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歯科医師の20年後、30年後はどうなる?

歯科医師の20年後、30年後はどうなる?

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患者の口内の診察だけでなく、不安を和らげ、状態の説明を行うなどのコミュニケーションも歯科医師の仕事で大切なことです。AIの進化によりこれまでは目視が難しかった病状の確認ができるようになり、20年後、30年後はより正確な診察ができるようになるのではと言われています。

技術の進化により正確な診断ができるようになる

未来のイメージイラスト
未来のイメージイラスト

歯科医師は、人間の小さな口の中の状態をすべて正確に把握できるわけではありません。
現在の技術では、レントゲン撮影などで虫歯の位置を確認することはできますが、それはあくまで2次元の画像です。虫歯がどの程度奥にあるのか、あるいは歯の根っこ部分のどこに原因があるのかまでは目視では確認することができません。
歯科医師の仕事では目視で確認できない箇所がかなり多いので、3次元で病状を確認できるようになると、かなり事前の準備が楽になります。これまでは、手術や治療などで開いてみてその場で知るということも多くありました。
しかし、AIやCTの技術などが発達していけば、今よりもより正確な診断ができるようになり、治療の成功率が上がるのではないかという期待があります。事前の検査などで正確な箇所を把握し、ここに病変がある、ということがわかっていれば、その分事前の準備が可能になりますし、手術時間を短くすることで患者の負担も減らすことが可能になります。
現に、3Dの印象技術は大きく発達しつつあります。歯に被せ物を作るときに現在のように粘土のようなもので時間をかけて型を取る必要がなくなり、カメラで瞬間的に患者の歯の形状を把握することが可能になります。
このことは、患者の負担が減るだけでなく、歯科医院内ですぐに被せ物や矯正器具などを作成することができ迅速な治療に繋がります。

患者とのコミュニケーションは人間である歯科医師にしかできない

どんなにAIの技術が発達しても、その技術の進歩によって歯科医師の仕事がすべて奪われてしまうことはないと考えます。歯科医師の仕事の大半は皆さんがイメージしている以上に「患者との会話」が占めます。患者が不安に感じていることについて的確な説明を行ったり、時には世間話などで緊張を和らげたりすることもあります。
患者によって症状や感じ方、その時々の状況は大きく異なりますので、歯科医師の仕事は相手に合わせた対応やコミュニケーション能力が問われる仕事です。
もちろん治療だけでなく、日ごろの歯みがきや歯のケアの指導なども患者のその時々に応じて判断する必要があります。
AIや技術の進化により負担や作業が軽減されることはありますが、歯科医師の仕事は人間にしかできないこともたくさんあるのではないかと私は考えています。

取材協力

山田玲奈

神奈川県出身。小さい頃から工作や絵を描くことが好きで、この特技を生かせる進路はないかと悩んでいた時に歯科医師になろうと思いつく。そこから猛勉強し東京医科歯科大学へ入学。卒業後は歯科医師として臨床や研究に従事し、現在は勤務医として地域の患者さんの歯科治療にあたっている。

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