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海の安全を守る海上保安官の仕事は幅広いものであるため、働く場所もさまざまです。
巡視船で行う海上勤務、海上保安庁の本庁や、全国を11の担当水域ごとの管区に分けた地方支部局である管区本部や、管区の下に置かれる海上保安部署などで行う陸上勤務、パイロットや整備士などが働く航空基地の3つに大きく分けられます。
基本的には任官して初めての配属は海上勤務になり、その後、陸上勤務と海上勤務を交互に行います。一方、パイロットとして働く航空要員は、海上保安大学校や海上保安学校在学中に希望と適性によって航空課程に選抜され、卒業後は全国12カ所にある航空基地に配属されます。その後は飛行機要員とヘリコプター要員に分かれて研修を受けます。
海上勤務
海上保安官の花形ともいわれる海上勤務は巡視船艇での仕事であり、一般的な海上保安官が任官してはじめに就くものです。主計士と呼ばれる海上保安官が船での食事を作り、船員はみなその食事をとります。また業務のために長期の航海に出ることもあるため、船は海上保安官たちが寝食を共にする、第二の家ともいうことができるほどに生活に密接した場です。
陸上勤務
陸上勤務は、霞が関にある海上保安庁や、日本全国を地域ごとに11に分けた管区本部、その下に置かれる海上保安部署などで行われます。卒業した課程にもよりますが、基本的にはじめに配属された管区内で海上勤務から転勤になり、その後も同じ管区で転勤を繰り返し、キャリアアップしていきます。
航空機職員
航空課程を卒業した海上保安官は、パイロット免許を取得後、全国12カ所に置かれている航空基地に所属し、卒業時のコースに応じて、航空機の運航、機体整備、通信機器の操作や整備をそれぞれ担当します。また、ヘリコプター搭載型巡視船には航空基地と同じく担当が乗船し、ヘリコプターの運航や整備を行います。
海上保安官になるには?
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公務員公安系コース 海上保安官コース
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