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臨機応変な対応力、法律的な知識、さまざまな人との交渉力が求められる土地家屋調査士。外出することもあり忙しい毎日の中で、土地家屋調査士はカバンの中にどのようなものを用意しているのでしょうか。私たちが普段使用しているものの意外な使い道に、きっと驚くはずです。
関数電卓、三角スケール、四色ボールペンは必須アイテム
いちばん右のボールペンから順に見ていきましょう。
・四色ボールペン
依頼主、施主さん、境界に接する複数の住人(隣接地所有者)が立ち会って境界を確定する作業では「筆界(ひっかい)」(その土地の範囲を区画するものとして定められた公的な線)」への認識が異なることも珍しくありません。そうした場合、筆界確認を進めていく中で、土地家屋調査士は施主さんの意見は緑色、A住人の意見は黒色、B住人の意見は赤色……といったように図面上に色分けして意見や数字を書き分けていきます。これはなぜかと言うと、事務所に戻って図面と照らし合わせて情報を整理するときに、誰の意見かが色で判別できればミスを防げるからです。円滑にミスなく業務を進めるために四色ボールペンは土地家屋調査士にとっての必須アイテムなのです。
・関数電卓
土地家屋調査士は現地で作図することや、作図から面積を割り出す業務が多いです。そのため、土地の平米数を算出できる方程式を中心とした基礎数学や、坪単位を瞬時に平米数に置き換えるスキルなどを高校時代に学び、あわせて、関数電卓を使いこなせるようにしておきたいもの。関数電卓は各メーカーからさまざまなタイプのものが発売されていますが、メーカーごとにキーの位置が微妙に異なるので愛用器を一台もっておくと重宝します。ちなみに、関数電卓には高度な計算機能がついていますが、それらをすべて使いこなせなくても大丈夫です。
・封筒
司法書士や行政書士から「○○の書類を至急欲しい」と連絡を受けたとき、出先からすぐ書類を送れるよう、所属事務所の住所と自分の名前が書かれた封筒に切手を貼った状態で、カバンの中に常備しています。そのほか「筆界」の確認作業のときに隣接地所有者から図面が欲しいという要望を受けることもあるので、そうした場合にも封筒が重宝します。
・印鑑
法務局を訪れた際に公的証明書の公布申請をおこなうときに印鑑が必要になることも多いですし、何かと書類作成が多い仕事柄、認め印は必ずカバンに入れています。また、収入印紙も数枚用意しています。
・三角スケール
建築士用と土地家屋調査士用の三角スケールは縮尺が違うので、土地家屋調査士用の三角スケールが必要です。
・スチール定規
境界標の探索のときは、原則として作業車で工具などを持って行くことが多いですが、所有者との打ち合わせ時に、急遽境界標を探す必要になることもあります。
そのようなときスチール定規をもっていると、ミニスコップの代わりになり重宝します。
力石洋平
主に都内の土地家屋調査士事務所にて勤務しながら資格学校に通い調査士試験に合格。 土地家屋調査士登録後、さまざまな土地、建物の測量、登記業務に関わる。資格指導校で講師として、また法務局の筆界調査委員としても活躍している。