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日本におけるインテリアコーディネーターは、住宅事情が変わり、暮らしが変化していくなかで生まれた職業です。その背景を見てみましょう。
インテリアコーディネーターの誕生は1980年代
日本の住宅はもともと和室が中心のいわゆる日本家屋で、大工さんが部屋の間取りや、外観や内装の工夫などを考えて作っていました。大工さんにまかせていたので、お客さんが細かい要望を出すことは少なかったといいます。
それが変わってきたのは、1970年代です。団地やマンションの建設が進み、LDKという間取りや、洋室が作られるようになりました。すると、部屋の中に装飾、照明、家具といったインテリアをどのように配置して、空間を作るのかといったことに興味をもつ人が出てきました。1973年には当時の通商産業省、現在の経済産業省が初めてインテリア産業という言葉を使っています。
団地やマンションが増えると同時に、戸建て住宅にもLDKや洋室が作られることが一般的になり、おしゃれな部屋にしたいというお客さんの要望も強くなってきました。この要望にこたえるなかで、インテリアコーディネーターが誕生したと考えられています。公益社団法人インテリア産業協会がインテリアコーディネーター資格試験を始めたのは、1983年からです。
変わってきたインテリアコーディネーターの役割
インテリアコーディネーターは、現在ではインテリアのプロとして、より注目されるようになっています。以前は、インテリア選びに悩むお客さんにアドバイスして、これで大丈夫ですよと背中を押すのが主な仕事だったといえます。しかし最近は、お客さんのインテリアに対する興味も深まりつつあり、インテリアコーディネーターに求められるアドバイスもより細部にわたるようになってきました。
それだけでなく、インターネットの普及によって、お客さんが興味あるインテリア製品を自分で探せるようになりました。「このインテリアを使いたい」というお客さんの要望を取り入れながらも、空間が一体感をもつように考えてコーディネートすることが増えてきたといいます。
このため、インテリアコーディネーターはインテリア製品やコーディネートの知識について、常に新しいものを頭に入れておく必要があります。プロとして、インターネットで誰もが集めることができる情報を上回る知識をもつことや、独自の提案をすることが求められています。
インテリアコーディネーターは、日本の住宅文化、特にハード面の変化から生まれました。これからは、住む人の暮らしに寄り添った、より細やかなコーディネートを担っていくと考えられます。
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建築インテリアデザイン科

建築学部・建築設計デザイン科/卒業後、2016年3月同学建築設計研究科卒

建築工学科 卒
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