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家具職人の1日のスケジュール

家具職人の1日のスケジュール

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家具職人には主に、家具メーカーや工房に勤務する、独立して自分の工房で仕事をする、といった働き方があります。一例として、家具メーカー・工房で働く家具職人のタイムスケジュールを紹介します。また、独立して仕事をする家具職人は、どのようなスケジュールで働いているのか見ていきましょう。

家具メーカーや工房などに勤務する家具職人の1日

家具メーカー・工房で働く家具職人の平均的な1日は、出社して退社するまで家具制作の作業が中心となります。そのほか、作業の合間にデスクワークをしたり、打合せをしたりすることもあります。
また、作業を長時間続けると事故やミスが発生しやすくなるため、午前と午後に短時間の休憩タイムを入れている会社が多いようです。

8:00
出勤。工具類・機械の手入れや作業の準備をします。
8:30~
ミーティングで今日の作業確認を行った後、午前の作業開始。
10:00~10:10
午前の休憩。10分間のブレイクタイムで、作業の手を止めて一息いれます。
10:10~
ふたたび作業開始。作業の合間に、家具の設計・デザインといったデスクワークや、クライアントと打合せをすることもあります。
12:00
お昼休み。ランチを食べて、仲間と談笑しながら休憩します。
13:00~
午後の作業開始。午前中と同様、作業の合間にデスクワークや打合せをすることも。
15:00~15:10
午後の休憩。
15:10~
ふたたび作業開始。
17:00
作業終了。終業ミーティングで、今日の作業内容について報告・情報共有します。
17:30
工具類・機械の手入れや作業場の清掃をして帰宅。

独立して自分の工房で仕事をする家具職人の1日

独立して自分の工房で仕事をする家具職人の1日

普段は9時前後に作業を開始し、打合せなどで外出しない日は、1日中、工房内で作業を行います。通常、複数の家具を同時進行で制作しますが、ある程度まで進めたところで数日間寝かせておく部材や家具もあります。そのため、制作中の家具一つひとつの作業工程や進み具合などをつねに把握し、今日は何をするのか段取りを組んでおきます。
1日の作業を終えて帰宅する時間も、日によって異なります。作業が立て込んでいる日や、集中して一気に仕上げたい家具があれば、夜遅くまで工房で作業することもあります。一方、18時前後に作業を終了して早めに帰宅した日は、自宅で新しい家具のデザインを考えたり、経理などの事務業務をしたり、深夜近くまでデスクに向かいます。
また、作業の合間にクライアントとの打合せや営業、木材の買い付けなどで外出することもあります。こうした外回りの仕事は、効率よく動けるようにスケジュールを組んで、1日に集中させるなどの工夫も。外出中は作業が中断することになるので、いかに時間の合間を有効に使い、家具制作に支障が生じないよう調整するかが重要となります。
このように独立して働く家具職人の場合、その日によって作業の内容や動き方が違ってくるため、日々のスケジュール管理を徹底することも仕事の一つといえそうです。

取材協力

伊藤 洋平

1996年より英国にて家具のデザインと制作を学ぶ。帰国後、2004年に伊藤家具デザイン設立しオリジナル・注文家具のデザインと制作を始める。2010年より本格的な家具デザインと制作技術を学べる「八王子現代家具工芸学校」を開校。ものつくり大学・日本工学院八王子専門学校非常勤講師、八王子市観光PR特使。

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