
季節を意識しながら仕上げた和菓子です
私は現在、和菓子の老舗・菓匠花見で和菓子職人として働いています。和菓子の魅力は、四季折々の色や風景を、自分の手のひらで表現できるところです。素材や色、形をどう組み合わせるかによって、同じテーマでもまったく違う印象になります。学生時代に学んだ上生菓子づくりでは、繊細さと集中力が求められましたが、その分、完成したときの達成感は格別でした。自分の感性を形にできること、そしてそれを「美味しい」と言ってもらえることが、この仕事の大きなやりがいです。
私が製菓業界を志したきっかけは、自分が作ったお菓子を食べた人に「美味しい」と言ってもらえたことでした。もともとは、かわいいケーキが好きでパティシエ志望でした。和菓子やパンも学べると知ってはいましたが、実は和菓子をほとんど食べたことがなく、あんこも苦手でした。それでも授業を受ける中で、和菓子の奥深さや面白さに少しずつ惹かれていきました。「やってみないとわからない」という経験を通して、2年次に和菓子科へ進む決断をしました。

挑戦してみて、新しい世界が広がりました
学校では、洋菓子・和菓子・パンを幅広く学べたことがとても良かったと感じています。それぞれの特徴や技術を知ることで、自分が何を目指したいのか、気持ちが変わることもあります。学園祭では、素材や色、形が異なる5種類の上生菓子で構成する「五ツ盛り」を制作しました。うまく仕上げることができたときは、学生生活で一番の達成感を味わいました。和菓子でも洋素材を使う場面は多く、幅広く学んだ経験が、今後の仕事にも必ず生きると感じています。

「五ツ盛り」に挑戦するなど、学校での実習はすべて忘れられない記憶となっています。

株式会社浦和花見 勤務/製菓技術学科 和菓子科/2025年卒/千葉県出身。お菓子作りを通して人に喜んでもらえた経験から製菓の道を志す。当初はパティシエ志望だったが、日本菓子専門学校での授業を通して和菓子の魅力に目覚め、製菓技術学科 和菓子科を専攻。幅広い分野を学んだ経験を活かし、卒業後は和菓子の老舗・株式会社浦和花見に就職。現在は和菓子職人として、季節を感じられる菓子づくりに取り組んでいる。
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