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幼稚園教諭の歴史を知ろう

幼稚園教諭の歴史を知ろう

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現在でも幼児教育に大きな影響を与えているドイツ人幼児教育者のフリードリヒ・フレーベルが、1840年に設立した小学校就学前の幼児のために開校したのが世界で最初の幼稚園だといわれています。

幼稚園の生みの親

幼稚園というネーミングもフレーベルが考案した造語の「子供達の庭」、「子供の国」を和訳したものです。
日本で「幼稚園」を最初に名乗ったのは、1876年(明治9年)に開園された東京女子師範学校附属幼稚園、現在のお茶の水女子大学附属幼稚園でした。次いで、1879年(明治12年)には日本人保母第一号といわれる女性教諭の豊田芙雄を招いて、鹿児島女子師範学校附属幼稚園が開園されました。この幼稚園がモデルケースとなって全国各地に幼稚園が開園されています。ただし、現在の幼稚園のように歌ったり踊ったりという教育ではなく、強い国をつくるための教育というのが方針に掲げられていたため、日本人とはどうあるべきかという道徳の教えが中心の教育内容でした。また、ここで学ぶ園児は選ばれた上流階級の子どもたちだけで、誰もが通えるというものではありませんでした。

子ども目線に立って自由に学ぶが主流に

全国的に幼稚園の数が増えていくに従って、幼稚園は上流階級だけのものではなくなってきました。教育内容も大きく変わり、机の前に座って学ぶという教育から、子ども目線に立った教育、遊びを通した教育となっていきました。その中で子どもが歌や遊びなどを通してさまざまな経験を積み、家庭でさらに学びを発展させるための教育機関というスタイルになりました。これは幼児教育について定めている「幼稚園教育要領」に掲げてある、遊びを重視するという基本的な考え方に倣ったものです。

時代に即した教育方針

現在は公立、私立を問わず、幼稚園各自で独自の教育方針を打ち出しています。音楽や楽器、体操、水泳などに加え、英語教育に備えた語学教育や、柔道や剣道といったスポーツを取り入れるなど、子どもの多様な可能性を引き出すための教育が行われています。そうした幼稚園の特徴を各家庭で見極め、子どもを通わせる園を選択するというのが一般的となってきています。

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