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電車運転士が仕事に就くとき悩んだことは?

電車運転士が仕事に就くとき悩んだことは?

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電車運転士を目指す人の多くは電車が好きな人が多いと思います。しかし、好きだからというだけでは、プレッシャーの大きい電車運転士の仕事を選ぶことはできないでしょう。ここでは、ある電車運転士が仕事に就くときにどのようなことを考え、電車運転士の道を選んだのかを紹介します。

消せないテストを一人で解き、満点を取らなければいけないプレッシャー

消せないテストを一人で解き、満点を取らなければいけないプレッシャー

電車運転士には運転以外にも業務がたくさんあります。車両故障、事故の初期対応、事後対応、そして異常時の処置・出入庫点検・電車の運転などです。そのほとんどが実は孤独な仕事ですし、決断することが求められます。
もし運行中に列車が壊れてしまったら、電車運転士はたった一人で故障を直さないといけません。万が一その故障が直せないものであるならば「直せない」という判断をくだし、指令員に連絡し指示を仰がなければなりません。もちろん、同じ列車には車掌も同乗していますが、車掌だけで判断はできません。ワンマン列車に乗車していれば乗務員は自分一人です。
そのため、電車運転士の判断力にすべてがゆだねられているといっても過言ではありません。時には、一瞬の判断ミスが命取りになります。まるで「消しゴムでは消せないテストを一人で解き100点満点を取らなければいけない」という状況であり、プレッシャーの毎日です。そういった仕事が自分にできるのかという不安はずっとありました。
さらに、電車運転士の仕事は1分1秒が大切な時間との闘いであり、自分との闘いです。1秒がたくさん積み重なることで電車の遅延につながってしまうため、秒単位で時間を意識しなければなりません。そうした完璧な運転を維持し続けるために、体調管理を徹底しなければならないことへの不安もありました。

電車が好きな少年だった電車運転士が願う「夢の連鎖」

そもそも私が電車運転士を目指したのは、小学校4年生のころのできごとがきっかけでした。両親は電車が大好きだった私を電車でいろいろなところに連れて行ってくれていたのですが、あるとき乗車した列車の車掌さんが「君は電車が好きなんだね」と声をかけてくれたのです。その時、電車の運転の楽しさや素晴らしさを目の当たりにし、自分も電車の運転士として活躍したいと強く願うようになりました。
とはいえ、あこがれだけではたどり着けない厳しい道のりでもありました。理数系の科目が決して得意ではありませんでしたので、大人になってからではありますが塾に通ったり、得意な人に教えてもらったりして学び直すことに苦労しました。電車運転士になれた今、私と同じように願う子どもたちのために「夢の連鎖」をつないでいけるようになりたいです。

取材協力

井上 直樹(電車運転士)

1984年愛媛県松山市出身。専門学校卒業後、駅員として都内の鉄道会社に入社。 甲種電気車操縦者運転免許を取得し、運転士を10年勤める。 人事異動で駅員に戻り、現在駅長としても勤務している。 また鉄道会社に勤務する人達と共に勉強会を開催している。

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