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インテリアデザイナーになるために今から役立つ経験

インテリアデザイナーになるために今から役立つ経験

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デザインに関係するものとして学校で学べる科目としては、美術やCG作成などに力を入れておきましょう。また、残業が多い職種でもあるため、体力はある程度必要です。部活動やスポーツなどで鍛えておきましょう。そのほか、経験をしておいたほうがよいことについて、あるインテリアデザイナーに聞きました。

理系に強くなり、美術を学んでおく

建築は理系なので、物理や数学は得意なほうがよいでしょう。インテリアデザイナーになるために、多くの人は大学や短大で建築系や美術系の学科で学んでいます。建築系であれば、建築学科や建築デザイン学科などで、美術系の場合はデザイン学科、芸術学科などです。インテリアの専門学校でもインテリアデザイン学科、建築CGデザイン学科などが設定されています。
あるインテリアデザイナーは、理系の考え方と美術的な力は必須だと言います。お客さまの前で完成予想図となるパースを描く必要があるからです。パースは透視図のことで、建物などの空間のイメージをわかりやすく伝えるために立体的に表現するものです。打ち合わせの最中に、イメージを伝えるためにも「こんな感じです」とさらさらとスケッチできないと伝えたいこともうまく伝わりません。時間があればCGを作ることもありますが、打ち合わせをしながらさっと描けたほうが楽だし便利で早いそうです。

CG作成の技術は商業デザインを手がけるなら必要

CGを作るのは、担当するのが個人ベースか、大きなプロジェクトかにもよります。たまに、カタログの仕事などで CGが必要なときには、CG作成会社に指示するためにパースを描きます。自分でCGを作るのではなく作ってもらうための下地としてパースを描くのです。いまどきは、中途半端なCGを作ると逆に不格好に見えてしまうからです。世の中には立派なCGがたくさんあって、お客さまはそれを見慣れているので中途半端なCGを作るぐらいなら手描きのパースのほうがいいのだそうです。
きれいで精巧なCGを作るのはお金がかかります。例えばディベロッパーで予算があって広告宣伝費が取れているという場合はお金をかけてCGを作りますが、個人のお客さまのプロジェクトで CGを作るとコストと収入が見合わなくなってしまうので、基本的にはそこまでのものは作りません。
ただ、一般のお客様は手書きのパースでも問題ありませんが、商業デザインとして店舗を手がけるのであれば手早くCGが作れて当たり前というオフィスもあります。インテリアデザイナーとして、商業デザインを目指す場合はCGが作れるほうが有利です。外注する場合でも自分で作れたほうが少なくとも的確な指示ができるからです。

体力づくり、コミュニケーション能力を磨くこと

インテリアデザイナーはデスクに向かって設計図を書いていると思われがちなため、体力が必要なイメージがないかもしれませんが、クライアントとの打ち合わせなどで相手にあわせなければならないことや夜間の作業もあるため、仕事の時間が不規則になりがちです。また、デザインに夢中になりすぎてしまい残業になることも少なくありません。タフであることが求められるので学生時代から基礎体力をつけておきましょう。どんな仕事をするにも体が資本ですが、デザインやセンスだけではなく、最終的にはスタミナと精神力がある人が生き残るそうです。
また、仕事ができる限度を見極めることも大切です。デザインや建築の仕事は正解がなく終わりがない仕事なので、どうしてもやり過ぎてしまう傾向があります。自分の体力の限界はどこなのかということを知っておくと、体を壊したりしなくて済みます。
さらに、お客さまを相手にニーズは何かを探る仕事でもあるため、コミュニケーション能力やコンサルティングスキルが必要です。接客業のバイトを経験しておくと人と触れ合うことに慣れるでしょう。クライアントには年配の人もいるので、いろいろな年代の人と触れ合える機会をもつことができるボランティア活動も有効です。

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