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保健師の就職先・活躍できる場所は?

保健師の就職先・活躍できる場所は?

全国のオススメの学校

保健師の就職先でもっとも多いのが、市区町村の保健センターや役所。全体就業者数の56.2%が該当します(※)。そして、保健所の15.0%、事業所(企業)の8.3%、病院の6.3%とつづきます(※)。そのほかにも、診療所、訪問看護ステーション、大学や専門学校、私立の小学校・中学校・高校、介護施設、社会福祉施設などで働くほか、国際協力機構JICAやNGOに所属する人も。選択肢はさまざまあることから、保健師として誰を相手にどう自身の力を発揮したいのかによって、フィットする就職先は変わってくると言えるでしょう。なお、保健所、保健センター、役所などで働くためには、国家公務員試験または地方公務員試験に合格する必要があります。現在は公的機関で働く保健師が圧倒的に多いですが、高齢化を背景に国が介護保険へ重点を置く方向へ舵を切り始めていることから、介護分野での保健師のニーズが今後よりいっそう高まると予想されています。

※厚生労働省/平成26年衛生行政報告例の概況より

保健所

都道府県、政令指定都市、中核都市など法的に決められた場所のみに設置ができる施設です。保健所所長は医師であることが原則義務付けられており、医師や保健師のほかに、獣医師や臨床検査技師、薬剤師や理学療法士など、さまざまな専門家が集まり、地域に密着したケア業務にあたっています。
業務は、障がい者・難病患者・結核やエイズ患者などへの保健サービス、感染症に対する危機管理、保健医療システムの整備、人口動態統計など広範囲にわたっており、これから起こりうる問題を予測してその予防に努めます。また、都道府県の庁舎に勤務して同様の役割を担う場合もあります。

保健センター

住民の健康づくりを目的に、市区町村がそれぞれ設置することができる施設です
所長は医師である必要はなく、保健師が中心となり、看護師や助産師、栄養士などと一緒に地域に根ざした活動を行っています。保健所に比べると担当範囲が狭まり、地域住民一人ひとりへのきめ細かなケアを提供できるのが特徴です。
乳幼児や妊婦・褥婦(じょくふ)の健診や訪問指導、地域住民の健康診断や保健指導、電話相談、予防接種のサポート、難病患者・精神障がい者や高齢者の日常生活支援、医療・福祉施設の紹介といった対人サービスが業務の中心になるため、人と接することが好きな人、地域に貢献したいという想いが強い人にぴったりの職場だと言えます。最近では、成人病・生活習慣病やうつ病の相談、子どもの発達相談、介護相談なども増えているようです。

市区町村役所

保健センターで働く保健師の統括・管理が主な役割。また、自身が出向いて健診や指導・相談業務をサポートしたり、調査に出たりすることもあります。地域住民のために働くという点では同じであるものの、保健所や保健センターに所属する保健師と比べるとデスクワークが中心になる傾向が多いようです。

企業

社員の心身の健康を支えるプロフェッショナルとして、保健師を常駐させている企業もあります。企業内の医務室や健康保険組合で働くほか、衛生管理部門など健康管理者用の部署が与えられている場合もあります。
保健師を常駐させることは法律で義務付けられているわけではないため、現状、保健師を雇用しているのは社員数の多い大企業が中心です。待遇は一般社員と同等であることがほとんどで残業も少ないため、非常に人気のある就職先ですが、募集自体が少ないため、企業で保健師として働くことは狭き門となっています。ただし昨今、過労や職場内でのいじめ、パワーハラスメント、マタニティハラスメントによる退職・うつ・自殺などが社会問題として取り上げられ、50人以上の労働者がいる企業には医師・保健師・看護師などが主導する「ストレスチェック」が義務付けられたことから、企業における保健師のニーズは年々高まりつつあります。

医療機関

病院やクリニック、訪問看護ステーション、健診センターなども保健師の就職先の1つです。
医療機関での保健師の役割は、健診や予防接種のサポート、成人病・生活習慣病やうつ病の予防、患者さんの生活指導、病院スタッフの健康管理、在宅ケアのフォローなどが中心となるため、入院施設をもつような総合病院が就職先としては多くなります。
最近では医師・看護師の業務軽減の施策の一環として、保健師による「第一次予防」が重要視されるようになっています。同じ病院内で働きながらも、医師や看護師は患者さんの診察・治療に専念し、保健師は患者さんや患者予備軍の症状改善・生活改善・健康増進のために働くというように、その役割分担は明確化されています。また、禁煙外来などでも保健師が活躍しています。

学校

大学や専門学校、私立の小学校・中学校・高校の保健室や医務室に常駐する保健師もいます。急病人の応急処置や健康・メンタル面の相談に携わるほか、校内で揉め事が起きた際には、教員とは違った立場や角度で物事をとらえ、心身の健康状態に配慮しながら問題を解決に導きます。
大学では一人暮らしによるホームシックにかかった学生のケアのほか、教員によるハラスメント行為への対応。小学校や中学校では、いじめによる不登校や発達障がいによって周囲に馴染めない生徒のメンタル面のケアなど、保健師に期待される役割は多領域に広がっています。
ちなみに国公立の小学校・中学校・高校では、養護教諭免許状をもつ養護教諭が学校保健師と同等の業務に当たっていますが、私立の小学校・中学校・高校、大学や専門学校で働く場合は、養護教諭免許状が必要でないケースもあります。

介護施設

施設利用者さんが要介護状態に移行しないよう、適切な健康管理や指導をするのが介護領域で働く保健師に求められる役割です。そのため、介護度の高い特別養護老人ホームなどではなく、比較的状態の軽い利用者さんが在籍する施設でのニーズが高いのが特徴です。一人ひとりの利用者さんの健康状態を把握するだけでなく、施設内で感染症が流行しないよう、施設内の衛生管理に目を配ることも保健師の重要な責務となっています。

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