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柔道整復師の1年目はどうだった?

柔道整復師の1年目はどうだった?

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柔道整復師として就職してからの1年めは、どのように過ごすのでしょうか。多くの場合、いきなり患者の施術を行うことはほとんどなく、まずは補助的な作業から徐々に仕事を覚えていきます。ここでは多くの整骨院・整体院で働く柔道整復師の1年めの仕事内容を柔道整復師に聞きました。

まずは補助作業から仕事を覚えていく

肩甲骨の矯正をしている様子
肩甲骨の矯正をしている様子

整体院・整骨院に就職した場合、受付専門のスタッフを設置していない勤務先では、1年めの新人柔道整復師は受付業務や、来院した患者の対応から始めます。
国家資格を保有しているとはいえ、専門学校時代には実際の患者の施術を行うことはほとんどありません。そのため、1年めの柔道整復師がいきなり患者の体に触れることはほとんどなく、まずは患者への対応方法や、受付業務を覚えていきます。最初は受付業務を通じて、患者への適切な対応やあいさつのしかた、そして患者の顔と名前を覚えることが重要です。
患者の顔と名前を覚えることは、柔道整復師として信頼してもらうためには大切なことです。顔と名前を覚えられるようになったら、それに加えてその患者の状況や病状も一緒に覚えるようにします。
慣れてきたら徐々にまかせてもらえる業務や雑務が増えていきます。そして、患者に電気をあてるなどの治療における補助作業も行うことができるようになります。

院長の許可が出たら患者への施術ができるように

1年めの新人は、整体院・整骨院の営業時間内には受付や雑務から業務を始めますが、空いた時間には先輩の柔道整復師から指導を受けたりし、スキルを向上させていきます。
その後、院長からの許可が出れば実際に患者に施術ができるようになります。院長が新人の柔道整復師に許可を出す基準はひとことでは言えませんし、その院長により異なりますが、私の場合はそれぞれの個別スキルや知識などの基準を満たしているかどうかで許可を出すか決めています。場合によっては自らが患者役となり施術テストを行う院長もいますが、基本的にはその新人柔道整復師の普段の業務状況を見ながら徐々にまかせる内容を増やしていき最終的に判断します。
整体院・整骨院の院長の方針や新人のレベルにもよりますが、多くの場合1~3カ月程度で許可を出すことが多いです。最も難しいのは最初に行う問診で、新人の柔道整復師にはなかなかまかせることはありません。その患者の状態が重度であればあるほどその問診は難しくなりますし、最初の問診が間違っていればその後の治療や指導もすべて間違ったものを行ってしまうため、とても難しいです。1年めの柔道整復師は軽度な患者の問診から始めていき、徐々に重度の患者の問診ができるように、先輩の指導を受けながら問診の技術を磨いていくことを目指します。

取材協力

村上 一仁 (柔道整復師)

北海道出身。小さい頃から運動が好きで、スキーや水泳、サッカーなどをしている時にケガをして整骨院に通うことがありました。 その時の経験から将来、ケガをを治す柔道整復師に就きたいと思い、赤門鍼灸柔道専門学校に入学。 病院、鍼灸院、整骨院での勤務を経て、東京都葛飾区でつばさ整骨院を開業しています。

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