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パン職人の多くは「とにかくパンが好き!」という方が多く、休日もパン屋さんめぐりをしている方がたくさんいます。一方で「休日は一切パンのことを考えない」という方もいます。人により過ごし方は変わってきますが、ここではとあるパン職人の休日の過ごし方を紹介しましょう。
話題のパン屋さんを視察する
休日も、他のパン屋さんではどのようなパンが売られているのか、どのような内装やサービスでお客さんを魅了しているのかを視察しにいくことが多いと言います。もちろん、パンの味や焼き色、食感がやわらかいのかモチモチなのか、材料に旬な食材を使うのが流行っているなど細かくチェックしていきます。
SNSなどで話題になっているお店はもちろん、特にパンの業界誌や製粉会社などが主催している講習会には話題になっているパン屋さんの店主が登場することが多いため、講習会情報をチェックし、講師をよく勤めている店主がいる場合にはその店主が経営する店を見にいくこともあります。
他のパン屋さんの視察に出かける際には、そのエリアの他のパン屋さんを調べ、同時に複数の店を効率よく視察できるように工夫します。さらに、視察しにいくパン屋さんのおすすめの商品や製法も可能な限り調べてからいくようにしていると言います。そこまで調べることで、独自の製法やどういったことにこだわりパン作りをしているのか、そのルーツはどこから来ているのかを知ることにつながります。
パン屋さん以外でも流行をチェックする
視察するのはパン屋さんだけに限りません。パン屋さん以外のレストランも視察し、どのような食材が流行っているかをチェックし、パン作りに活かします。パスタやカレーといった、一見パン作りには関係のなさそうなメニューであっても、その風味をパンの味に活かしたり、ときにはパンの中に入れてしまい新たなパンを作ったりすることもあります。
最近では大手コンビニチェーンなどでも、流行の味や食感のものが売られているため、こまめにチェックするようにしていると言います。例えば、高級食パンやモチモチ食感のパンなどは、パン業界だけでなくコンビニのパンからもブームに火がつきました。コンビニ各社もパンの流行のリサーチに注力しているため、できるだけ最新の情報をチェックするようにしているパン職人は多くいます。
もちろん、パンやケーキなどを提供しているカフェも視察対象です。カフェやレストランなどを見にいく際には、できるだけキッチンの見える場所に席を確保し、厨房内をチェックします。厨房内でどのように料理人やパン職人が動いているのか、人員は何人くらいで役割分担はどのようにしているのか、提供までの効率のためにどこを削り、どこには時間をかけているのかなどテクニックを盗むようにしているのだそうです。
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