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学芸員

資料の研究や展示の企画などを行う、博物館などの専門職員
博物館や美術館に勤務し、資料や作品の調査、研究、収集、保管から展覧会の企画・運営をしたり図録作成など幅広い業務を行う。デパートなどで、美術展の担当部署で働く場合もある。
学芸員
学芸員<国>

学芸員

博物館で働く学芸員になるための資格
学芸員とは、博物館で資料の収集や保管、展示、調査研究などをおこなう専門的な職員のこと。学芸員補は学芸員を補助する役割。学芸員になるには、大学・短大で博物館に関する単位を修得するか、文部科学省がおこなう資格認定試験の合格が条件。学芸員や学芸員補の資格を取った後、博物館に採用されてはじめて学芸員や学芸員補として活躍することができる。
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今回話をしてくれたのは

PROFILE

公益財団法人日本博物館協会

1928年に「博物館事業促進会」として発足し、1986年に日本博物館協会に改称。日本の博物館・美術館に関する事業を推進する公益法人。発足当初より『博物館研究』を毎月刊行し、博物館活動を支援している。また、1953年より毎年1回全国博物館大会を開催。全国から参加者が集い、博物館に関する諸問題について研究協議を行っている。

学芸員の学校の選び方

POINT
学芸員になるためには、学芸員資格を取得することが必須です。現在学芸員として働いている多くの人も大学に進学し、学芸員資格の取得に必要な博物館に関する科目の単位を修得することで、学芸員資格を取得しています。短大へ進学した場合でも、必要な科目の単位を取り、学芸員補としての経験を積めば、学芸員資格を得ることができます。ただし、すべての大学・短大で博物館に関する科目を開講しているわけではありませんので、注意しましょう。

学芸員に求められる人物は?適性を知る

POINT
学芸員の基本は専門分野の研究を行うことですが、博物館の規模によっては、学芸員一人でさまざまな業務を行う必要があります。常に新しい情報を得ようとすること、人と積極的にかかわること、事務的な作業をこなせることなど、学芸員に求められるスキルは多岐にわたります。いずれにしても学芸員という仕事への熱意をもち続けることがすべての基本となります。事務的作業をこなす必要が出てくる場合もありますが、博物館の質は学芸員の力量によって左右されるといっても過言ではありません。

学芸員の必要な試験と資格は?

POINT
学芸員として働くには、学芸員資格を取得することが必須となります。そのためには、大学や短大で博物館に関する科目を履修し、必要な単位を取らなければなりません。大学であれば、科目を履修していれば卒業と同時に学芸員資格を取得でき、短大であれば卒業後に学芸員補として3年以上の実務経験を積むことで取得できます。そのほか、大学や短大で学芸員資格を取得する以外の方法として、文部科学省が行う学芸員資格認定の試験に合格することでも得ることができます。

学芸員を目指せる学校の学費(初年度納入金)

POINT
大学・短大
初年度納入金
14万 1000円
 ~ 233万円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
専門学校
初年度納入金
132万 8000円
 ~ 147万 8000円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
※ 
記載されている金額は、入学した年に支払う学費(初年度納入金)です。また、その学費(初年度納入金)情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費(初年度納入金)を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。
学芸員の仕事内容

学芸員の仕事内容

「博物館法」という法律では、学芸員は「博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究その他これと関連する事業を行う」と定められています。学芸員というと、歴史や美術などの専門分野の研究者というイメージが強いかもしれませんが、あらゆる分野で活躍しています。確かに研究は学芸員の基本的な仕事ですが、展示などを通じて、一般の人々に学ぶ機会を提供することも重要な仕事です。そのほか、標本や模型、文献などの資料を収集したり、資料を後世に伝えていくために保管する環境を整えたり、毎日幅広い仕事をこなしています。

学芸員の気になる?年収・給料・収入

POINT
博物館の数が限られているため、学芸員の募集が少ないことなどの理由から就職が難しく、さまざまな業務をこなすための高いスキルが要求される学芸員ですが、そのお給料は実際に働いている学芸員からすると、少ないと感じる場合が多いようです。給与体系は博物館を運営する母体によって異なるため、一概には言えませんが、各自治体で運営している公立博物館は、給与体系もその自治体に従うことが多いようです。また、最近では非正規(期限付き)での採用も増えているので、どの程度の給与なのか、待遇面はどうなのかなど、募集要項できちんと確認をしましょう。

学芸員の就職先・活躍できる場所は?

POINT
学芸員の主な就職先は博物館です。博物館というと歴史系博物館が代表的ですが、科学博物館や美術館、水族館、動物園なども法律上では博物館として位置づけられており、さらに専門的な博物館もあります。就職するには、各博物館で行われている採用試験に合格する必要があります。試験の内容はそれぞれ異なりますが、筆記試験と面接が行われることが多いようで、近年では実技試験も増えてきています。
  • 美術館

学芸員のズバリ!将来性は?

POINT
学芸員になりたいという人は多くいますが、博物館の数は限られているため、学芸員の募集人数が少なく、就職はきびしいのが現状です。このような中で学芸員の職に就くために、大学院に進学して専門性を高めたり、インターン制度を利用して博物館で現場での経験を積んだり、地道な努力をしている人も多いようです。定期的に募集がある職種ではないので、大学の就職課の掲示板や各博物館のホームページなどをこまめにチェックし、いつでも応募できるようにしっかり準備をしておきましょう。

学芸員の先輩・内定者に聞いてみよう

学芸員を育てる先生に聞いてみよう

学芸員を目指す学生に聞いてみよう

学芸員のやりがいを聞いてみよう

学芸員として働いている人の多くは、自分の専門分野の研究を仕事として続けられることに喜びを感じているようです。また、研究だけではなく、その成果を発表する機会でもある展示は、学芸員にとって非常に難しく頭を悩ませますが、やりがいのある仕事の1つでもあります。来場者が、自分の伝えたいことを理解し楽しんでくれたと実感できたときに、学芸員として達成感が得られ自信につながる人が多いようです。

学芸員の志望動機を教えて!

狭き門をくぐり抜け、学芸員として働くためには、自分の好きな分野の研究を続けていきたいという強い思いをもち続けることが、原動力になります。さらに、教育機関でもある博物館で働くことに誇りと責任をもち、日々の研究の成果を多くの人たちに伝えるための活動を積極的に行いたいという意志があるかどうかも大切です。まずはこの2点を自分に当てはめ、なぜ学芸員を志望するのか、学芸員になって何をしたいのかを改めて考えてみましょう。
もっと詳しく調べてみよう

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学芸員の持ち物を見せて!

COLUMN
学芸員の持ち物を見せて!
美術館や博物館をはじめ、基本的には館内で働いているイメージが強い学芸員ですが、展示会用の作品の貸し借りなどのため、館外へと出かけていくこともあります。そんなとき、社会人として基本となる名刺のほか、学芸員はカバンの中にはどのようなものを入れて持ち歩いているのでしょうか。気になる中身を見せてもらいました。

学芸員の1日のスケジュール

COLUMN
学芸員は「博物館法」という法令で定められた仕事ですので、博物館や美術館などが主な職場となりますが、ほかにも水族館や動物園にも学芸員はいます。その中から今回は、美術館で働く学芸員と、フリーランスとして活動するキュレーターという、2種類のタイムスケジュールを見ていきましょう。

学芸員の1年目はどうだった?

COLUMN
学芸員の1年めは、美術館や博物館をはじめとして就職した場所によって業務内容が異なります。作品や資料の収集、管理などの専門業務には、どのように携わっていくのでしょうか。ここでは美術館に就職した学芸員の話をもとに、どのように1年めを過ごしていくことになるのかを紹介していきます。

学芸員の歴史を知ろう

COLUMN
どのような歴史をたどって、学芸員という職種は誕生したのでしょうか。ある学芸員の話によると、その歴史には美術館の存在が大きく影響しているようです。ここでは学芸員がどのような経緯で現在のようなかたちになったかについて、大まかな流れを見ていきます。

学芸員に会いに行こう

COLUMN
学芸員の資格をもっている人は、美術館や博物館、動物園など、実はいろいろなところにいます。ただ当然のことではありますが、仕事をしている間はゆっくりと話を聞くのは難しいかもしれません。では、実際にはどこに行けば会えるのでしょうか。学芸員と会うための方法をいくつか見ていきます。

学芸員のキャリアパス

COLUMN
学芸員として働き続けていった場合、どのような未来が待ち受けているのでしょうか。インディペンデント・キュレーターのようにフリーランスとして活動することも可能ですが、それ以外には、どのようなキャリアプランを描けるのか。学芸員として考えられるキャリアステップについて見ていきましょう。

学芸員の20年後、30年後はどうなる?

COLUMN
学芸員は資格職であり、その業務には専門的な作業も数多くあります。また、働く場所が文化施設ということもあって、文化的な観点から美術館や博物館の重要性は変わらないと推測することができます。ではAIが発達してきている今、学芸員の仕事にどのような影響があるのでしょうか。今後について考えてみました。

学芸員になるために今から役立つ経験

COLUMN
学芸員になるためには、どのような勉強や経験が役立つのでしょうか。資格の取得だけでなく、働きはじめてからも多くの専門知識が必要とされます。そのため、高校生のころから多くのことに興味をもって取り組むのが良さそうです。高校生のときに経験しておくほうがいいこともあわせて見ていきましょう。

学芸員になるための勉強時間・やり方

COLUMN
基本的には、専門課程のある大学へと進学し、所定の科目を修了することで学芸員になることができます。では、学芸員になるための勉強方法や勉強時間についてはどのように考えておけばいいのでしょうか。高校時代から取り組めることも含めて紹介していきます。

学芸員の楽しいことと大変なこと

COLUMN
学芸員として働いていく中で、楽しいと感じたり、大変だと思うのはどのようなときでしょうか。ある学芸員によると、資料の収集や作品の管理といった専門的な業務以外にも、館のスタッフとしてやるべきこともあり、なかなか忙しい面もあるようです。美術館で働く学芸員の体験談をもとに紹介していきます。
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学芸員<国>の就職先

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全国の博物館、美術館
学芸員をとるには

学芸員<国>をとるには

学芸員<国>の受験資格

試験認定と審査認定がある。(1)試験認定の場合は、大学院に入学することができる者。(2)大学に2年以上在学して62単位以上を修得した者で、2年以上博物館における博物館資料の収集、保管、展示および調査研究その他これと関連する事業に関する実務(以下「博物館資料関係実務」)を行った経験を有する者。(3)大学に入学することのできる者であって、4年以上博物館資料関係実務を行った経験を有するもの。(4)教育職員の普通免許状を有し、2年以上教育職員の職にあった者など。

学芸員<国>の合格率・難易度

合格率
49.5%
2022年度 試験認定

資格団体

文化庁
電話:文化庁企画調整課03-5253-4111
URL:http://www.bunka.go.jp/seisaku/bijutsukan_hakubutsukan/shinko/about/gakugeiin/
目指せる仕事・資格

学芸員を目指せる資格

大学・短大

専門学校

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