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歯科医師の楽しいことと大変なこと

歯科医師の楽しいことと大変なこと

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歯科医師として働く中で、一番うれしいのは患者への治療や予防指導により喜んでもらえたときだと歯科医師は話します。一方で、患者とのコミュニケーションや、そもそも歯科医院が好きではない患者への接し方で苦労することもあります。詳しく見ていきましょう。

治療や予防指導により喜んでもらえたときにやりがいと達成感を感じる

歯科医4年目の時の診察風景
歯科医4年目の時の診察風景

歯科医師としてやりがいや達成感を感じる瞬間は、患者から「痛みがなくなった」「歯の悩みがなくなった」などと喜んでもらえたときです。
治療がうまくいったと感じることができる瞬間はとても多く、日々達成感を得ることができる瞬間はたくさんあります。患者が喜んでくれる姿が目に見えることや、感謝してもらえることが多いのはとても励みになります。
さらに、日々歯にまつわる新しいことを勉強できることや、自分が行っている研究が評価されることでも達成感が得られると思います。ほかにも、高齢の患者に歯をいつまでも健康に保つ方法を伝えたら「あなたのおかげで歯が健康になりました。しっかりと噛めるからずっとおいしいものが食べることができるし、おいしいものが食べられるから私は長生きできる」と感謝されたことがあります。
人の人生に良い影響を与えることができるのはとてもやりがいを感じます。

患者とのコミュニケーションには苦労することも

一方で大変なことももちろんあります。歯科医院にはさまざまな患者が来るので、全員と常にスムーズなコミュニケーションができるわけではありません。
例えば、こちらが何を提案してもすぐに怒ってしまうといった、これまで自分の人生では出会ったことのないタイプの患者が来ることもあります。
そのため、相手によって説明をする順番や、話し方を変えてみるなどの工夫をすることもあります。歯科医師の中には、仕事そのものよりも患者との接し方に苦労すると話す人もいます。
ほかにも、できるだけ世間話として使えそうなその地域の話題を積極的に知っておくようにしています。患者の中には歯科医院があまり好きではなかったり、恐怖心をもっていたりする方もいます。
苦手だと歯科医院を敬遠し、症状があるのに来院しないとどんどん悪化してしまいます。その結果、早く来てくれていれば簡単な治療ですぐに治すことができたのに、病状が悪化し治療が困難になることもあります。
もちろん、常に最新の治療法や知識、医療技術を学び続けなければいけない大変さもありますが、特に辛いと感じるのは、診療後は腰と目がとても疲れることです。
ずっと前かがみの姿勢でライトを当てた口の中をずっと凝視していると、どうしても負担がかかってしまいます。休日はそのケアに時間を割くことも多いです。

取材協力

山田玲奈

神奈川県出身。小さい頃から工作や絵を描くことが好きで、この特技を生かせる進路はないかと悩んでいた時に歯科医師になろうと思いつく。そこから猛勉強し東京医科歯科大学へ入学。卒業後は歯科医師として臨床や研究に従事し、現在は勤務医として地域の患者さんの歯科治療にあたっている。

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