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ファイナンシャルプランナーの楽しいことと大変なこと

ファイナンシャルプランナーの楽しいことと大変なこと

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あるファイナンシャル・プランナーが楽しく感じられる点は、提案によってお客さまに喜ばれることですが、個人的に楽しいことは別にあるといいます。それはいったい何でしょうか。また、提案や相談内容が複雑な場合は、調査等に時間が必要なことなど、業務での大変さも説明しましょう。

楽しいこと

ファイナンシャル・プランナーとして各種の提案をすることによって、お客さまの生活がよくなることは素直に楽しいと感じると言います。さらにそれが喜ばれると、とても楽しいと感じるそうです。
さらに、一番楽しいことはどんなことかというと、答えが一つではないということがおもしろく、仕事での醍醐味を感じるのだそうです。お客さまの相談に対して、答えは一つだけではなく、必ず複数の提案を用意するといいます。数字を細かく記載した提案書はそれなりに作りますが、口頭であればさらにいくつもの提案を用意して話をするそうです。条件がお客さまごとに異なり毎回違う提案を複数するため、自分が提示した案に対してお客さまがどう対応するか、というキャッチボール状態で仕事ができることがとても楽しいのだといいます。自分で想定していた反応ではなかった場合でも、用意していた引き出しから違う提案をするなど、臨機応変に対応することでさらに信頼性を高めることにもなるようです。
そのためには、まずはきちんと話を聞くことが大切だといいます。当然、ファイナンシャル・プランナーとして話をしますが、お客さまのほうからなるべくたくさん話をしてもらったほうが、その人の考え方がわかるので仕事が進めやすいのだそうです。

大変なこと

あるファイナンシャル・プランナーが大変だと感じるのは、提案や相談内容が複雑で、調査などに時間が必要な場合だとのこと。常にさまざまな変化に対応するべく、幅広い分野の情報を収集することは大切で、情報の取得が足りているとは思っていないこともあり、常にアンテナを張っているのだそうです。それでも取り巻く環境は常に動いているので、細かいニッチな情報は知らないことも多いのだとか。
また、HP上でさまざまな情報発信をしていて、あるWebサイトで「質問と回答のコーナー」をもっているそうですが、一般の人への対応として回答はずっとネット上に残るので、書き方にはとても気を遣うそうです。個人情報なども含めて、どう書くかを考えると時間がかかるので大変だと言います。なかには、「ちょっと危ない」と感じる場合もあるそうで、そういうときはすぐに回答せずに持ち帰り、じっくり確認してから返答するようにしているそうです。やはり信用にかかわる問題にもなるので、個人情報についての取り扱いは特に気をつけていると話してくれました。

取材協力・監修

大間武※2020年8月31日更新

ファイナンシャルプランナー。飲食業をはじめ多業種の財務経理、株式公開予定企業などの経理業務構築、ベンチャーキャピタル投資事業組合運営管理を経て、2002年ファイナンシャルプランナーとして独立。2005年株式会社くらしと家計のサポートセンター、NPO法人マネー・スプラウト設立。「家計も企業の経理も同じ」という考えを基本に、「家計」「会計」「監査」の3領域を活用した家計相談、会計コンサル、監査関連業務、講師・講演、執筆など幅広く活動。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。

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