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ダンサーの20年後、30年後はどうなる?

ダンサーの20年後、30年後はどうなる?

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AIが発達したことにより、最近ではバーチャルアイドルとして「初音ミク」という新しいキャラクターが登場し、コンサートをおこなったりしています。AIの発達でダンサーの仕事・働き方はどのように変化していくかについて、あるダンサーの意見を踏まえて説明しましょう。

ロボットにダンサーの仕事は奪われる?

ロボットが歌って踊っている姿をテレビCMなどで見かけるようになりました。当初は珍しく動きもぎこちなかったロボットが、どんどんスムーズな動きができるようになり、AIが搭載されて、会話もできるようになっています。
もし、200~300人の人が集まる体育館に、そんなロボットが3台もいたとしたら、ダンスを教えられるかもしれないと、あるダンサーは危惧することがあるそうです。
確かに、ロボットが介護体操を教えている老人介護施設などもあり、実際に効果をあげているという話も聞こえてきます。すると、ダンサーはいらなくなるのでしょうか?
介護事業所での例は、ロボットという物珍しさでお年寄りの気を引き、ロボットができるなら自分もできると思わせることが大きな役割なので、アーティストとしてアクロバティックな動きをするダンサーが来る必要はないでしょう。つまり、これは一つの事例に過ぎません。アーティストとして舞台に出演するダンサーとは、役割がまるで違うのです。ロボットは振り付けを間違えずに正確に踊ることはできるはずですが、ロボットが振り付け通りに躍ってパッションを感じるでしょうか。ダンスには上手い下手はありますが、ダンサーはその人の人間性や何を伝えたいのかをダンスを通じて体で表現することができる芸術です。切なさや楽しさなど、そこはかとない感情や爆発する情熱をいかに伝えるか。それこそがロボットとダンサーの大きく違う点ではないでしょうか。

裏方の仕事ならロボットでもできるかもしれない

あるダンサーは、ダンサーの裏方の仕事ならロボットにはできるかもしれないと話します。例えば、音楽番組のカメラリハーサルなどですが、踊るアイドルなどの代わりにダンサーがダミーとしてリハーサルをすることがよくあるそうです。まず、ダンサーがアイドル用の振り付けを振付師に習って覚えておきます。番組に出演する当日は忙しいアイドルの代わりにダンサーがカメラリハーサルを担当。本番直前にアイドルにダンサーが振りうつし(振りを直接教えること)をおこない、本番はアイドルが躍るというパターンです。これはダンサーの立派な裏方の仕事なのですが、この先、ロボットがダミー役をする時代が来るかもしれないということでした。

WEBでの動画配信と生で見るライブの両極化

現在、人気があるアイドルの一人とも言えるのが「初音ミク」です。もとは音声合成システムに対応した音声素材でしたが、女性のバーチャルアイドルとしてキャラクターが設定されたことで、大変な人気ぶりを誇っています。得意なジャンルは幅広く、歌って踊れるデジタルメディアのキャラクターとしてさまざまな賞を受賞し、海外でもライブを開くというすさまじい人気には驚くばかりです。バーチャルなので、どんなジャンルも踊ることができる、歌うことが可能というのは当然とはいえ、生身の人間がその存在に歓声をあげて熱狂していることが不思議だと、あるダンサーは言います。はっきり言って“お客さまを取られる感覚が非常に大きい”そうです。高まる人気や流行り方に脅威すら感じると言います。この先20年後30年後はさらにネット環境が進むため、WEBで映像を見る人も多くなることが考えられます。すると、アーティストのライブや舞台鑑賞などに実際に足を運ぶ人が少なくなるのかもしれません。
ただ、一人のダンサーとして思うのは表現者としての場はなくならないということだと話します。いかに生で見てお客さまに体感してもらえるかが勝負であり、空気感、雰囲気、臨場感を大切にしてほしいそうです。これからのエンターテイメントは、WEBでのネット配信と、目の前で観劇するライブとで二極化していくのかもしれません。

取材協力

鈴木貫絵

幼少期よりダンス、歌、お芝居を習う。 遊助、倖田來未、SMAP etcバックダンサーとして活躍。そして表現する幅を広げる為、女優として舞台などで活躍中。ダンサーだけのお芝居ユニットRedPrintでも活動。

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