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  • 永野 佑奈さん(幼児教育学科/児童養護施設職員)

私立短期大学/福岡

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学生時代にいろいろな施設での実習に参加して経験を積んでください。

先輩の仕事紹介

もう一人の「お母さん」として、子どもたちが社会や家庭へ戻れるサポートをしたい。

児童養護施設職員
幼児教育学科 児童福祉・心理コース 卒/2021年卒
永野 佑奈さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

私の職場は、家庭環境に問題を抱えた子どもたちを預かる児童養護施設です。4歳から高校生までの子どもたちの日常生活や学校生活をサポートしています。将来は各家庭に戻ることが前提なので、母のような存在でありながらも一定の距離感で接する必要があり、もどかしく思うこともあります。現在の目標は「施設に入らないといけない子どもを減らすこと」です。この目標を実現するためには家庭とも関わる必要があり、上司に相談したところ、当施設でこうした取り組みを立ち上げる計画があることを知りました。この取り組みのメンバーとして活躍したいと考えています。

この分野・仕事を選んだきっかけ

入学時は保育士を目指していました。1年の春に行った保育園実習の後に「一人の子どもに集中しすぎる」と先生から指摘されたことがありました。振り返ってみると一人の子どもに付きっ切りで対応していることが多く、「子どもたち全体をまとめることよりも、一人ひとりの子どもたちと向き合える福祉の現場の方が自分には合っている」と考えるようになりました。そこで、「福祉のスペシャリスト」としての学びを深めるため、幼児教育学科を修了後、専攻科へ進学。自分の強みを伸ばし、現在は子どもたちが社会や家庭へ戻るためのサポートを行い、保育と福祉の両面から子どもたちを支えています。

家庭環境のケアに根差したサポートをしていきたいと考えています。

学校で学んだこと・学生時代

子どもの心理について学びたいと考えていました。心理学の授業では、子どもが問題行動を起こす理由や背景を学生同士で考え議論します。答えは一つではないので悩むことも多かったのですが、授業を通して、自分の意見を根拠を持って伝える力、コミュニケーションスキルを身につけることができました。子どもたちの心に寄り添うことは簡単ではありません。一度のアプローチでうまくいかなくても、アプローチの仕方が間違っていたのではないか、対応の仕方を変えてみようと多角的に考えることが大切です。心理学を学んだことで自分を客観的に捉える習慣が身につき、落ち着いて対応できるようになったのだと感じています。

子どもたちの様子は細かく記録。日々の変化がわかりやすくなります。

永野 佑奈さん

児童養護施設 嘉麻学園勤務/幼児教育学科 児童福祉・心理コース 卒/2021年卒/幼児教育学科を卒業後、介護福祉士国家試験受験資格取得を目指すため、専攻科福祉専攻へ進学した永野さん。「実習は現場を知る一番の勉強の場。九州大谷短期大学ではいろんな施設で実習に参加する機会があり、たくさんのことが学べました。オープンキャンパスに参加して質問や見学を通して検討するのもお勧めです」とメッセージをいただきました。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…

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