象になる
企業が集うエキスポ(博覧会)にも参加しました

・商学は自由度の高い学問。 その中で人に対する興味が深まった。

商学はかなり自由な学問だと感じます。ビジネスが絡んでいればどんなものでも研究テーマにできるので、ある特定の分野を専門的にきわめることもできますし、分野横断的に幅広く学ぶこともできます。つまり、自分の決断次第で、いろいろな形の強みを作ることができる学問というわけです。そんなところが、私の性にあっていたと思います。
また、ゼミでは企業の仕組みによって、従業員のモチベーションや生産性がどう変化するかを調べていたので、「人」に対する興味も深まりました。
例えば、日本の企業にはジョブローテーションという制度があり、すべての従業員が、すべての業務を一とおりこなせるように育成します。一方、アメリカでは分野ごとのスペシャリストを雇って、一つの業務に専念させます。今はアメリカ型が効率的といわれていますが、本当にそうなのでしょうか? 私が幅広く学びたいタイプなので、調べてみたいと思っています。
卒業後は福利厚生などの人事制度を提案するベンチャー企業に入ることが決まっています。企業も一つのチームですから、一人ひとりが信頼関係をもって、楽しくイキイキ働けるほうが、パフォーマンスも良くなると思います。人事制度を通して、そんな会社を増やすことに貢献していきたいですね。(岡崎さん)

商学は自由度の高い学問。
その中で人に対する興味が深まった。
小学生を対象に、スギの間伐材を利用した工作物「リコロ」の講習会を行いました

商学に関連する記事

  • ゲーム業界を目指す人必見!ソーシャルゲーム業界の今後を聞いた

    ソーシャルゲームって、やったことありますか? 少し前ならば「怪盗ロワイヤル」や「神撃のバハムート」、最近では「パズル&ドラゴン」が大ヒットしていますよね。 ここまで広く普及し、みんながハマって …

  • 高校生で起業ってアリ?

    世界屈指の大富豪であるビル・ゲイツが、高校在学中に起業したというのは、けっこう有名なエピソード。やはり才能のある人は、若いころから周りの一歩先を進んでいるよう。 アメリカと比べると、日本で高校生が …

商学を学べる学校を探すならスタディサプリ進路