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学芸員として働いていくなかで、楽しいと感じたり、大変だと思うのはどのようなときでしょうか。ある学芸員によると、資料の収集や作品の管理といった専門的な業務以外にも、館のスタッフとしてやるべきこともあり、なかなか忙しい面もあるようです。美術館で働く学芸員の体験談をもとに紹介していきます。
美術品を収めておく収蔵庫で作業することが醍醐味
学芸員になったと実感するのは、作品の調査や展示で作品に実際に触れるときです。美術館がもっている作品を集めておく収蔵庫と呼ばれる倉庫があり、そこに入っている作品を管理することは学芸員の醍醐味(だいごみ)の一つです。
基本的に学芸員は、研究したり資料を集めたり新しいことを知るのが好きな人がなる職業なので、おもしろい情報をみつけたり、良い作品に出合ったり、展覧会のアイデアを練るときはとても楽しいようです。
また、来館者やイベント参加者などからもらう言葉は、日常の業務を行っていくなかでとても励みになっているようです。
例えば、解説会に参加した方が自分のことを覚えていてくれて、次に顔を合わせたときに「あなたの前回の解説会がすごく良かった」と声をかけてくれたり、アンケートなどで「今回の企画がとても良かった」と書いてあるのを見たりすると、頑張ってよかったと感じ、仕事に励む助けになるといいます。
思っていた以上のマルチタスクぶりが大変
学芸員は専門職とはいえ、美術館などに勤務している場合、専門業務以外にも施設スタッフとしてやるべき仕事があり、マルチタスクな部分があるのは少し大変に感じるときもあるようです。
博物館法では、学芸員を置く理由として作品の収集と保存と展示、つまり、集めて確実に次世代に残し、公に見せて還元していくということが定められているのですが、それ以外の業務がどの館もとても多く、その両立が意外に難しい部分が多いのが実情です。
また、展覧会の準備をする際、展示したいと思った作品があっても、すでにほかの館に借りられていたりして使えないなどのケースには、少し残念な気分になってしまうといいます。
どのような職種でも仕事をスムーズに進めていくためには、どうしてもやらなければいけない作業が発生します。それは学芸員という専門職でも違いはありませんが、効率化を図るなどして、より専門性の高い業務に集中できる環境作りが今後はいっそう重要になってくるでしょう。
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