大学卒業後は、看護師として4年間働きました。実習で現場を見ていたので、看護師として患者さんに還元できることが多くやりがいを感じていました。しかし、病状が悪化して入退院を繰り返す患者さんを多く目にしてきて「病院へ入院する人々が少しでも減り、自宅で元気に暮らすことができる人を増やしたい」と考えるようになり、昨年度から疾病予防の観点で支援する保健師へ転職し、現在は銚子市役所健康づくり課でがん検診を担当しています。市で行っている集団検診を運営し、検診から精密検査となった方の受診勧奨をしています。また、特定健診受診者や母子に対して保健指導も行っています。
幼い頃から家族が医療従事者であり漠然と誰かのためになる仕事をしたいと考えていました。東日本大震災を地元・福島で経験し、自然災害などに関して関心が強く危機回避の観点で動くことができる医療者になりたく、「人を助けたい、という人の大学」というフレーズに惹かれ入学しました。
国家試験の勉強を頑張ったことが学生生活で一番の思い出です。大学の図書館で缶詰になりながら勉強したり、先生方が勉強会を開催してくださったおかげで無事合格することができました。勉強中の私たちの食事面も考慮し、サラダや野菜スープなども作って食べさせてくださったりもしました。千葉科学大学は先生との距離がとても近く、親身に関わってくれる方々ばかりで、卒業後の今も個人的に相談することがあります。銚子市は自然が豊かでリラックスできる場所や集中して学習に取り組む環境がある素敵な場所です。疲れた時は、友人と目の前のマリーナへ沈む夕日を眺めたり、勉強帰りに星を見にも行きました。
銚子市役所健康づくり課 勤務/看護学部 看護学科/2018年卒