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イベントプランナーに求められる人物は?適性を知る

イベントプランナーに求められる人物は?適性を知る

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イベントプランナーはなるのに必須の資格や免許がないぶん、その人の資質や経験が大きく問われる職業といえます。
プランナーの業務は企画を考えることがメインになりますので、ゼロから新しいものを生み出す発想力や、そのアイデアの元になるさまざまなジャンルに精通する知識や興味関心が求められるといえるでしょう。
また、イベントプランナーは自分がやりたいイベントを自由に企画するのではなく、あくまでクライアント(依頼者)の要望に沿い、“目的を達成するための装置”としてのイベントを企画するのが仕事です。
クライアントの要望やイベントの目的を把握し、具体的な企画に落とし込む理解力・提案力も不可欠だといえるでしょう。
「イベントとは何か、どういう場であるのか」を体感的に理解し、アイデアの引き出しを増やしておくためには、学生時代のさまざまなイベントへの参加経験や、イベントを企画・実施した経験も役に立ちます。

発想力・人とかぶらないアイデア

「あのイベントと同じ・似ている」では、参加者に新鮮な驚きや感動を与えたり、思わず誰かに伝えたくなる=「口コミの見える化」に導いたりすることはできません。
そのため、イベントプランナーは常に新しい提案やアイデアが求められる立場といえます。また、新しいものを生み出すためには自身に刺激を与え続けることが必要となりますし、人の心を動かすイベントを作るためには、生活者のニーズを知らなくてはなりません。
自分でさまざまなイベントを体験してみる、ニュースや新聞・雑誌などで世の中の流れや時事を知る、自身の興味関心に縛られず多様なジャンルの場に足を運ぶ、情報を得に行く…それらの「行動力」「情報感度の高さ」もまた、イベントプランナーにとって重要な資質といえます。

調査力・分析力・思考力

飲料メーカーであるクライアントから「新しく発売するコーヒー飲料の知名度を高めるイベントを考えてほしい」というオーダーがあったとします。
そうしたらまずイベントプランナーは、その新商品にはどんな特徴があるのかを知ったうえで、今世の中で出回っている商品との違いを把握し、その新商品ならではの強みを導き出します。
それによってイベントで大きく伝えるべきポイントを絞り出すことができます。
また同時に、そのような魅力をもった新商品はどんな人に受けるのかを考え、それらの人がよく足を運ぶ場所をイベント会場としてピックアップします。
このように、イベント企画とはすべてがロジカルに進んでいくものであり、必ず「そうする理由」が求められます。
「自分がいいと思ったから」や「何となく」は通用しない世界ですので、調査力・分析力を磨き、何ごとも自分の頭で考えるクセをつけておくことは非常に重要です。

対話力、プレゼンテーション力

イベントプランナーはクライアントと直接コミュニケーションすることが多い職業です。
営業としてイベントを受注することからまかされるケースも多く、その場合、まず相手が望んでいるものを引き出し、それに対して「自分であればこんな提案ができる」というコミュニケーションをしなくてはなりません。
また、イベントを受注する過程では、競合プレゼンテーションが行われることも一般的です。これは、1社のクライアントに対して複数の会社がイベント企画の提案をし、クライアントが最も気に入った案を選び、そこで初めて受注となるものです。このときに大切となるのが、自分が考えた企画をわかりやすく説明する力です。わかりやすさとは話し方や発表形式にも影響を受けますが、最も大切なのは、そのイベントを行うことによってクライアントはどんなメリットを得られるのか、どれほどの利益を得られるのかをはっきり説明することです。
そのためには、仮定と結論をセットで語るほか、過去事例やマーケティングデータを参考にしつつ、「このイベントであれば○人の参加者が見込める」「SNSでの波及効果も合わせると△△人への情報伝達が期待できる」「商品を××個サンプリングできる」など数字で語ることも大切です。

責任感

イベントプランナーには、企画発案者としての責任があります。
「できる」とクライアントに説明したことを実現するために関係各所に打診をしたり頭を下げたり、各分野の専門家からアドバイスを得たり、プレゼン用の資料を作ったり、当日起こり得るトラブルを未然に洗い出して対策を立てたりと、やるべきことは多岐にわたります。
しかしどんなに忙しくても、途中でそれを投げ出すことは許されません。自分がやると決めたことをやりきる力、そしてそれができるだけの仕事への熱意やモチベーションをもち続けること…それらは仕事の成果でクライアントや周囲からの信頼を得、長くイベント業界で働き続けるために必要な力です。

体力

なかなかいいアイデアが浮かばず時間がかかったり、クライアントからの急な修正要望に対応したり、打ち合せやプレゼンに出席したり、設営のために前日の深夜まで立ち会いをしたり…とイベントプランナーの仕事は日々尽きることがなく、長時間働くことも珍しくありません。
またイベントは土日祝日やGW・お盆・年末に開催されることが多く、平日は企画や準備のためオフィスで働き、休日はイベント現場に足を運ぶといったスケジュールが当たり前です。非常に多忙な仕事であり、時には休日返上や徹夜で働くこともありますので、それについていけるための体力は必須でしょう。
プライベートの時間があまり取れない場合もありますので、オンオフの切り替えがうまく、自分にとってのベストなストレス解消やリフレッシュの手段をよく知っている人が適応しやすい環境だといえます。

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