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ナレーターに求められる人物は?適性を知る

ナレーターに求められる人物は?適性を知る

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ナレーターとして求められる力や適性にはどのようなものがあるのでしょうか。前提として、誰にでも好感を与える声であること、聞き取りやすい声であること、そして滑舌が良いことが求められます。プロのナレーターとしてそれぞれの番組に採用されている時点で、ナレーターとしてのスキルはできて当たり前のことです。加えて、その映像が何を伝えたいのかを瞬時に察する能力、そして映像の内容に合った声色を出せる表現力が求められます。

表現力

ニュースであれば真面目なトーン、バラエティー番組であれば楽しげに、内容が悲しいものであれば切なげにと、ナレーターは映像や内容に応じてさまざまな表現力が求められます。その表現の幅が広ければ広いほど、たくさんのジャンルの番組や作品で活躍することのできるナレーターになることができます。

理解力

原稿が手元に来てからすぐにその内容を把握し、どのようなナレーションの表現をすることが最適なのかを判断する「理解力」は、仕事を継続してもらうことのできるナレーターの特長であるといえます。ナレーターとしてニュース番組や情報番組で活躍したいと考えている方には必須のスキルです。

瞬発力

特に生放送の番組では瞬時に判断する瞬発力が求められます。収録であれば事前に確認することができる原稿も、生放送であれば確認する時間が十分にないこともあります。さらに、ニュースなどはギリギリまで修正が入ることも多く、事前に目を通すことさえできないこともあります。そのため、原稿を渡されてすぐにナレーションすることができる瞬発力は大切です。

マルチタスクをこなす能力

瞬発力同様、生放送ではさまざまな情報を一度に処理しながらナレーションをおこなうことが求められます。目の前に流れる映像にタイミングを合わせながら、手元にある原稿を読み、イヤホンからはディレクターのキューの声が聞こえる……といったことは日常茶飯事です。これらをすべて瞬時に把握しながら表現力にも気を配るなど、一度にマルチタスクをこなす能力は必要です。

タフさ

特に、朝の情報番組のレギュラーを務める場合には、深夜にスタジオ入りし、早朝に仕事が終了することは珍しくありません。しかし、だからといって昼間寝ることができるわけではなく、他の仕事は日中にあるということもあります。さらに、スケジュールはいつも同じではなく、不規則になることがほとんどです。そんな中でも、常に一定のクオリティの声を出さなければならない「タフさ」はナレーターに必要不可欠なものかもしれません。

取材協力

野﨑 千華(ナレーター/フリーアナウンサー)

元南日本放送アナウンサー。放送局退社後、養成所を経てナレーター、フリーアナウンサーとして活動。声優事務所やナレーター事務所に所属し、テレビ番組やCMナレーション、情報番組では生ナレーションにも携わる。2018年よりフリーランスで活動中。

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