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私立大学/岡山

カワサキイリョウフクシダイガク

こんな先生・教授から学べます

診療情報の正確な分類をめざしシステム開発に取り組む先生

医療情報学
医療福祉マネジメント学部 医療情報学科
渡邊 佳代教授
先生の取組み内容

診療情報の標準化に関する研究として、わが国のICD-11(国際疾病分類)コーディング導入に向けたガイドシステムの開発に取り組んでいます。公的統計を疾病や傷害、死因別に表示する場合の基準として「疾病、傷害及び死因の統計分類」が定められていますが、その分類は世界保健機関(WHO)が定める「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)」に準拠して作成・変更されています。ICD-11とは、病名コードの一覧であったICD-10から、疾病概念を含む、臨床現場に即した情報体系へと進化したもので、臨床研究や医療政策立案への活用が期待されています。このICD-11における、新しい概念やルールに適応するコーディングに対応したガイドシステム開発を通じて、コーディングの精度向上とICD-11の活用の幅を広げたいと考えています。

病名はもちろん「患者の状態」を正しくコーディングすることで、正確で精密な分析結果を得ることができます

授業・ゼミの雰囲気

研究成果を学術大会の学生セッションで発表。高い専門性を養うとともに、人を思いやる心と優しさを育む

医療情報関連教育や、医療現場で必要と考えるシステム開発に関する研究に取り組む渡邊ゼミ。ゼミ生は毎年「日本診療情報管理学会学術大会」で発表を行い、2017年から3年連続で受賞するなど活発な活動が特徴です。また、取り組みの一つとして川崎医科大学附属病院の院内学級で行われるボランティアも独自のもの。入院治療のストレス緩和や復学支援をはじめ、年1回催される「絵画展覧会」は全国の院内学級の児童・生徒から絵画を広く募集し行われます。開催内容や実施方法は改良が重ねられ、先輩から後輩へと受け継がれています。

がん登録に関するe-learning教材の作成など、診療情報管理に寄与する取り組みを学術大会で発表

キミへのメッセージ

広くアンテナを張ってさまざまな情報に触れ、考えることを意識しましょう

情報は常に更新されます。情報をいち早く捉え、変化に対応する力は今後ますます必要とされることでしょう。日頃からアンテナを広く張り、収集した情報に対して考える習慣をつけることが今後の学びに活きてきますよ。

もともとは小学校教諭志望だったという渡邊教授。学生一人ひとりに対するきめ細かな指導が魅力です

渡邊 佳代教授

専門分野/医療情報学
略歴/香川大学教育学部を卒業後、教員となるためにさらなる学びを求めて川崎医療福祉大学 医療技術学部医療情報学科(現:医療福祉マネジメント学部医療情報学科)で研究補助員として教員・学生支援に携わる。その傍ら通信制大学院で学び、修了後は旭川荘厚生専門学院講師となった。2009年、川崎医療福祉大学 医療福祉マネジメント学部医療情報学科に講師として着任、現在に至る。博士(医療情報学)。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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