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臨床心理士の就職先・活躍できる場所は?

臨床心理士の就職先・活躍できる場所は?

臨床心理士という仕事の認知度が高まるにつれて、職域・職種のバリエーションが広がってきました。主な職域には、医療・保健、教育、福祉、労働・産業などの分野があります。このうち臨床心理士の4割近くが働くのが医療・保健分野で、仕事場所には病院、診療所、精神保健福祉センター、保健所、保健センター、老人保健施設、リハビリテーションセンターなどがあります。高齢化社会を迎えたわが国では、認知症やうつ病などに悩む高齢者の心のケアや、その高齢者を支える家族や介護職への心の支援態勢を充実させるのが急務となっており、臨床心理士の活躍の場はさらに広がる可能性があります。

医療・保健分野

病院や診療所、リハビリテーションセンターなどの精神科・心療内科などに勤務し、医師の依頼を受けて、心の問題で不適応に陥っている人、病気やケガなどをしている人に心理的支援を行います。患者本人だけでなく、家族や患者にかかわるスタッフの相談に応じるほか、指導や助言なども行います。保健分野の仕事場は保健所、保健センター、精神保健福祉センターなどで、地域住民の健康管理のほか、アルコールや薬物依存症の相談、ひきこもりの相談・援助、乳幼児の発達検査などに携わります。

学校

臨床心理士の勤務先のトップは医療分野ですが、これに次ぐのが教育分野です。スクールカウンセラーは文部科学省が推進する事業で、1995年から全国の公立中学校に配置されるようになりました。現在は公立の小学校、中学校、高等学校、中等教育学校および特別支援学校にスクールカウンセラーを配置するための経費の補助を行っています。仕事内容は児童・生徒へのカウンセリングが中心ですが、発達面、学業、生活面などの問題に対して心理的支援を行うこともあります。その場合は本人との面接のほか、親との面接、教員へのコンサルテーションなどを実施し、必要に応じて他機関との橋渡し役も務めます。

福祉分野

福祉に関連する幅広い領域に対して心理的な側面から支援します。児童相談所では、子どもの心理療法、障がい者の支援、保護者の相談や助言、心理的な援助方針の策定などを行います。幼稚園や保育所などを巡回して、保護者の子育て相談に応じることもあります。老人福祉施設では、認知症患者の対応などに携わります。

労働・産業分野

過度な労働や人間関係によるストレスなどから、心理的な悩みを抱える労働者が増えています。この事態に対応するため大企業を中心にメンタルヘルスをサポートする部門(健康管理室、総務・労務・厚生部門など)の設置が進み、ここに臨床心理士が常駐する環境が整備されました。メンタルヘルス対策を計画する中小企業を助成する制度もスタートしており、EAP(従業員支援プログラム)を導入する企業も多くなりました。臨床心理士はこのプログラムを提供する外部機関に所属し、悩んでいる従業員への相談支援や職場復帰支援、従業員の上司や同僚へのコンサルテーションなどを行います。

刑務所、警察署

日本の刑務所は飽和状態で、受刑者に寄り添った心のケアを行うのが困難になっています。このため2006年に法改正が行われて「受刑者の社会復帰に向けた処遇の充実」が図られました。これにより刑務所に民間カウンセラー(臨床心理士)を導入し、心の問題を抱える受刑者にカウンセリングなどを行っています。また、各地の警察署に設置された被害者窓口では、犯罪被害者の心理的援助などを行っています。

取材協力
一般社団法人 日本臨床心理士会

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