なりたい職業ランキング【高校生1150人に調査】1位は教員、2位は公務員
「将来、何になりたい?」と聞かれて、すぐ答えられる人もいれば、まだピンと来ない人もいるだろう。
「将来なりたい職業がある」と回答した高校生の男女1150人に希望する職業を聞いたところ、定番の仕事から今の時代らしい職業まで、多彩な選択肢が並んだ。そこからは、AIの進化や社会の変化を意識しながらも、高校生一人ひとりが「自分に合った働き方」や「大切にしたい価値観」を探している姿が見えてくる。
これから将来の職業や進路を考えるときのヒントとして、ぜひ参考にしてほしい。
※記事内のデータは、2025年11月に、高校生1150︎人に実施した調査(調査委託先は株式会社Lupe)によるものです。
※記事内のデータは、男性50%・女性50%の目標構成比となるようウェイトバック処理を実施しています(回収サンプル:女性868人/75.0%、男性282人/25.0%)。
目次
高校生のなりたい職業ランキングTOP20
\職業名をタップすると仕事内容や目指し方などが詳しくわかるよ/
1位 教師(小学校教諭・中学校教諭・高校教諭)14.0%
2位 公務員(国家公務員・高校教諭)12.5%
3位 パティシエ・調理師・管理栄養士 11.2%
4位 エンジニア・プログラマー 9.7%
5位 会社員 9.5%
6位 看護師・助産師・保健師 8.8%
7位 税理士・公認会計士 8.1%
8位 アイドル・俳優・モデル・芸人 6.4%
9位 デザイナー 6.0%
10位 理学療法士・作業療法士・視能訓練士・言語聴覚士 5.2%
11位 ゲームクリエイター 4.7%
12位 研究者 4.5%
13位 動物・畜産・水産に関する仕事 4.4%
14位 イラストレーター 4.3%
15位 保育士・幼稚園教諭 3.9%
16位 美容関連(ネイリスト・美容師・ヘアメイクアーティスト・エステティシャン)3.8%
17位 医師 3.6%
18位 薬剤師 3.4%
19位 診療放射線技師・臨床検査技師 3.1%
20位 建築士 3.0%
上位には「社会を支える、安定感のある」仕事がランクイン
具体的になりたい職業を尋ねたところ、1位は「教師」で、続いて「公務員」、「パティシエ・調理師・管理栄養士」、「エンジニア・プログラマー」、「会社員」、「看護師・助産師・保健師」と続いた。1位の「教師(14.0%)」、2位の「公務員(12.5%)」、6位の「看護師・助産師(8.8%)」は、いずれも社会を支える職業で、共通するのは、社会の役に立っている実感をもちやすいことと雇用が比較的安定していること。
物価高や将来の年金不安に加え、AIの進化によって仕事の形が変わりつつある今、「人にしかできない役割があり、長く安心して働けるか」を重視する高校生が増えていることが見てとれる。
デジタル時代らしい職業もランクイン
4位の「エンジニア・プログラマー(9.7%)」、9位の「デザイナー(6.0%)」11位の「ゲームクリエイター(4.7%)」など、パソコンやデジタル技術を使う仕事も人気だ。「実力があれば評価される」「自分のスキルで勝負できそう」「好きなことを仕事につなげられそう」といった点に魅力を感じる高校生も少なくない。AIが身近な存在になったことで、これらの仕事は「特別な人だけの職業」ではなく、AIを使いこなし、ものづくりに生かす仕事として現実的にとらえられるようになっている。一方で、これらは決して「楽そうに見える仕事」ではなく、上位にランクインしているのは、「大変そうだけど、挑戦してみたい」と前向きに考える高校生が多い表れともいえるだろう。
「夢」と「現実志向」のバランス
ランキング上位が堅実な職業で占められるなかで、「アイドル・俳優・モデル・芸人(6.4%)」も8位に入っている点も特徴的だ。簡単になれる仕事ではないが、「表現したい」「人前に立ちたい」「自分の個性を生かしたい」という強い思いをもつ人が一定数いることがわかる。
また、7位の「税理士・公認会計士(8.1%)」や12位の「研究者(4.5%)」からは、AI時代だからこそ、資格や専門知識を武器にしたいという意識が読み取れる。
5位の「会社員(9.5%)」は、仕事内容が一つに決まっていない分、社会に出てから役割を広げたり、変化に対応したりしやすい職業である。「まだやりたいことがはっきり決まっていない」「AIなど新しい技術とともに、自分の道を探したい」という人に支持されており、夢と現実のバランスを取りながら将来を考えている姿が浮かび上がる。
次に、1位から10位にランクインした職業の特徴について、高校生の声とともに紹介する。
1位「教師(小学校教諭・中学校教諭・高校教諭)」
教師は、学校で子どもや学生に知識や考え方を教え、成長を支える仕事だ。小学校、中学校、高校の教諭は、授業を通して学力を伸ばすだけでなく、進路や生活面の相談に応じ、子どもや保護者と信頼関係を築きながら将来へと導く役割を担う。小学校教諭になるには 中学校教諭になるには 高校教諭になるには
中学2年生のときに尊敬できる先生に出会い、自分もなりたいと思った。(男子)
ずっと自分にとってとても身近な職業であり、あこがれを抱いていたため。(女子)
2位「公務員(国家公務員・地方公務員)」
公務員は、国や自治体などの公共機関で働き、社会のしくみを支える仕事だ。国家公務員は、法律や制度づくり、国全体にかかわる政策の運営を担い、地方公務員は、行政サービスの提供や地域の安全、福祉、教育などを通して人々の暮らしを支える。いずれも社会全体に貢献する重要な役割をもつ。
国家公務員になるには 地方公務員になるには
3位「パティシエ・調理師・管理栄養士」
食を通じて人々の健康を支え、喜びや特別な瞬間を演出する専門職。パティシエは洋菓子店・ホテルでケーキ・チョコ・焼き菓子などを製作。調理師はレストラン・病院などでおいしい料理を作り、管理栄養士は病院・学校で栄養献立作成、食事指導、アレルギー対応などの専門業務を展開。創造性・体力・衛生スキルが求められる食のプロだ。パティシエになるには 調理師になるには 管理栄養士になるには
学校や家で調理をするなかで仕事にしていきたいと思ったから。(女子)
食べることと作ることが好きだから。(女子)
4位「エンジニア・プログラマー」
コンピューターを使ってアプリやシステムを開発する仕事だ。スマホアプリや、企業の業務システムなどを設計・構築し、課題を解決する仕組みを作る。IT技術は日々進化するため学び続ける姿勢が求められるが、自分の作ったものが多くの人の生活を支える点に大きなやりがいがある。システムエンジニアになるには プログラマーになるには アプリケーションエンジニアになるには
5位「会社員」
民間企業で働く人全般を「会社員」と呼ぶ。営業、商品企画・開発、広報、経理、一般事務など、業種や職種によって仕事内容は大きく異なり、自分の適性や興味に応じて役割を変えられるのが特徴。組織の一員として協力しながら成果を出し、スキルアップで昇進・転職の機会も広がる。営業になるには 商品企画・開発になるには 広報になるするには 経理になるには 一般事務になるには
将来、自分に合った仕事を選べると思ったから。(女子)
会社員が主人公のドラマを見て、自分もあんなふうに働きたいと思った。(男子)
6位「看護師・助産師」
看護師・助産師は、医師と連携しながら患者や妊産婦のケアを行う医療の専門職だ。看護師は病気やけがのある人の治療や日常生活を支え、助産師は妊娠・出産・産後まで母子をサポートする。看護師と助産師の両方の資格を持っている人も多い。看護師になるには 助産師になるには
医療関係の仕事に就いている身内が多くて、何となくあこがれた。(女子)
7位「税理士・公認会計士」
税理士/公認会計士は企業や個人の財務・税務を専門的に支える資格職。税理士は税務申告の代理・書類作成・相談を業務とし、節税アドバイスや税務調査対応でクライアントの負担を軽減。一方、公認会計士は財務諸表の監査・証明が主で、企業の会計適正性を保証し、コンサルティングも担う。両方の資格を持つことも可能。税理士になるには 公認会計士になるには
8位「アイドル・俳優・モデル・芸人」
エンターテイメント業界で活躍する華やかな職業。歌やダンス、演技、ファッションショー、コントなどで観る人を楽しませ、SNSやメディアを通じてファンを魅了。オーディションやレッスンからスタートし、人気が出れば大きな影響力と収入を得られる。クリエイティブな才能を発揮できるのが魅力。アイドルになるには 俳優・役者になるには タレント・モデルになるには 芸人・お笑いタレントになるには
あこがれのアーティストがいて、自分もなりたいと思ったから。(女子)
9位「デザイナー」
デザイナーは、色や形、文字などを工夫し、情報やイメージを分かりやすく伝える仕事だ。広告、商品、Web、ファッションなど活躍の場は幅広く、目的や使う人を考えながらデザインを形にする。センスだけでなく、発想力や相手の意図をくみ取る力も求められる。グラフィックデザイナーになるには WEBデザイナー・クリエイターになるには エディトリアルデザイナーになるには
10位「理学療法士・作業療法士・視能訓練士・言語聴覚士」
医療や福祉の現場で、身体や感覚、コミュニケーションの回復を支える専門職だ。けがや病気、障がいのある人に対し、リハビリや訓練を通して日常生活や社会復帰を助ける役割を担う。「理学療法士」は、運動やリハビリを通して歩く・動くといった基本的な身体機能の回復を助け、「作業療法士」は、食事や着替えなど日常生活動作や社会生活に必要な力を高める支援を行う。「視能訓練士」は、視力や視野、目の動きに関する検査や訓練で見え方の改善を支え、「言語聴覚士」は、話す・聞く・飲み込むといった機能の訓練を通して、円滑なコミュニケーションを支援する。
理学療法士になるには 作業療法士になるには 視能訓練士になるには 言語聴覚士になるには
男子高校生のなりたい職業ランキングTOP10
\職業名をタップすると仕事内容や目指し方などが詳しくわかるよ/
1位 教師(小学校教諭・中学校教諭・高校教諭) 16.7%
2位 公務員(国家公務員・高校教諭)16.0%
3位 エンジニア・プログラマー 14.9%
4位 会社員 11.3%
5位 税理士・公認会計士 8.5%
6位 パティシエ・調理師・管理栄養士 8.2%
7位 ゲームクリエイター 7.4%
8位 アイドル・俳優・モデル・芸人 6.4%
8位 研究者 6.4%
10位 デザイナー 6.0%
上位は「社会を支える仕事」と「技術職」
男子高校生のなりたい職業の上位3位は、「教師(16.7%)」「公務員(16.0%)」「エンジニア・プログラマー(14.9%)」だった。1位と2位の順位は高校生全体のランキングと同じだが、いずれも男子のほうが割合が高く、社会を支える役割や、専門性を身につけて働くことを重視する傾向がより強く表れている。なかでも「エンジニア・プログラマー」は、高校生全体では9.7%だが、男子では約15%まで伸びている。AIやIT技術が急速に進化するなかで、「これからの時代に必要とされるスキルを身につけたい」「技術を武器に、実力で評価されたい」と考える高校生が増えていることが背景にあるようだ。
「会社員」「資格職」を現実的な選択肢としてとらえている
4位の「会社員」、5位の「税理士・公認会計士」からは、将来の不確実性が高まる時代だからこそ、組織のなかで経験を積んだり、資格や専門知識によって自分の立場を固めたいという意識がうかがえる。AIの導入によって仕事の形が変わっても、「人にしかできない判断」や「専門知識」が強みになる職業に注目が集まっているようだ。また、6位には食にかかわる職業が並び、健康や食といった分野でも専門性を生かした仕事への関心が高まっている。
「好きなことを仕事に」志向が強い職業も続々と
7~10位には、クリエイティブ志向と自己表現志向が色濃く表れた「ゲームクリエイター(7.4%)」「アイドル・俳優・モデル・芸人(6.4%)」「研究者(6.4%)」「デザイナー(6.0%)」がランクインした。AIが制作や研究を支える場面が増えている一方で、「自分の発想や表現で勝負したい」「好きな分野を深く追求したい」という思いは、男子高校生の間でも根強い。
堅実さと挑戦志向、その両方を意識しながら進路を考えている点が、AI時代を生きる男子高校生の職業観の特徴と言えるだろう。
女子高校生のなりたい職業ランキングTOP10
\職業名をタップすると仕事内容や目指し方などが詳しくわかるよ/
1位 パティシエ・調理師・管理栄養士 14.2%
2位 看護師・助産師 12.9%
3位 教師(小学校教諭・中学校教諭・高校教諭) 11.4%
4位 公務員(国家公務員・高校教諭)9.0%
5位 会社員 7.7%
6位 税理士・公認会計士 7.7%
7位 アイドル・俳優・モデル・芸人 6.5%
8位 デザイナー 6.0%
9位 理学療法士・作業療法士・視能訓練士・言語聴覚士 5.9%
10位 美容関連(ネイリスト・美容師・ヘアメイクアーティスト・エステティシャン)5.9%
1位は「食」と「健康」にかかわる仕事
女子高校生のなりたい職業ランキングの1位は「パティシエ・調理師・管理栄養士(14.2%)」。食は毎日の生活に直結し、健康や楽しさにも深くかかわる分野である。AIや自動化が進むなかでも、人の体や暮らしに寄り添う仕事として、「好きなことを、誰かの役に立つ形で仕事にしたい」という思いが支持を集めていると考えられる。働きやすさや安定性も重視する高校生
「教師(3位・11.4%)」、「公務員(4位・9.0%)」、「会社員(5位・7.7%)」といった職業が上位に並ぶ点は、男子高校生ランキングと共通している。将来の働き方が多様化するなかで、女子高校生もまた、長く働き続けやすい環境や安定性を意識し、現実的な視点で進路を考えている様子がうかがえる。AIが仕事の進め方を変えても、教育や行政といった分野の重要性は変わらないと考えられているのだろう。医療・福祉系の仕事も人気
2位に「看護師・助産師(12.9%)」、9位に「理学療法士・作業療法・視能訓練士・言語聴覚士(5.9%)」といった医療・福祉の専門職がランクインしている。人の命や生活を直接支えるこれらの仕事は、AIが発達しても人のかかわりが欠かせない分野であり、「人の役に立ちたい」「感謝されることにやりがいを感じたい」という気持ちが、女子高校生の志向として強く表れている。美容分野への関心が高い
男子ではランキング外だった「美容関連(ネイリスト・美容師・ヘアメイク・エステ)(5.9%)」といった美容にかかわる仕事もランクイン。AIやデジタル技術がデザインや提案を支援する場面が今後増える可能性がある一方で、最終的な表現や人とのコミュニケーションには人の感性が欠かせない。自分のセンスや個性を生かし、表現できる仕事に魅力を感じる女子高校生が多いことがうかがえる。なりたい職業をみつけた時期と理由は?
なりたい職業を「いつみつけたのか」、そして「なぜその職業を選んだのか」をデータから見ていこう。■なりたい職業をみつけた時期は?
★男子 ⾼校1年⽣(21.3%) 中学3年⽣(19.5%) ⾼校2年⽣(13.1%) 中学2年⽣(10.3%) ⾼校3年⽣(9.6%)
★女子 ⾼校1年⽣(21.3%) 中学3年⽣(18.7%) ⾼校2年⽣(16.2%) 中学2年⽣(13.0%) ⼩学⽣の⾼学年(9.3%)
なりたい職業をみつけた時期は「高校1年生」がピーク
男女共に「なりたい職業をみつけた時期」のピークは高校1年生で、21.3%と最も多かった。高校入学をきっかけに、教科や進路の選択肢が広がり、「自分は将来どうなりたいのか」を具体的に考え始める高校生が多いことがわかる。
次に多いのは中学3年生で、男子19.5%、女子18.7%。高校受験や進路選択といった節目の時期が、将来の仕事を意識するきっかけになっているようだ。
注目したいのは、女子では「小学生の高学年(9.3%)」がランクインしている点である。男子に比べて、やや早い段階から将来の仕事を意識し始める傾向が見て取れる。
一方、男女共に「高校3年生」でみつけたという割合は1割未満にとどまっている。進路が迫る直前にあわてて考えるのではなく、比較的早い段階から方向性をもち、情報収集を進めている高校生が多いと言えそうだ。AIやITによって仕事の形が変わりやすい時代だからこそ、「早めに考え、柔軟に修正する」姿勢が広がっているとも考えられる。
■なりたい職業を選んだ理由は?
1位 その仕事内容⾃体に興味や関⼼がある、好きだから。 33.8%
2位 ⼈の役に⽴ちたい、よろこばせたいから。 24.9%
3位 ⾃分の得意なことや能⼒を生かせると思うから。 23.2%
4位 安定している(倒産しにくい、将来性がある)仕事だと思うから。 13.3%
4位 給料や収⼊が⾼い仕事だから。 13.3%
6位 創造性を発揮したり、⾃由に表現したりできる仕事だから。 10.0%
7位 ⾃分⾃⾝を成⻑させ、レベルアップできる環境だと思うから。 9.9%
8位 社会の課題を解決したい、変えたいから。 8.0%
9位 まだ世の中にない新しいもの(製品、サービスなど)を⽣み出したいから。 5.4%
9位 その職業を通じて、特定の資格や地位を得たいから。 5.4%
11位 働く時間や場所を⾃由に選べる、プライベートとの両⽴がしやすいから。 4.3%
12位 知名度や社会的評価が⾼い職業だから。 3.7%
「好き」「興味がある」がすべての出発点!
「なりたい職業を選んだ理由」の1位は、「その仕事内容自体に興味や関心がある、好きだから。」(33.8%)で、3割を超えた。これは男女共通の傾向であり、「イメージ」や「肩書き」ではなく、実際にどんな仕事をするのかという中身を重視していることがわかる。
AIが多くの仕事をサポートしたり、代替したりする時代においても、「自分が興味をもてるか」「続けたいと思えるか」が、進路選択の最も重要な基準になっているようだ。
「人の役に立つ」「自分の強みを生かす」も上位
2位の「人の役に立ちたい、よろこばせたいと思うから。」(24.9%)、3位の「自分の得意なことや能力を生かせると思うから。」(23.2%)が僅差で続く。単なるあこがれではなく、「誰かの役に立っている実感」や「自分らしさを発揮できるか」を、仕事選びの軸にしている高校生が多いことが読み取れる。
「安定」や「収入」は重視されているが、最優先ではない
4位には同率(13.3%)で「安定している(倒産しにくい、将来性がある)仕事だと思うから。」「給料や収入が高い仕事だから。」が並んだ。「好き」「やりがい」をまず重視し、そのうえで「安定性」「収入」といった現実面を考えている姿勢がうかがえる。
また、「創造性を発揮したり、自由に表現したりできる仕事だから。」(10.0%)、「自分自身を成長させ、レベルアップできる環境だと思うから。」(9.9%)を挙げた人も約1割にのぼり、「納得した仕事に就いたうえで自己実現を目指したい」という意識も強いようだ。
「社会の課題を解決したい、変えたいから。」や「まだ世の中にない新しいもの(製品、サービスなど)を生み出したいから。」という理由はランキング的には下位にあり、段階的に理想や目標を考えている姿勢もうかがえる。
肩書きや知名度より、自分が納得できるかが大事
「知名度や社会的評価が高い職業だから。」という理由は最下位で3.7%。「有名だから」「すごそうだから」という理由で職業を選ぶ高校生は少ない。
AIやSNSで情報があふれる時代だからこそ、「他人からどう見られるか」よりも、「自分が納得できるか」「自分に合っているか」を重視する価値観が今の高校生のなかでしっかりと根づいていると言えそうだ。
将来に向かって走り出そう!
「将来なりたい職業」は今すぐ決めなくても大丈夫だ。このランキングをきっかけに「自分は何を大事にしたいのか」「何に興味があるのか」「どんな場面でやりがいを感じるのか」を考えること自体が、進路選びの大きな一歩になる。AIの進化によって、仕事の形や求められるスキルはこれからも変わっていく。だからこそ大切なのは、特定の職業名にこだわることよりも、「自分はどんなことにワクワクするのか」「どんな力を伸ばしたいのか」を知ることだ。興味や得意なことがはっきりしていれば、時代の変化に合わせて進路を選び直すこともできる。
高校生の段階では、まだ出会っていなかったり、イメージできなかったりする仕事もたくさんある。AIを活用する新しい職業や、これから生まれる仕事も少なくない。「探しながら進む」という気持ちで、情報を集め、体験し、少しずつ視野を広げていこう。
焦る必要はない。自分なりに考え、納得しながら選んだ進路は、きっと将来につながる。前向きな一歩を、今ここから踏み出してほしい。
文/笠原恭子 構成/スタサプ編集部(2026年1月更新)
※記事内のデータは、2025年11月に、高校生1150︎人に実施した調査(調査委託先は株式会社Lupe)によるものです。
※記事内のデータは、男性50%・女性50%の目標構成比となるようウェイトバック処理を実施しています(回収サンプル:女性868人/75.0%、男性282人/25.0%)。
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