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大学教員の1年目はどうだった?

大学教員の1年目はどうだった?

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大学教員としての1年めは、どのように過ごすのでしょうか。学生として大学や大学院の授業を受けていても、教員として教えるとなると大きく立場は異なり、戸惑うこともあります。一般企業のように先輩が手厚く指導をしてくれることもありません。ここでは大学教員の1年めの過ごし方を紹介します。

大学教員1年めは手探りで自分の「型」を作る

大学教員1年めは手探りで自分の「型」を作る

大学教員は一般的な会社員のように、みっちり研修を受けられるわけではありません。そのため、とにかく1年めは手探りの状態が続きます。多くの場合、自分の専門に関連する授業を新規にまかされることが多いので、ひたすらその内容を検討したり、準備をしたり、大学教員として自信をもって教壇に立つことができるようになるための方法を模索します。
私の場合、法学部の学生として大学生時代を過ごした後、専攻を変え、大学教員にとして教壇に立ったのは文学部だったので、最初は戸惑いがありました。文学部生として大学4年間を過ごしていないので、授業を聞いている学生が「何が分からなくてどういう気持ちなのか」について、きちんと想像できているか不安だったのです。しかし、学部は違えども共通する部分はあるはずで「自分は大学生のころ、授業のこういうところでつまずいていたな」ということを思い出したり、学生にアンケートを取ったりすることで、どうにか授業が形になっていきました。どのような場所に身を置くことになっても、過去の経験は生かせると思います。
経験が浅いのに大教室での講義をまかされたりすると緊張するものですが、講義の内容は大学教員の裁量にまかされている部分が多いです。必修科目であれば「こういう内容をこのレベルで伝えるようにしてください」など指定されることもありますが、その指導方法は担当者にまかされていますから、無理のかからない形で授業計画を立てることが可能です。
1年めで自分なりの講義の「型」を作ることができれば、2年め以降はそれをバージョンアップさせていくだけなので、気持ち的にはかなり楽になります。

学生の顔を覚え、学科のルールを覚えることも大切

1年めに特に意識していたのは、まずは所属する学部や学科のルールを覚えること。大学ごとに決まりがあるのはもちろんですが、学部ごと、学科ごとにもルールやしきたりがあることもあります。
また、大学教員によってポリシーは異なりますが、私は学生の顔と名前は覚えたほうがいいと思っています。私が大学教員になりたてのころに教えていた大学のように、履修者が何百人もいる大学の場合は、全員の顔と名前を覚えることは難しいので、印象に残るレポートを書いた学生や、質問をしにきた学生などを中心にできるだけたくさんの学生の顔と名前を覚えるようにしていました。ただ、今務めている大学は1学年の人数が40人程度なので、むしろ自然に覚えてしまいますね。
とはいえ、顔と名前を覚えても仲良くなりすぎないようにしています。私は完璧な人間ではありませんから、個人的な好き嫌いが学生に対しても出てしまうかもしれないと思っていて、全員と平等に接するために、一人ひとりと適切な距離を保ち、入り込み過ぎないようにしています。SNSなどでつながるのは卒業してから、というマイルールは遵守しています。

取材協力

トミヤマユキコ

ライター/大学講師。早稲田大学法学部、同大大学院文学研究科を経て大学講師に。少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当している。ライターとしては『小説すばる』『yomyom』『エル・グルメ』などで日本の文学・マンガ・フードカルチャーに関する連載を持つ。著書に『夫婦ってなんだ?』『40歳までにオシャレになりたい!』『大学1年生の歩き方』など。

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