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料理研究家のズバリ!将来性は?

料理研究家のズバリ!将来性は?

料理研究家は、年々注目度・人気ともに高まりつつある職業です。その大きな要因としては、一般人がオリジナルレシピを広く公開できるブログの普及や、レシピ共有サービスの利用者増加などが挙げられます。例えば、自身のブログやSNSでレシピを発信するなかで人気が高まり、料理研究家としてのキャリアが始まったという人もいます。
少し前まで専業主婦だった人が、ちょっとしたきっかけで料理研究家として注目を浴びるようになるなど、料理が好きな人にとってあこがれのシンデレラストーリーが現実になる世界でもあるのです。レシピサイトもこれまで文字中心だったものが動画中心になるなど進化を続けているので、そういった変化に対応していくのもこれからの料理研究家に求められることかもしれません。
また、東京オリンピックの開催を控え、海外からの観光客に向けた「食」のおもてなしに料理研究家が一役買うことも期待されます。

食のブームのしかけ人になる

食にもトレンドがあり、それは社会の動きや人々の嗜好の変化に影響を受けます。
例えば、健康やダイエットを意識する人が増えてきたことで「糖質オフ」のレシピがブームになり、発酵食品の健康効果が注目された際には、古くから日本の食文化を支えてきた「麹」の効果が見直されました。
時代の流れをよく見極めながら自らトレンドを作っていくことが、料理研究家として名前を売るためには必要になるでしょう。一般の人が簡単に情報発信できる時代になり、インターネット上にもレシピが数多くあふれています。
そのなかで自分のレシピを選んでもらうためには、わかりやすさに加えて、人々の心を掴む目新しい提案が問われるともいえます。

動画レシピへの対応

これまでレシピを探す際には本や雑誌を見るのが主流でしたが、特に若者の間では無料のレシピサイトやレシピアプリを利用することが当たり前になりつつあります。
以前はテキスト+写真のサイトがほとんどでしたが、最近では動画レシピの人気と需要が拡大しています。その変化に対応することも、料理研究家としてのフィールドを広げていくためには必要なことだといえます。動画で情報をわかりやすく伝えるための工夫や、撮影・編集技術の取得も重要になってくるでしょう。

訪日外国人への対応

訪日外国人の間で、観光の一環として「日本食」を楽しむことがブームになっています。
チェーンの居酒屋などでもその需要に対応し、外国人向けのメニュー表示などが整備されているほどです。2020年の東京オリンピックの開催も決まり、今後ますます外国人観光客の増加が予想されるなか、「外国人観光客向けメニューの開発」は料理研究家にとって、1つのビジネスチャンスであるととらえることができます。
私たちが普段親しんでいる日本食でも、食文化の違う外国人にとっては馴染めないこともあるでしょう。さらに、イスラム教徒が宗教的な理由から口にできない食材を使用しない「ハラール料理」のニーズも高まっています。
このような背景から、世界各国の食の知識に長けた料理研究家の考案するレシピが各所で重宝されることになると考えられます。

人間性を磨く必要性

簡単にレシピを投稿できるサイトが増えたり、主婦の料理ブログの人気が高まっていたりと、最近は料理研究家として生計を立てている人には厳しい状態が続いています。
そんな情報過多な時代で生き残っていくためには、人としての魅力を磨くことが重要になってくるでしょう。消費者はそのレシピの背景にあるストーリーにも興味をもっているものです。
みんなにあこがれられる存在となり、「この人のレシピだったら」と信頼してもらえるよう、常に知識と内面を高め、ていねいな発信を続けることが大切になります。

倫理、モラルのある対応

インターネット上の無料レシピサイトは、毎日の献立に悩む人にとって救世主のような存在であり、日本中の食卓に革命を起こしました。
とはいえ、食物に関する専門的な知識がない人でもレシピを投稿できることによるリスクが指摘されているのもまた事実です。例えば、乳幼児に与えると食中毒を起こす危険性がある食材を離乳食として提案していたり、生食が禁止されている食材を使ったレシピを紹介していたり…。
正しい知識と、命にかかわる情報を扱っているのだという意識をもつことが、プロアマ問わず食にまつわる情報を発信する人に課せられる使命だといえるでしょう。

取材協力 料理研究家 西岡麻央

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