
相手の気持ちを尊重し、傾聴を心がけています
教育相談員として教育相談と就学相談を担当し、子どもの成長過程に継続的に関わっています。面接や心理検査、プレイセラピー、行動観察などで得られた情報をもとに子どもの特性を多面的にとらえ、支援の方向性を考えていきます。一人ひとりの長所や可能性に目を向け、その存在を肯定的に受け止めることを大切にして支援にあたれる点にやりがいを感じています。また、保護者と悩みや課題を共有しながら、子どもにとって望ましい教育や支援を考える過程に関われることもこの仕事の大きな魅力です。来談者から「学校に行けた」「ここに来ると落ち着く」と言われると、自分の対応が少しでも役立ったと実感でき、とても嬉しく思います。
教育現場で働く心理職を志すきっかけとなったのは、大学3年次に小学校で行った1年間の「ピアサポート活動」です。ある児童を継続的に見守りましたが、その子は言葉で思いを伝えられず、パニックでフリーズすることもありました。しかし徐々に関係性が変化し、私の手を握るなどの行動を通して信頼を得られたことを実感できたのです。この経験から、個々に最適な支援を考える視点や学校教員との連携の重要性を学びました。また、心理的側面からの支援に大きなやりがいを感じたことが進路を考える原動力に。その後、目白大学大学院へ進学して臨床心理学を中心に学び、心理職に就きたいという思いがさらに明確となり、現在に至っています。
心理学には多様な分野や理論、考え方が存在することを学びました。人を理解するには単一の視点ではなく、複数の視点からとらえることが重要であるという学びは、現在の私の土台となっています。卒業論文では資料を収集・整理し考えをまとめる経験を積み、関心のあるテーマに深く向き合う機会を得ました。また、大学院まで連携した、臨床心理士や国家資格である公認心理師の資格取得に対応するカリキュラムで学んだことで、心理職に必要な基礎知識や倫理観、専門職としての姿勢を一貫して身につけられたと感じています。課外活動で学生広報スタッフとして活動したことも、他学部の学生との交流で視野を広げる貴重な経験となりました。

同級生とは、現在も定期的に交流を続けています

地方自治体の教育委員会教育相談室に勤務/人間学部心理カウンセリング学科(現 心理学部心理カウンセリング学科) 卒/2023年卒/大学卒業後、目白大学大学院心理学研究科臨床心理学専攻に進学し、2025年3月修了。公認心理師・臨床心理士。現在も最新の心理学研究に関する講座や講演会に積極的に参加し、専門知識やスキルの向上に努めている。「国家資格取得を目標に歩んできましたが、専門職としてようやくスタートラインに立ったと感じています。自分にできることを常に模索しながら今後も学び続けたいです。また、福祉など多様な分野から子どもを支える可能性にも目を向け、柔軟に支援をしていきたいと考えています」と今後の抱負を語ってくれた。
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