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航海士に会いに行こう

航海士に会いに行こう

全国のオススメの学校

航海士と接するための機会にはどのようなものがあるでしょうか。航海士はあまり身近にいないと思うかもしれませんが、海に囲まれた島国である日本では生活に密着した場面や、観光地などでも多く活躍しています。航海士と話ができる場所や機会について説明しましょう。

航海士は働くフィールドが広いのでいろいろな所にいる

例えば、浅草から芝浦まで出ている船などに乗ってみてください。航海士が乗っています。日本はフェリーも客船も値段が高いのであまり若い人が乗らないようです。海外ではフェリーで通勤することが普通だったり若いカップルが客船に乗っていたりします。日本人は海に囲まれていながら、船に乗る機会はあまりないようなので、ちょっとでも海や港に興味がある人はいってみてほしいとある航海士は話しています。
練習船もたまに一般公開をしているときがあるようです。 東京は少なく地方の港が多いようですがFacebookとホームページで情報公開をしているので確認ができます。
また、海技者セミナーといって各会社がブースを出して就職説明会などをおこなっています。そこには陸上で働いているパターンの海技士がいるので、話を聞くことができます。
さらに、海洋大学の学園祭では船を公開していて、航海士から学校の先生になった人もいるので、ブースがあったら話をしてみるといいのではないでしょうか。

展示船を見にいく

横浜の氷川丸はもう航行はできませんが、船長として残っている人がいるので、話を聞きにいってはどうでしょうか。桜木町には日本丸という帆船が置いてあります。中を見ることができて航海士もいるため、そこで話をすることも可能です。日本丸は実際にセールを張って見せたり、シップスクールというロープワークを開催したりするので、機会があればいってみることをおすすめします。
横須賀では、戦艦三笠を展示しています。残念ながら大変古く、コンクリートで固まっているので、航行はできませんが中のようすを見ることができます。説明をしてくれる人がいるので、質問をすることもできるはずです。
ちなみに、横須賀では軍港めぐりが開催されていて、結構楽しいと評判です。運が良ければいろいろな船が入っていて、それを全部説明してもらえるからです。6000人が乗れるアメリカの空母は本当に大きく、横須賀市民が全員乗れるという説明には驚くほどですが、実際に見て、その大きさを実感してみてください。もし、航空母艦ロナルド・レーガンが入港していたとしたら、ラッキーでしょう。

地方でも航海士に会うことができる

地方では、神戸港はすごく力を入れていて、有名なレストランシップもあります。「みらいへ」という帆船は一般向けに体験乗船をおこなっているので楽しく過ごせ、航海士も常駐しています。
長崎でも同じような体験ができますし、佐世保は九十九島のツアーの船が出ているので、そこで航海士と話ができるでしょう。
また、瀬戸内海には橋のように船が走っています。運航している人はみな、航海士です。業務時間外に話しかけてみてください。
「さんふらわあ」、「新日本海フェリー」などのフェリーは車ごと乗船できる大型船です。家族で旅行するときに利用してみるのもいいかもしれません。昔のフェリーでは雑魚寝をしていたこともありましたが、最近はwi-fi も入って快適に過ごせるようになっています。
ある航海士は世界中の海を見てきたなかで、小笠原の海が一番きれいだと話します。小笠原までは東京から船で27時間ぐらいかかりますが行く価値があるそうです。道中、航海士に話を聞くチャンスもありそうなので一度いってみてはどうでしょうか。

取材協力

我妻 三耶子

東京都出身。小さい頃から海が好きで、スキューバダイビングや釣りなどをしてきた。 宇宙飛行士を一時期目指したが、宇宙を知る前に地球を知ろうと思い、地球=海という発想から、東京海洋大学へ入学。大学3年生の時、1ヶ月の船舶実習を履修し、初めて船の世界を知り、航海士を目指す。 海技教育機構(旧航海訓練所)に就職し、練習船士官として働いている。

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