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トリマーの楽しいことと大変なこと

トリマーの楽しいことと大変なこと

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トリマーの仕事は華やかなように見えますが、実際にどんなところが楽しいのでしょうか。また一方で、大変な部分は? 先輩トリマーにやりがいと苦労を聞きました。(取材協力/鈴木奈央子)

トリミングの腕が上達するのが嬉しい!

まずはトリマーの楽しいことから。トリマーになる人は動物好きな人が多いもの。仕事を通して一日中動物と接することができ、自分の手で可愛くしてあげられることは大きなよろこびです。
またトリマーは技術が命。練習の成果が発揮できて、自分の技術が上達したことを実感できることはやりがいにつながります。最近は飼い主さんの目も肥えてきて、トリマーに対する評価もよりシビアになっています。そんななかで飼い主さんから好評をいただけるのはやはりうれしいもの。犬がきれいになって飼い主さんによろこんでもらえたり、感謝されたり、次も指名をもらえたりすると誇らしい気持ちになれます。またトリマー自身も「このワンちゃんはお店に来たときよりもかわいくなった! 魅力を引き出せた!」と達成感を味わえるそうです。
ちなみにトリミングの技術は、犬が動いたときに腕の違いが現れるそうです。
保定した状態で上手にカットできたように見えても、犬が歩きだしたとたんに毛が乱れたりするのは仕上がりがイマイチな証拠。仕上げの際に犬を少し歩かせるなどして、いろんな方向に毛を動かして仕上げをするのがコツだそう。
また毛質や毛のクセなどは一頭ずつ違うため、同じ犬種でも同じようにカットすればいいというわけではありません。このような感覚をつかむことが技術の上達につながります。

神経と体力を消耗する仕事

次にトリマーの大変なことについてご紹介します。トリマーが使うハサミはとても鋭利。しかも相手は動物なので、思いがけない動きをすることも珍しくありません。特に気性が荒い犬や機嫌の悪い犬などは、暴れてこちらに向かってくることもありえます。また小型犬の場合はカットの範囲も小さいので、ちょっとハサミがずれるだけで思わぬケガにつながる可能性も。どんな場合でも犬にケガをさせないように、仕事中は常に注意を怠らないよう気をつけなければなりません。トリマーは想像以上に神経を使う仕事なのです。
一方、トリマーは体力勝負の仕事でもあります。仕事中はずっと立ちっぱなしなので腰痛や肩こりに悩まされることもあります。さらにシャンプーを1日に何度も行うので、手荒れは職業病といえるほどです。
またあるトリマーの先輩いわく、トリマーは収入に恵まれた仕事とは言いにくいそう。個人経営のサロンの場合は、福利厚生の整備なども店ごとにバラつきがあります。就職する際には、条件面もしっかり確認したほうがよいでしょう。
トリマーの仕事は精神的にも体力的にもハードですが、やりがいや楽しいこともたくさんあります。仕事に対する自分なりの目標をもって取り組んでいきましょう。

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