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ナレーターが仕事をするときの心がけ

ナレーターが仕事をするときの心がけ

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ナレーターは業務委託で番組ごとの契約のため、一度レギュラーが決まればずっと仕事があるというわけではありません。常にオーディションを受け続け、新しい現場への挑戦をし続ける必要があります。また、仕事に絶対穴をあけられない緊張感もあります。そんなナレーターだからこそ心がけていることはどんなことでしょうか。

常に初心を忘れないようにする

ナレーターの仕事は、現場こそ毎回違うことも多くありますが、基本的にはいつもやることはいつも同じであり、「与えられた文章を読むこと」です。だからこそ、基本的なことを怠ったり、少しでも気を抜いたりすることで大きなミスに繋がることもあります。そのため、たとえベテランのナレーターであっても、常に初心を忘れないように心がけているといいます。
また、与えられた原稿自体にミスがあった場合であっても、視聴者はその間違いについて「ナレーターが間違えた」と受け取ることもあります。そのため、もらった原稿に目を通す時間があれば、必ず人任せにせず自分で調べることを常に心がけているといいます。ときにはすべての内容を調べる時間がないこともありますが、短い時間の中で「ここはもしかしたら間違っているのではないか」「この表現はこれで合っているのか」といった判断ができる知識を普段から蓄えておくことは大切です。万が一不安に思うのであれば、迷わず調べるようにしていると話すナレーターもいます。情報を伝えるという仕事柄、間違ったことを発信してしまうことは許されませんし、間違ったことを伝えてしまうことは「表現」以前の問題です。常に正しい情報を聞き取りやすく伝えることが仕事であることは、常に忘れないようにしているといいます。

体調管理は何よりも大切!

替えがきかないのがナレーターです。そのため、けっして仕事に穴をあけることができないことから、体調管理には特に気をつけているといいます。特に冬場は、外出する際に常にマスクをつけて風邪やインフルエンザを予防し、のどや声のケアに努めます。そんな努力のおかげでインフルエンザにかかることはほとんどないと話すナレーターが多いですが、どんなに努力をしていたとしても、ときには突発的に声が出なくなってしまうことはあるといいます。そんなときにはすぐに病院にかけこみ、薬を服用したり、注射を打ってもらったり応急措置をすることもあるのだとか。少しの声のかすれや鼻声くらいであれば、周囲に気づかれないように声を出すことも必要と話すナレーターもいます。
もちろん、日ごろからタバコを吸わない、酒は飲まないと心がけるなど、できるだけ健康的な生活をすることは大切です。万が一、どうしても声が出ないなどのときは同じ事務所内で代役を立てることもありますが、ナレーターとしての信用を失ってしまう可能性もあるため、とにかく穴をあけることがないように努めます。

取材協力

野﨑 千華(ナレーター/フリーアナウンサー)

元南日本放送アナウンサー。放送局退社後、養成所を経てナレーター、フリーアナウンサーとして活動。声優事務所やナレーター事務所に所属し、テレビ番組やCMナレーション、情報番組では生ナレーションにも携わる。2018年よりフリーランスで活動中。

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