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ピアニストの仕事道具といえばピアノですが、大きすぎて持ち歩けませんよね。では、ピアニストの方は何を持ち歩いているのでしょうか。現役ピアニストのカバンの中身を見せてもらいました。演奏に必要な道具もあれば、体のケア用品まで持ち歩いているようです。
楽譜は必須! 紙とiPad Proで使い分け
ピアニストの持ち物
1.コンサートのチラシ、オリジナルファイル
2.筆記用具
3.コンサートチケット
4.手帳
5.英語スクリプト
6.ハンカチ
7.CD
8.ボイスレコーダー
9.楽譜
10.iPad Pro
ピアニストといえば欠かせないのが楽譜ですよね。楽譜は従来の紙のものと、楽譜アプリを入れたiPad Proを持ち歩いて使い分けています。iPad Proで使用している楽譜アプリには何千曲分もの楽譜が入っています。演奏中の譜めくりも楽だったり、一瞬で読みたいページにジャンプできたり、直接譜面に書き込みもできるので便利です。iPad Proだと譜面も大きくて見やすいので、最近は楽譜アプリを入れたタブレットを活用しているピアニストは多い傾向にあります。突然「あの曲弾いて」と頼まれたとき、紙の楽譜だと持っていなくて弾けない可能性がありますが、アプリであればすぐに対応できます。iPad Proのアプリには、オーケストラの楽譜や声楽・他楽器の伴奏譜、リクエストがあったときにパッと弾くことができる曲が入っています。ただ、自分のリサイタル用の曲目や、楽譜に直接書き込んで細かく勉強したい曲は、紙のものを使うこともあります。野外での演奏の場合は、日差しや風もあるのでiPadに楽譜を移したりして使い分けていますね。
紙の楽譜やスケジュール管理用の手帳にすぐ書き込めるように、筆記用具も常に持ち歩いています。
いつでも録音ができるようにボイスレコーダーを常備
ピアニストは音源を求められることも多いので、録音用にボイスレコーダーを持っています。リハーサルや音合わせを録音するときにも使います。最近はスマホなどでも簡単に録音できますが、長時間かつ高音質で記録できる、音楽用のボイスレコーダーを使うのがオススメです。ほかにもコンサートグッズとして作った、メンバーの似顔絵ステッカーやファイル、勉強のために電車の中で読む英語の文章、ハンカチなどを持ち歩いています。ほかの演奏家のコンサートに行ったときは、感想や気づいたことをメモして、チケットと一緒に大切に保管しています。
ピアニストの命である手のケアもしっかりと
ピアニストの持ち物はこれだけではありません。季節や遠征など、状況に応じて持っているものもあります。ピアニストの命である手が冷えて動かなくなってしまうのを防ぐために、冬場は手袋とカイロは必須アイテムです。保湿のためにハンドクリームをよく使うと思われがちですが、ベタついてしまうのであまり使いません。ほかにも、ピアノの弾きすぎで指先がぱっくり割れてしまうこともあるので、応急処置用の瞬間接着剤を持っていくことも。ピアニストは爪が長いとピアノが弾きにくくなってしまうので、2~3日に1度爪を切っています。そのため、遠征で地方に行くときは毎回爪切り持っていかなくてはいけないのですが、忘れてしまってコンビニに走ることもよくあります。私は爪を切らないと、なんとなく指先がむずむずしてきてしまいます。
伊藤 慧
フェリス女学院大学音楽学部卒業後、数多くの奨学金を授与されシュツットガルト音楽大学、ブレーメン芸術大学にて学ぶ。国内外のコンクールにて入賞多数。これまでにポーランドクラクフ国立室内管弦楽団、神奈川フィル等と協演。サウンドインレーベルより4枚のCDをリリース。