料理コンテストで日本一になった下國シェフが先生として教えていることを知り、札幌ベル製菓への進学を決めた檜垣さん。在学中に専門調理師の資格試験にも挑戦したいと話す檜垣さんから学校生活について聞きました。
国内外で活躍するシェフが来校し、食や調理法に関する話をしたり、実際に調理する姿を見せてくれる「特別授業」は、プロとしてのあり方を学べる貴重な機会です。「何のために作るのかを追求することが大切。作ることに意味を持たせることで仕上がりが違ってくる」といった話を聞き、料理に対する価値観が変わりました。普段の実習でも経験豊富な先生が包丁の使い方など、基礎から教えてくれるのでしっかりと技術が身につきます。
タッチパネル式のコンベクションオーブンなど、プロ仕様の設備を初めて見たとき、「これを使えるんだ!」と感動したことを覚えています。1階には学内店舗「ベルズキッチン」があり、ここで「学内店舗実習」が行われます。実際にお客さまの口に入る料理を作り、提供することに身が引き締まる思いをした経験はプロを目指すうえで必ず役に立つはず。メニュー作りから販売まで、自分たちで考えて進めるため、得るものの多い実習です。
札幌ベルの「学生プレス」は学生による活動組織で、オープンキャンパスの運営に携わっています。AO入試のために根室から札幌へ来た際、学生プレスの先輩から温かいことばをかけられたことがきっかけで、メンバーの一員になりました。オープンキャンパスに参加した高校生の対応をはじめ、高校生に向けた模擬授業の講師を担当。初対面の人と話すことも苦ではなくなり、人としても一歩前進できたことを実感しています。