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ナレーターになるために今から役立つ経験

ナレーターになるために今から役立つ経験

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高校までの勉強でナレーターに直接かかわるものはないと思う方も多いかもしれません。しかし、実は学校の勉強の中にもナレーターになるために大切な学問がたくさんあります。ナレーターを目指すためには高校時代から学校の勉強でどのようなことを重点的に学んでおく必要があるのでしょうか。

国語や外国語は必須科目!

ナレーターは、文字で書かれた文章を読み、瞬時にその内容や状況を理解し、声で表現する仕事です。そのため、国語など日本語にかかわるすべての教科はしっかりと勉強しておく必要があります。もちろん、わからない言葉は事前に確認し調べるのですが、多くの場合、漢字や文章を瞬時に理解することが求められ、わからない言葉を調べる時間すらないことも多くあります。そのため、あらかじめ知識として蓄えておくことが、他のナレーターと差をつける大きな強みとなります。
そのための勉強方法は、とにかく活字に慣れること。教科書はもちろん、たくさんの本を読んでおくことで経験値が高まり、瞬時に文字を見ただけでその文章をすぐに理解する力が身についていきます。
さらに、国語だけに限らず、英語をはじめとする外国語の学習も、仕事の幅を広げることに役立ちます。「英語の発音風に読んで」といったオーダーがあることもありますし、ときには日本語の文章以外にも英語やフランス語など他の国の言語をナレーションの中で発しなければならないこともあります。
国語も外国語も、知識があり理解できる内容が多ければ多いほど、自分の表現力や仕事への瞬発力を高めてくれる教科です。できるだけ興味をもって取り組むことでナレーターとしての強みとなってくれるはずです。

音楽や体育もナレーターを目指すための勉強になる?!

さらに、音楽や体育も得意であれば、ナレーターとして大きな強みとなります。
音楽で重点的に学んでおきたいのはリズム感や、間の取り方などです。間の取り方はナレーターには非常に大切であり、よりわかりやすく伝えるための武器となります。ナレーションでは、音程も大事です。音の高低で表現することは、アナウンスの基本的な技術の一つです。間の取り方の重要性を実感しているナレーターの中には、落語を勉強しているナレーターも多くいます。落語は「間」が命であり、落語を習うことで「間」を勉強するのにとても役立つのだそうです。もちろん、歌やダンスを習得することも「間」の取り方の勉強になります。
さらに、ナレーターはかなりの体力勝負です。長丁場の収録でも変わらないクオリティのナレーションをおこなうタフさと、深夜に出勤し早朝に帰宅する昼夜逆転の生活にも耐えうる体力が必要不可欠です。さらに、他の仕事以上に替えがきかない・風邪を引くことが許されない仕事でもあるため、体力も必要な仕事です。体育の授業で運動をする習慣を身につけ、しっかりと体力をつけておくことが必要です。

取材協力

野﨑 千華(ナレーター/フリーアナウンサー)

元南日本放送アナウンサー。放送局退社後、養成所を経てナレーター、フリーアナウンサーとして活動。声優事務所やナレーター事務所に所属し、テレビ番組やCMナレーション、情報番組では生ナレーションにも携わる。2018年よりフリーランスで活動中。

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