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料理研究家という仕事を目指すには、家庭科に力を入れることをイメージするかもしれませんが、それ以外に学校の勉強や取り組みで役に立つものはあるのでしょうか。どのような勉強や経験をしていると、将来料理研究家として活動していくときに役立つのか見ていきます。
すべての経験・勉強がむだになることはない
学校の授業などは、その時点では将来どう考えても役に立たないと思うかもしれませんが、後になってその経験が役立つことは多いものです。中学・高校から大学にかけて学んだこと、例えば文章を書くこと、論文を書いたときに文献を調べた経験などは、今の仕事で原稿を書くときにとても役立っています。
勉強はもちろん、感受性が研ぎすまされている高校時代だからこそ、読書や絵画鑑賞、スポーツをしたり、自然を体感したり、心のアンテナを張り巡らせることが大事です。感受性が強いときに経験したことは、その人の人格形成にとって大きな影響があります。
また、中学、高校、大学など年齢を重ねてから同じ絵や本を見たり読んだりすると、印象が変わってくることがあります。
そうした経験をいくつも積み重ねていくことで、人間としての幅、奥行き、深みも増してくるはずですので、できる限りたくさんのことを経験してほしいと、話を聞いた料理研究家は提案しています。
自分のリミットを決めず人と違うことを恐れない
もし早い時期から将来の夢を定めているのであれば、可能な限り早い段階でその道へと進むことは、長い目で見れば有利に働くことが多いです。しかし、ずっと変わらず貫けるかどうか、というと難しい面もあります。
若いうちに目標を定めるのはいいことですが、考え方や目標が変わってしまう可能性もゼロではありませんから、若いときは自分の可能性を限定せず、常に可能性の扉を開いておくことは大切です。
そのために勉強や進学をすることは決してむだにはなりません。大学を出て仕事をしながら料理の学校に通う人もたくさんいます。少ない経験値でリミットを設けてしまうのは、とてももったいないことです。
人と違うことをしたり、目立つようなことをしたりするのには、少し勇気が必要ですが「人と違ってもいいこと」は知っておいてほしいと、ある料理研究家は言います。
人を傷付けないなど最低限の社会的なルールさえ守っていれば、人と違うことをするという行為を恐れないほうがいい面もあります。
料理研究家という仕事は、いつでもどこからでもはじめられるのがいいところの一つでもあります。さまざまな体験や経験をして、幅広い知識を得ることで人間としての魅力を高めれば、きっと生徒から支持される料理研究家になれることでしょう。
高窪美穂子
料理研究家。自身の体調維持のため、素材を目利きする知識と、健康的な食べ方を体現化した家庭料理教室を主宰し、無添加のシンプルおいしいレシピで人気となる。飲食店・企業用商品開発、レシピ連載等各種メディアでも活躍。食の知識・目利き力を体系化したオリジナルメソッド講座、レシピ創造思考等を可視化・言語化したオリジナルメソッド講座も主宰。著作に『ラクチン!お魚クッキング』(旭屋出版)、『おうちでできる天然おだし料理入門』(PARCO出版)ほか。オリジナル商品に「おだしマジック!粉鰹」など。
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