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裁判官は、社会で起きているさまざまな紛争を解決したり、あるいは犯罪があったかどうかを確定して適正な刑罰を科すといった、法社会になくてはならない仕事です。しかも、特定の人の希望、意見、利益に拘束されることなく、自らの良心と法のみに従って行うことができます。その意味で、裁判官の仕事は非常に大きな責任を伴うとともに、大変にやりがいのある仕事といえます。
責任の重大さがやりがいにつながる
裁判になる事件に一つとして同じものはなく、それぞれ個別の異なる事情を抱えています。当事者の主張を徹底的に読み込み、証拠を吟味して事実を認定し、熟考を重ねた末、自ら判断を下す瞬間は、とてつもない責任の重さと大きなやりがいを感じるようです。
他の権力から干渉されず、自らが判断を下す
裁判官の職権の独立は憲法で保障されており、公正・中立な立場から事案の適切な解決を追求することができるところが特徴です。他の権力からの圧力や干渉を受けることなく、自らが最終的に判断を下すことができるという点に誇りと手ごたえを感じる裁判官は多くいるようです。
社会的に重要な職種としての誇りを感じる
手厚く身分が保障されている裁判官は、報酬などの収入面でも恵まれています。したがって経済的な事柄に煩わされることなく、仕事に専念できます。また、仕事に公益性があり、社会的に重要な役割を果たしていることに誇りをもつことができます。きわめて論理性の高い思考・判断を巡らせる知的な仕事内容である点もやりがいになるようです。
「和解」に導くことができたときの喜び
民事裁判を担当しているなかで、深刻に対立していた原告と被告が、最終的にお互い納得し合い、前向きな気持ちになり、「和解」という形で紛争を終わらせることができたとき、うれしく、やりがいを感じる裁判官が多いようです。当事者間の対立が深刻であるほど、あるいは事案が複雑であるほど、和解に至るまでの裁判官の苦労は大きいのですが、そのような当事者が裁判官の説明や説得に耳を傾けて納得した結果、合意に達して和解を終えたときは、苦労も吹き飛ぶ思いになるようです。
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