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フラワーコーディネーターになるための勉強時間・やり方

フラワーコーディネーターになるための勉強時間・やり方

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フラワーコーディネーターになるために勉強は必須です。どのような勉強をしておけばいいのか、資格はあったほうがいいのか分からない方も多いことでしょう。フラワーコーディネーターに話を聞きました。どのような試験があるのか、今からやっておいたほうがいいことなどを知っておきましょう。

資格は必須ではないがあると役立つ

ディスプレイ装花
ディスプレイ装花

私は子育てをしながら、フラワーコーディネーター(フラワーデザイナー)の勉強をしました。さらに花屋で働きながら、国家検定フラワー装飾技能士1級と、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会の講師資格を取得しました。さらに、作業効率ではないフラワーデザインの核心を知りたくて、花のデザイン理論が学べる花阿彌(はなあみ)ブルーメンシューレというスクールで勉強し、インストラクター資格を取得しました。
国家検定習得にはフラワー装飾作業法、植物一般、安全衛生などの学科試験と、フラワー装飾作業の実技試験があります。当時は毎回新しい花を買う余裕がなかったので、同じ花を使って何回も実技試験のための練習をしていました。国家検定は特に職業試験として設けられているもので、実技試験では見本どおりの同じ角度、同じ寸法の完璧な作品を作らなければなりません。審査員の方が振っても落ちないようなしっかりとした作品を時間内で作りあげ、掃除までするのが試験内容です。難易度が高い試験なので、多くの時間を費やして練習しました。
日本では資格がないとフラワーコーディネーターの仕事ができないわけではありませんが、国家検定に合格していると将来的に役立つと思います。国家資格が採用の優先事項とならない場合もありますが、決まった時間内で、いかに効率よく作業をし、完成度の高い作品を完成させ、片づけまでする、という花仕事においての作業の重要なスキルを身につけることができます。さらにブライダルの仕事に必要なワイヤーワーク(針金を用いて、コサージュやヘアード、ブーケなどを製作する技法)を訓練できるので、ブライダルの仕事をしたい方には特にオススメです。国家検定フラワー装飾技能士は1~3級まであり、3級なら実務経験が必要ないので、高校生でも受験できます。独学での合格は無理ですが、フラワーデザイン教室などでしっかり訓練すれば取得できて、一生ものの資格になります。
高校を卒業して専門学校に進学する人もいることでしょう。専門学校であれば1年間の学習であれば3級、2年間であれば2級までは受けられます。フラワーコーディネーターは草花の勉強、花のデザイン理論の勉強、色彩の勉強、さまざまな勉強を積んでいく必要があります。

いろいろな物を見て感性を磨くことも大事

フラワーコーディネーターは花をデザインする仕事なので、感性を養うことも大切です。私も美術館や展示会に足を運んだり、インテリアを見て歩いたりしています。日頃からアンテナを張って、流行り廃(すた)りではなく、本当に良いものを見聞きしようと意識していれば、自然といいものが身体に入ってくるのではないでしょうか。また、植物を扱うフラワーデザインにとって自然を常に観察することはとても大切です。わざわざ山の中に行く時間がなくとも、通りすがりの道端の自然をいつも観察することで、さまざまな発見があります。

取材協力

CHACO

国家検定フラワー装飾1級技能士、NFD本部講師、花阿彌プロフェッショナルインストラクター。ジャパンフラワーフェスティバル金賞ほか受賞多数。老舗花店、ホテル花店、専門学校講師など多様な現場経験。色彩とデザイン理論に基づいたデザイン、指導に定評がある。セレンディピティ フルール主宰。

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