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公認会計士にはどんな先輩がいるの?

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全国に約3万人いるとされる公認会計士。そのなかには、特別な能力をもつ人や、目立つ成果をあげている人もいます。今回は、著名な公認会計士や、尊敬できる先輩についてご紹介します。

数少ない公認会計士の著名人

数少ない公認会計士の著名人

山田 真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』光文社


公認会計士の仕事は、企業の監査業務がメインですから、弁護士のようにテレビに出るような著名な方は多くありません。
そのなかでも、例外的なケースとして挙げられるのが、山田真哉氏です。公認会計士としての仕事にとどまらず、作家としても活躍しています。
山田氏をとくに有名にしたとされるのが、2005年に出版した『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社新書)です。
「なぜ『さおだけ屋』の商売が成り立つのか?」という素朴な疑問から会計学を説明するというユニークなスタイルの本で、会計学を扱う本としてはきわめて異例の100万部を超えるベストセラーとなりました。
山田氏は、そのほかにも会計にまつわる多数の出版をしており、『女子大生会計士の事件簿」シリーズなどが知られています。「世界一受けたい授業」などテレビ出演も実績があり、公認会計士としては、最も著名な人のひとりです。

尊敬を集めるのは、既存の領域を超えた公認会計士

一般に、公認会計士の業界は、ある意味で閉じられています。特定のクライアントの監査業務を行うという仕事柄、守秘義務があり、あまり仕事の内容を明らかにできないという事情もあります。
そうした監査業務を適正に続ける公認会計士も、もちろん尊敬に値するのですが、目立つのは、一般的な監査業務を超えた幅広い領域で仕事をしている会計士です。
例えば、事業会社のCFO(最高財務責任者)を務めている会計士がいます。CFOとは、企業の財務戦略を企画して実行までを担う責任者のことです。いわゆる企業の「お金まわり」を任される責任者ですから、非常に重要な役割を担っているといえます。
また、公認会計士としての知見を使いながら、コンサルタントとしてクライアントの経営課題を解決できる人も目立ちます。こうした業務は「アドバイザリー業務」といわれますが、監査業務のようなルーティンの仕事ではなく、案件によって都度求められる仕事が変わるという特徴があります。
例えば、適正な財務諸表作成ができる組織とするための体制づくりや、M&A(企業買収)を行う際の計画づくり、経営に行き詰まった企業の事業再生支援など、求められる成果は多岐にわたります。
監査業務は、どちらかといえば、「問題なくできればOK」という世界ですが、こうした業務は、クライアントにとっての価値を新たに創っていくわけですから、難易度は高いですが、やりがいが感じられます。
もちろん、CFOやアドバイザリー業務を行うためには、専門的な知識や経験が必要となりますが、そうした能力を身につけると、公認会計士として存在感を増すことができるでしょう。

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