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ピアニストの楽しいことと大変なこと

ピアニストの楽しいことと大変なこと

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ピアニストとして日々ピアノを演奏するなかで、どのようなことを楽しいと感じでいるのでしょうか。反対にピアニストならではの大変なことはあるのかも、ピアニストを目指す人であれば気になるところですね。現役のピアニストに楽しいこと、大変なことを聞きました。

自分の世界が広がって楽しい

自分の世界が広がって楽しい

私は人前でピアノを演奏するのが好きなので、たくさんの人に演奏を聴いてもらえるときが一番楽しいです。コンサートは私のことをまったく知らない人もたくさん来てくれるのですが、小さな子どもが手紙とお花を持って会いに来てくれたり、アンケートで「クラシック音楽をもっと聴いてみたいと思った! またコンサートに来たいです」と書いてくれたりしたときは、すごく嬉しかったですね。
私が演奏しているクラシック音楽には、200年~300年前に作曲されたものが多いですが、当時の社会背景や歴史、文化などがすべて詰まっています。曲を勉強して弾くと、音だけでなく時代背景などを垣間見ることができるわけです。その時に、自分の世界が広がって楽しいと感じます。今人気のポップスの曲は200年後に歌われているかはわかりませんが、今演奏されているクラシック音楽は、おそらく今後200年経っても変わらずに弾かれているはずです。
自宅で行っているピアノのレッスンでは、生徒たちの予想外のおもしろい発想にいつも笑わせてもらっています。私の厳しいレッスンにもめげずに頑張っている姿を見ると「もっとピアノの楽しさを教えてあげたいな」と思います。

ピアノが好きだから練習も辛くない

ピアノが好きなので、練習が辛いとは思ったことがなく、ピアニストとして大変なことはあまりないですね。ごくたまに練習したくない気分の日もありますが、そういったときは体調が悪かったりします。手や指がかなり疲れていると感じるときや、どうにも気分が乗らないときは練習を休むこともあります。お気に入りの足つぼマッサージ店に行ったり、映画を観に行ったりして気分転換します。

書類づくりなどの事務作業が大変

私は事務所に属していないので、企画や営業、広報からメールの対応など細かい作業を自分一人でやらなければならないので、最初は大変でした。企画書やプレスリリースのための書類作りなど、はじめはわからないこともたくさんありましたが、だんだん慣れていきましたね。大変ですが、私はもともと企画を作ることが好きなんです。「今までにないコンサートを作ってみたい!」といつも思っています。常に社会にアンテナを張って、新たなクラシック音楽の楽しみ方を見つけていきたいです。

取材協力

伊藤 慧

フェリス女学院大学音楽学部卒業後、数多くの奨学金を授与されシュツットガルト音楽大学、ブレーメン芸術大学にて学ぶ。国内外のコンクールにて入賞多数。これまでにポーランドクラクフ国立室内管弦楽団、神奈川フィル等と協演。サウンドインレーベルより4枚のCDをリリース。

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