• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • 国際
  • 翻訳家
  • 必要な試験と資格は?
翻訳家の必要な試験と資格は?

翻訳家の必要な試験と資格は?

全国のオススメの学校

翻訳家になるために必須の資格はありませんが、語学力は必要不可欠のため、英検®1級などの語学に関する資格は取得したほうがいいでしょう。また、一般社団法人日本翻訳協会や一般社団法人日本翻訳連盟などの専門機関による認定資格もあり、取得すると就職に有利に働く可能性もあります。専門性の高い語学力をアピールできる民間の資格もあるので、自分の知識量を試すためにもそれらの資格に挑戦するのはプラスになります。

プロの翻訳家としての能力を測る資格

翻訳家に直接つながる資格として、一般社団法人日本翻訳協会が主催する「JTA公認翻訳専門職資格試験」や、一般社団法人日本翻訳連盟が主催する「JTFほんやく検定」などがあります。どちらも翻訳家としての技能を測るもので、プロの翻訳家を目指すには取得したい資格です。
・JTA公認翻訳専門職資格基礎試験
翻訳家を目指し、翻訳の基礎学力を身につけ「JTA公認翻訳専門職」認定者を目指している人、英語の基礎学力があり、これから翻訳家を目指す人へ向けた試験です。翻訳を学ぶうえで不可欠な文法や法則などをテストする、英日翻訳、英文リライトの2つの項目があり。毎年1回の開催です。
・JTA公認翻訳専門職資格試験
翻訳のプロフェッショナルとしての能力を総合的に審査して、認定する試験です。英語と中国語の2つがあり、どちらも翻訳文法技能試験、翻訳マネジメント技能試験といった4つの試験すべてに合格して翻訳実務経験2年の実績審査を行ったうえで、「JTA公認翻訳専門職」に認定されます。毎年1回の開催です。
・JTFほんやく検定
実践的な実務翻訳の技能を測る試験。実務経験者向きの「実用レベル」の試験(英日翻訳・日英翻訳)があり、「政経・社会」、「科学技術」、「金融・証券」、「医学・薬学」、「情報処理」の5分野から1分野を選んで解答します。翻訳の完成度によって1~3級、または不合格となるものです。柔軟性や深い理解力も求められるため、合格には3年以上の勉強が必要でしょう。年2回、1月と7月に開催されます。

最低限取得したい資格

・英検®1級
大学上級程度の英語総合力が必要な資格です。一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)があり、二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問が出題されます。英語のスピーキング能力だけでなく、相手に伝える発信力と対応力がカギとなります。
・TOEIC®900点以上
英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストです。合否ではなく10点から990点までのスコアで評価され、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つの試験があります。900点以上とは、自分の専門分野の高度な専門書を読んで理解でき、英語を話す人たちが行っている最近の出来事・事件についての議論を聞いて内容を理解することができる力があることを意味します。

そのほかにもっていると有利な資格

翻訳に携わる仕事に就くためには、採用試験の際に、語学力、英語の理解力を問われることは必至です。必ずしも翻訳家には必要ありませんが、国家資格の全国通訳案内士をはじめ、国連英検、全商英検、観光英検などをもっていると、就職の際に強いアピールポイントとなるでしょう。

2024年8月更新

関連する仕事の必要な試験と資格もチェックしよう

翻訳家を目指せる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT